どこに行っても良くならない痛み【小川鍼灸整骨院 平野区 生野区 南巽駅 整形外科】

小川鍼灸整骨院のブログです😄

 

大阪市の平野区生野区近辺で痛みでお困りの方、整形外科を受診したけれども良くならなかった患者さんに向けてのメッセージです😄

 

最近整形外科を2件、3件回ったけれども異常がないと言われて当院にやってくる患者さんが特に増えているように思います。

 

 

昨日は、10年前には年に数回しか出なかった足の痛みが最近は毎日出てくると話す男性患者さん(事例1)が2件の整形外科受診の後にやって来ました。

 

その前には指の関節炎の患者さんで、整形外科で安静にするしかないと言われて困っておられた患者さん(事例2)、

 

 

その前には・・・・

 

 

きりがないくらいこんな患者さんばかりです。

 

 

だから、考えました。

 

 

どこに行っても良くならない患者さんの治療を得意と自称する私としましては、

なぜ整形外科医が患者さんの痛みを治せないのか(※1)を今日のブログでは取り上げてみたいと思います。

 

 

 

理由1
まず、病気の概念が医師と患者さんの間で違うということがあります。

 

医師の病気の概念
医師は、「病気は人体の異常によって生じる」と考えます(人間機械論)。だから機械の故障の修理と同じく、治療の前にはまずその原因を見つけ出そうとします。そしてその原因に対して何らかの対処を行うことが治療となるわけです。だから、原因が見つからなければ治療のしようがないわけです。

 

 

だから原因が見つからない時点で医療の対象にはならないのです。この考え方は大方、医療機関では当たり前として共有されていると考えられます。

 

患者の病気の概念
一方で、患者さんは病気を、「なんだかいつもと違う体の異常」を感覚として感じます。この感覚は医師の病気の概念とは明確に違います。それは、医師が病気を「物体」を扱うことに対して、患者さんは「感覚」として感じるということです。

 

 

この、患者さんが感じる「感覚」としての病気は、実際に感じる痛みに加えて、患者さんの感情(不安や過去の経験・知人からのアドバイスやテレビからの情報)によって膨れ上がります。そして通常、患者さん自身はその膨れ上がった部分は自覚・意識していません。

なんなら、体の中に何か原因が必ずあると考えています(※2)

 

 

この病気概念の違いが導く結果は大きく3つあると考えられます。

 

結果1
患者さんが感覚として感じる病気が、単なる感覚だけではなく、体の中の原因をしっかりと伴っている場合、医師はこのからだの原因をしっかりと見極めてくれるので治療の対象が見つかり、治療してもらえる。
例えば、感染症・外傷・がんなどはそうですね。この時の患者さんの症状は比較的に動けないほだの痛みであったり、重症のものとなります。

 

結果2
患者さんが感覚として感じる病気において、感情の問題よりも体の中の原因が比較的に小さく、医学的にもあまり大きな問題として取り上げられない場合は、医師はまあ大丈夫なのでちょっと様子を見ましょうとなってしまうのです。しかし患者さんの感情によって膨れ上がった病気の部分は全く取り上げられないので、患者さんは満足できません。結果として、整形外科の先生はしっかりと診てくれないということになります。

 

結果3
患者さんが感覚として感じる病気が、体の中の問題よりも圧倒的に大きい場合ですね。この場合は、医師は体の中の原因を全く見つけることができないので、「この患者さんは何のためにここに来たのだろうか?」と真剣に悩むようになるのです。
結果として、整形外科に対しては全く満足できないか、絶望すらしてしまいます。

 

このように、医師が考える病気と患者さんが感じる病気の間には明らかな違いがあり、この違いがあまり意識されていないために、意識されない食い違いが生まれるのです。

 

 

例えば事例1、2は共に結果2に当てはまると思います。

 

 

小川鍼灸整骨院ではこれらのような医療に関する、いわば裏構造を理解しながら鍼灸・筋膜リリースを行っています。

 

 

どこに行っても良くならない患者さん、一度当院にご相談ください。

 

 

小川鍼灸整骨院大阪市平野区生野区の境目、地下鉄千日前線南巽駅①出口から徒歩1のところにあります。

 

 

 

※1私の文章の解釈には注意が必要です。

なぜなら、心ある整形外科の先生は沢山いますし、整形外科の先生でないと治せない痛みも沢山あるからです。

私は、整形外科の先生が一部の患者さんの役に立てない理由は、制度にあると考えますが、このところはまたの機会で。

※2患者さんは自分の症状が感情や過去の経験によって膨らんでいること、また意識を痛みに集中させ過ぎて痛みを大菊感じている可能性に全く無意識であることが多いように思います。この可能性にめ目を向けることが出来る患者さんは治りが早いように思います。

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