はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。
特に何もしていないのに足首の痛みを感じると訴える患者さんがよくいらっしゃいます。中年以降の年齢の場合には足関節の変形が原因の痛み、つまり変形性足関節症の可能性があります。
今回は変形性足関節症について解説致します。
足関節とは
足関節は距骨(きょこつ)と、下腿の腓骨(ひこつ)と脛骨(けいこつ)、
そしてそれらを結ぶ靭帯で構成されています。
医学的には、距腿関節(きょかいたんせつ)と呼ばれます。
上の画像は左足首(向かって右足首)の足首の骨格を正面から見たところです。
変形性足関節症の原因
変形性足関節症の原因は2つに分けられます。
原因①:原因が明らかでなく加齢により発症する特発性の関節症
中年以降など高齢の女性に多くみられます(1次性)
原因②:骨折や内科的疾患など原因が明らかな続発性の関節症
幅広い年齢層でみられます(2次性)
変形性足関節症の症状
症状として歩行開始時に痛みが出たり、足関節の前面の内側部分に痛みが生じたりします。
歩行中は痛みは軽減したり消失したりします。
関節症が進行すると足関節が腫れてきます。
また骨変形がおこる為、関節の可動域(動く範囲)が狭くなり、背屈(足首を上に向ける)がしにくくなります。
さらに進行すると底屈(足首を下に向ける)も制限されてきます。
この段階になると歩きにくくなってきます。
変形性足関節症の治療法
初期の段階であれば、鎮痛剤の服用、足底板療法や装具療法で痛みを軽減することができます。
重症化している場合や保存療法で改善が見られない場合は手術療法の選択もあります。
当院でできること
当院で治療の対象となるのは、
・比較的軽症の変形性足関節症の方
・整形外科を受診しても積極的に治療してもらえずお困りの方
・手術を勧められたけれども手術を受けたくない方
・すぐに手術ができない方
・ギプス固定した後に出てくる足関節の痛みの方
です。
これらの患者さんに対して当院では、できるだけ痛みを小さくする治療を行います。
方法は主に、鍼施術か、オイルマッサージです。必要に応じて足関節の可動域訓練や筋力トレーニングも行います。
また、適切な時期に適切な負荷の運動を行うことで、足関節の機能がもどって痛みを感じにくくなることがほとんどです。だから当院では安静を保つよりも可能な運動を推奨しています。
症状の進行を予防する意味でも普段の生活で足関節への負担を減らすことが重要です。そのため、体重のコントロールや、日常生活における体の使い方も当院では指導しております。
おわりに
足関節に限らず、どの部分の痛みでも、自分の痛みの原因を明確に理解できていない方は非常に多く、そのような方は痛みに対する不安も大きくなります。このような不安を解消することは痛み治療において非常に大切なのです。
よって当院では、模型を用いてしっかりと解説しています。
大阪市の平野区、生野区・南巽界隈で足関節の痛み・変形性足関節症にお悩みの方は是非とも小川鍼灸整骨院にご相談下さい。鍼灸・筋膜リリース・整体などでみなさまの痛みを施術します。
最寄りの駅は地下鉄千日前線南巽駅です。1番出口からは徒歩1分のところです。
最近は北巽と間違えて下車される方もいらっしゃいますが、北巽ではなく南巽です。北巽から南巽までは徒歩で15分ぐらい歩きますよ。だから間違えないでくださいね。小川鍼灸整骨院ははみなさまに一番近く、地域でおすすめの整骨院を目指しています。
当院へは平野区、生野区以外にも、東住吉区や東成区、八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などからも足関節の痛み・変形性足関節症の患者さんが来院されています。