はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。
小学校高学年・中学生ぐらいの年代で突然関節の痛みが出てくることがあります。一般的にこの時期の原因不明の痛みは成長痛と表現されます。
今回は突然やってきた原因不明の成長痛が2回の筋膜リリースで改善した事例(ペインスケールは10→0)について報告します。
小川鍼灸整骨院は大阪市の平野区と生野区にまたがる南巽・加美北地域でおすすめの整骨院、あなたにいちばん近くの整骨院を目指しています。
患者さんについて
A君: 10歳 男児 小学生
主訴:右腕の痛み
初発の痛みは来院の1日前から。原因不明。その日の夜9:00ごろになんとなく痛みに気付き、翌朝も痛かった。学校生活ではそんなに痛みはない。学校から帰ってきたらまた痛みが出た。時々頭痛を感じることはあるけれども、腕の痛みは初めて。母親と共に来院。
施術と結果
筋膜リリース2回
1回目の施術の直後に軽くなった、気持ちよいという肯定的な表現があり、2回目来院時には痛みは0になっていました。
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なぜよくなったのか
発育期の子供は、骨が先に伸びるために、後から伸びる筋肉やその付着部の腱や靭帯に痛みが出やすいとされます。
スポーツ障害ではこの時期に激しい運動をするために痛めやすいのです。この時期の痛みは成長痛と表現されることがあります。
また、この時期に何もしないのに痛みが出ることもあります。子供の膝痛についての報告では、9歳までの子供の膝痛の半数は原因不明でした。これも成長痛と表現されることが多いです。
この時期は体だけではなく心も成長過程です。言語化できない自分の思いを痛みとして表現することも十分に考えられます。
今回のA君の痛みも成長痛といえるでしょう。またときどきやってくる頭痛もそうかもしれません。
この手の治療で最も重要なことは、身体的な原因がないことを見極めることと、痛みの存在を認めてあげることです。
当院の経験上、痛みの原因を追及することはかえって症状に意識を向けさせて、症状を悪化させてしまうこともありますので注意が必要です。
今回のA君も、たいした身体的な所見がなかったために、Aくんとお母さんのお話をよく聞き、その痛みが大きな痛みにつながらないこと、すぐによくなることを伝えました。
そして、A君自身が納得するように患部の緊張を緩めるような筋膜リリースを行い、1週間後の来院時には痛みは無くなっていました。
A君のような、原因がはっきりわからないけれども痛みがあるという、成長痛も当院は得意としています。
遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。
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おわりに
大阪市の平野区、生野区・南巽界隈で、原因不明の痛み、成長痛にお困りの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。
鍼・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法を成長痛の施術に応用していています。
当院は大阪市の平野区と生野区の境目にある南巽加美北地区、地下鉄(大阪メトロ)千日前線南巽駅1番出口から徒歩1分のところにある整骨院です。北巽駅ではなく南巽駅ですのでどうぞお間違えなくご来院ください。
当院の患者さんは、平野区、生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などから来院されています。
執筆担当は小川でした。
http://www.korikori.com/staff/
※内容につきましては、プライバシーに配慮して、話しの構造が変わらない程度に性別や年齢、職業、具体的な社会的背景などを加工しています。
参考文献
水田 博志:子どもにみられるスポーツ障害とその予防.体力科学, 65 巻 1 号 p. 56,2016.
梅原 寿太郎:若年者の膝痛 -NTT東北病院における検討-.東北膝関節研究会会誌,4 巻 p. 29-31,1994 .