冷え性・足のむくみに関する主な疾患名
下肢静脈瘤・リンパ浮腫(かしじょうみゃくりゅう・りんぱふしゅ)
病態:足のむくみは足から重力に逆らって心臓に向かう静脈血の液体成分が、血管から皮下組織にしみ出てしまう状況をいいます。原因は腎臓病による体液濃度の変化や心臓のポンプ作用の低下、長時間の立ち仕事などです。体液の濃度に変化が見られると、血液の液体成分は血管の外に出て行きますし、心臓の力が弱ってしまうと重力に逆らって心臓に血液を返すことができなくなり、長時間血管の中に留まった血液の液体成分は外に出て行ってしまいます。長時間の立位も同じ事です。
症状はふくらはぎのだるさやむくみです。静脈が大きくでこぼこと浮き上がる静脈瘤がみられることもあります。時に押し広げられた皮膚が炎症を起こせばかゆみが見られることもあります。