はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。
手首は日常生活、家事、仕事などあらゆる場面でよく使う部位であり、その痛みは暮らしの上で不自由を感じやすいと思います。
手首(手関節)の構成
手首の関節は手関節と言い、手関節は橈骨と8つの骨から成っています。これら骨により橈骨手根関節・手根間関節・豆状三角骨関節の3つの関節で構成されています。
また、手関節には靭帯や筋肉がつき、色々な動きを可能にしています。
手関節の動き
手関節の運動は背屈(手の甲を後ろに反らせる)・掌屈(手のひらを下に向ける)・橈屈(手を親指側に傾ける)・尺屈(手を小指側に傾ける)とそれらの合成運動である回転運動です。
手関節に痛みをきたす疾患
写真には手関節の痛みと圧痛を示すことの多い疾患と外傷を載せています。
背側の写真にはドケルバン病、舟状骨骨折、キーンベック病、TFCC損傷、尺側手根伸筋腱炎
掌側の写真にはギヨン管症候群、尺側手根屈筋腱炎、橈側手根屈筋腱炎、有鈎骨骨折などがあります。
おわりに
手首の痛みを生活をする上で困ることが多い症状です。
また、日頃から手首を使い、慢性的に痛めている方もおられると思います。
しっかりと疾患や状態を見極めて治療することで、早期回復を目指すことが可能です。もし手首に痛みが出たら信頼できる先生に診てもらうことをおすすめします。
当院は大阪市の平野区と生野区の境目、地下鉄千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにあります。
大阪市 平野区 加美北 1-1-11
06-6755-6751
参考文献
1)上羽 康夫:手 その機能と解剖,金芳堂,1996
2)上羽 康夫:1章手関節・手指の構造と機能.最新整形外科学大系,第15巻A.中川書店,p.2-21(1999)