はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。今回は整骨院(当院)で行なう事ができる「骨折」の施術とリハビリを紹介します。
小川鍼灸整骨院は大阪市の平野区と生野区にまたがる地域でおすすめの整骨院、あなたにいちばん近くの整骨院を目指しています。
足首の骨折について
足首の関節は、腓骨と脛骨、それに距骨という3つの骨で構成されています。
これらの骨が関節としてうまく働くために靭帯でつながっています。
腓骨や脛骨が骨折する際には、それらの靭帯も一緒に損傷されることがありますし、
腓骨と脛骨が同時に骨折することもありますし、腓骨と脛骨の骨折する場所も様々です。
これらの複雑な骨折は力の加わり方から、どこが骨折していて、どの靭帯が傷ついているのかがだいたい予測することができるとされています。
しかし最終的には医師の診察を受けて画像で骨折や靭帯損傷の合併を確認する必要があります。
足首の骨折は軽症から重症まで様々です。重症では手術が必要ですし、軽症でも後遺症のことを考慮してしっかりした固定が無難なこともあります。
体の下の方にある足首(足関節)は、全身の体重を受けますので、骨折後の後遺症も残りやすいです。
だからしっかりと治療する必要があります。
自然経過
足首(足関節)の骨折は、全身の体重がかかるためにしっかりと治すことが重要になります。
骨折や靭帯損傷によって関節の角度が変わって、関節への体重のかかり方が変化してしまうと、後の痛み(後遺症)につながることがありますので注意が必要です。
この方は元々両側の扁平足でしたが、左側の足首の骨折によって、足関節の角度が変わって慢性的な痛みが続いています。
治療
まずは後遺症が残りそうな骨折タイプか、そうでない骨折タイプか、もし後遺症が残りそうならどのような対策が必要になるのかを早いうちから理解しておくことが、後の治療に重要です。
整形外科の先生の意見をしっかりと聞きましょう。
基本的には骨折のタイプによって手術かギプス固定になります。固定期間も骨折のタイプや年齢などにもよりますが概ね1ヵ月程度です。もちろん、手術をしてもその後にギプスで固定します。
治療として最も重要なことは、元のように歩ける生活を取り戻すことです。
そのためには後療法(リハビリ)が必要です。
当院での施術
患者さんの多くは
「手術が終わればすぐに歩ける様になる」とか、
「ギプスがとれるとすぐに歩ける様になる」と
お考えのようです。でも、実際にはそうではありません。もとの生活に戻るための施術(リハビリ)が必要になります。当院では主に、固定後の後療法(リハビリ)を行います。
手術の後やギプス固定の後に関節は拘縮を起こします。拘縮とは関節が動かなくなってしまうことです。
当院では関節の拘縮に対してオイルマッサージを行いながら、関節の動く範囲を広げていくようにします。
そして、関節がどれぐらい動くようになったのかを評価していきます。
また、足首は体を縦に支えるためのバランス感覚のためのセンサーとしても働きますが、骨折や拘縮があればそのセンサーの働きが鈍ってしまいます。
だから、リハビリをしっかりと行い、その感覚を取り戻します。
バランス感覚を取り戻すためには、指をしっかりと動かすことも有効です。
もちろん、筋力も低下しますので、筋力トレーニングも行います。
時間がかかることもありますが、多くの方は当初あった腫れやむくみがちいさくなり、しっかりと歩けるようになっておられます。
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遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。
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費用:7000円/40分(対面・リモート共)
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現在、令和3年2月末日まで
リモートは2500円/40分、
対面は3000円/40分
となっております。
おわりに
大阪市の平野区、生野区界隈で、足首の骨折による痛み、治療についてお困りの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。
鍼・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法も骨折後に長引く痛みの施術に応用していています。
当院は大阪市の平野区と生野区の境目にある加美北地区、地下鉄(大阪メトロ)千日前線南巽駅1番出口から徒歩1分のところにある整骨院です。北巽駅ではなく南巽駅ですのでどうぞお間違えなくご来院ください。
当院の患者さんは、平野区、生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などから来院されています。
執筆担当は小川でした。
http://www.korikori.com/staff/
当院はコロナウイルス感染に対応中です。「3つの密」に対する対策をしっかりと行っています。
http://wwwkorikori.com/blog/covid-19info/
参考文献
當銘 保則 他):当院における足関節果部骨折の治療成績.整形外科と災害外科, 55 巻 2 号 p. 218-221、2006 .
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nishiseisai/55/2/55_2_218/_pdf/-char/ja
原慎太郎 他):足関節果部骨折の治療成績.整形外科と災害外科,62 巻 2 号 p. 376-381,2013 .
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nishiseisai/62/2/62_376/_pdf/-char/ja
https://www.tandfonline.com/doi/pdf/10.3109/17453678008990784?needAccess=true