腰椎すべり症の改善例【平野区 生野区 南巽 腰痛 整体 筋膜リリース 小川鍼灸整骨院】

 

すべり症、改善のポイント

腰椎すべり症の患者さんが8回の施術で改善しました。ポイントは2つです。詳細を解説いたします。

 

はじめに

 

小川鍼灸整骨院のブログです。

 

今回は、腰痛で整形外科を受診して「腰椎すべり症」と診断された方に向けて、

 

当院で症状が改善した腰椎すべり症の患者さんについて紹介致します。

 

内容は以下の通りです。

 

・患者さんについて

・施術と結果

・なぜよくなったのか

・おわりに

・参考文献

 

また当院では、

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無料相談を受け付けています。

オープンチャットでもご相談頂けます。

 

小川鍼灸整骨院大阪市の南東、平野区生野区の境目、南巽・加美北地区、南巽駅近くにある鍼灸整骨院です。地域で一番おすすめの整骨院、あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。

 

患者さんについて

 

Yさんは80歳の女性で一人暮らしをしています。

 

若い頃から八百屋で働いており、常に重労働を行なってきたとのことです。

 

今回の腰痛は半年前から。1ヵ月前に買い物に出かけて長歩きをしてから特に痛くなったそうです。

 

それから痛みは小さくなったけど痛みはなくならないとのこと。

 

腰の一点に痛みがあるのが気になって、自分ではこの痛みのためにレントゲンを撮る必要があると考えていらっしゃいました。

 

初診時の理学的所見としては、手にヘバーデン結節、膝は変形性関節症という関節の変形がみられました。

 

 

しかしどの関節にも安静時の痛みや変形性関節症によくみられる動作開始時の痛み、運動時の痛みはありませんでした。

 

腰痛に関しては太ももやふくらはぎにまで至るしびれもありませんでした。

 

気になったのは腰椎の前方向への湾曲が強く、触ってみると腰骨が前に落ち込んでいることと、太ももの裏側が非常に硬いということでした。

 

 

若い頃から重労働に携わっておられていたため、手のへバーデン結節や膝の変形性関節症と同じく腰椎の変性(変形)の一種である腰椎辷り症があり、それによって太ももの筋肉が緊張しているのではないかと考えられました。

 

その一方でYさんご自身は発することばも非常にしっかりしたものであり、なんだか、自信満々で非常に健康なご様子でした。

 

そのようなYさんですが、Yさんにはこの腰痛を楽観視できない理由がありました。

 

それは、一点だけ押えて感じる痛みの理由が分らないために、もっとひどくなっていくのではないか?という不安でした。

 

これらのことから私はYさんに対して、全身の関節可動域を広げるように筋膜リリースと整体を行い、腰痛の原因を理解してもらって不安を払拭できたらYさんの腰痛は問題なくなると考えました。

 

さらに腰椎辷り症も気になりましたので、タイミングを見計らって提携医療機関でレントゲン検査を行なう事を話しました。

 

施術と結果

 

筋膜リリース+整体+認知行動療法的なかかわり

 

施術は週に2回を4週間、合計8回行ないました。

 

施術メニューはこちら↓↓↓

施術メニュー

 

痛みは3回目の治療で10から0になり、その後痛みがでたものの、2までであり、最終回である8回目には0となりました。

 

 

4回目で施術の終了を検討したのですが、施術を継続したいというYさんのご意志に従って、8回まで施術を行ない、その後は月に1回の施術を受けておられます。

 

なぜよくなったのか

 

 

ポイントは

①腰の可動域股関節の可動域が広がった

②すべり症への不安がなくなった

の2つです。

 

まず1つ目についてですが、実際に存在するYさんの腰痛を軽減させるために、筋膜リリースと整体を行ないました。

 

その結果、施術前には非常に硬かった太ももの裏の筋膜の癒着が筋膜リリースによってはがれて股関節屈曲の可動域が広がり、

 

そして整体によって脊柱の回旋可動域が広がりました。股関節と腰椎が動くことでなぜ腰痛が楽になるのでしょうか?

 

仮説の域を脱しませんが、股関節が動くことによって、腰椎にかかる負担が小さくなることが考えられます。

 

そして、腰椎全体が動くようになるということは、すべり症である4番目と5番目の間の椎間板や椎間関節の負担を小さくると考えられるからです。

 

このことが痛みの軽減につながったと考えます。

 

2つ目は、Yさんが一点だけ押えて感じる痛みの原因が明確に理解できて、不安が小さくなったことです。

 

提携先の医師にレントゲン検査を依頼した結果、すべり症の診断を受けてレントゲンでもそれを確認することができました。

 

 

しかしYさんは、痛みのせいで生活が妨げられているご様子もありませんし、下肢のしびれもないということですのでYさんの腰痛は、すべりはあるものの客観的には軽症の腰痛と考えられます。

 

このことをYさんがしっかりと理解できたことも改善につながった理由かもしれません。

 

私はYさんが抱く不安を小さくするために、施術を通して次のようなことをお話ししました。

 

・レントゲン検査の結果は、腰椎の変性はそれほど強くないものの、やはり腰椎の前方辷り、いわゆる腰椎辷り症があること。

 

腰椎辷り症の自然経過は比較的良好であり、また画像の所見と臨床症状は一致しない、つまりレントゲン検査でたくさん前にずれていても症状を感じない人もいること。

 

下肢へのしびれや痛み、脱力などがみられると脊柱管狭窄症に移行する事もあるようですが、今回のYさんにかんしては下肢症状もなく良好であること。

 

これらの説明を、Yさんの不安が上手く軽減するタイミングで行ったのです。

 

上記のように2つのポイントが功を奏してYさんの腰痛は改善したと考えられます。

 

このように不安を軽減させる目的で行なう会話を当院では認知行動療法的なかかわりと呼んでいます。

 

認知行動療法的なかかわりを施術の下地に置くことで、治療効果が高まる多くの事例を当院は経験しています。

 

認知行動療法的なかかわりの例【平野区 生野区 南巽 腰痛 小川鍼灸整骨院】

 

遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。

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オープンチャットでもご相談頂けます。

おわりに

 

小川鍼灸整骨院

当院は大阪メトロ千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにある整骨院です。

 

小川鍼灸整骨院大阪市の平野区生野区の境目、南巽・加美北地区、地下鉄千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにあります。北巽は一つ手前の駅です。北巽ではなく南巽で下車してくださいね。当院へは平野区生野区以外にも、東住吉区や東成区、八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などからも患者さんが来院されています。

 

当院には介護保険でご利用頂くリハビリデイサービスたすくも併設されております。ご高齢の方で階段の上り下りやお風呂に入ることなど、日常生活が体力的に難しくなってきた方の運動を提供しております。

 

お困りの方はどうぞご相談ください。

南巽リハビリデイサービスたすく

http://web1.kcn.jp/tasuku/

 

内容につきましては、お話しの基本的な構造が変わらない程度に性別や年齢、職業、具体的な社会的背景などを個人が特定できないように加工しています。

 

参考文献

 

山本 純己 他):膝関節の骨壊死と全身性OAについて.日本リウマチ・関節外科学会雑誌, 4 巻 1 号 p. 13-19,1985

 

三上靖夫 他):腰椎変性疾患の自然経過とリハビリテーション治療.京府医大誌,127(5),273~283,2018

 

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小川 貴司(おがわ たかし)

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