腰から太ももの痛みの改善例【大阪 平野区 生野区 南巽 整骨院】

 

はじめに

 

小川鍼灸整骨院のブログです。

腰痛と共に腰やお尻、太ももの痛みを感じることはよくあるのですが、太ももの前に痛みを感じることは比較的に希です。

しかし、理論的には十分にあり得ることですし、実際にお困りの患者さんもいらっしゃいます。

今回は腰から左太ももの痛みが改善しの患者さん(ペインスケールは10→2)について報告させて頂きます。

 

小川鍼灸整骨院大阪市の南西、平野区生野区の境目、加美北地区・南巽にある鍼灸整骨院です。鍼灸・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法を施術に応用していています。

 

患者さんについて

 

Rさん:80歳 女性 

職業:無職

主訴:腰痛・左ももの痛み

 

 

5ヵ月程前に自転車で転倒してから腰と左太ももの痛みがある。レントゲンを撮ったが骨に異常はないとのこと。

 

その後、整形外科のリハビリ室でマッサージを受けたが症状に変化がなく、遠方に住んでいる息子さんに相談したところ、インターネット検索で当院を見つけ、当院で治療すことになりました。

 

Rさんは水泳もしているし、1時間ほどのウォーキングもできています。それでも痛みが気になるということでした。普通では治療へ行くほどでもないけれども、息子さんが施術を受けに行くように強く言うので来院されたとのことでした。

 

施術と結果

 

筋膜リリースと整体を

週に1回 ×4週間

 

 

4回の施術で当初の痛みは10→2に下がりました。

 

 

 

私は、施術2回目の後に息子さんにファックスでRさんに考えられる状況を私の意見として説明しました。それに加えて施術の方針をお伝えしました。

 

Rさんの腰痛は比較的上の方にありました。椎間板が老化によってぺしゃんこになってくるのが腰痛の原因の1つですが、そのほとんどが4番目か、5番目の腰椎に原因がある下の方にあることから考えると、Rさんの腰痛はやや特殊です。

 

そして、太ももの太さが、右よりも左のほうが細くなっていました。

 

これらのことから考えられるのは、坐骨神経痛と同じ神経痛ですがに痛みの場所が違う大腿神経痛です。

 

施術メニューは

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なぜよくなったのか

 

ここで考えられる大腿神経痛は、有名な坐骨神経痛とは同じ神経痛でも異なります。

 

大腿神経は腰椎の2番目から4番目の神経の出口から太ももにかけて走る神経で、大腿神経痛は比較的上の方から出る神経が圧迫されて起こるということです。

 

一方で坐骨神経は主に4番目5番目から出る神経で、坐骨神経痛は比較的下の方から出る神経が圧迫されて起こります。

 

 

腰椎は4番目、5番目あたりが最もよく動く関節であり、椎間板が傷みやすいです。ですので、割合としては坐骨神経痛の方が多いです。

 

しかし神経はややこしいことに、大腿神経が上の方から出るといっても下の方である4番目からも出ますし、坐骨神経が下の方から出るといっても3番目から出る神経も含みます。

 

だから神経痛の痛み方は理論を知っている専門家でもどの神経が痛みの原因なのかを明確にすることが難しいのです。

 

しかし、今回のRさんの症状は典型的な大腿神経痛でした。腰骨の圧痛は上の方にあり、痛みの部位は太もものやや外側です。この部分の痛みは膝の痛みと間違えられやすいです。

 

痛みについて、Rさんのペインスケールは10→2ですが、そもそもRさんはそれほど痛みを感じていませんでした。ご自身でもお話しの通り、息子さんに勧められなければ治療は受けなかったとのことです。

 

その程度の痛みでしたので、筋膜リリースと整体によって太ももの痛みも小さくなりやすかったのでしょう。

 

筋膜リリースが痛みの部位の筋膜の癒着をはがし、患部の血流を促進させることで、痛みは比較的簡単に軽減しました。

 

この、もともと小さかった痛みは、

 

そもそも治療する必要があったのでしょうか?

 

いや、その必要はあったと思います。

 

Rさんは実際に痛みについて息子さんに相談しています。

 

また、Rさんは1回の施術費用が6400円と、そう安くない費用を支払って施術を受けます。

 

施術の必要がないならRさんはこの料金を払うでしょうか?

 

Rさんの痛みは単に神経が圧迫されて起こる大腿神経痛ではなく、その他の問題が関係していると考えられます。

 

例えば、

 

Rさんはご高齢のうえひとり暮らしであることから、遠く離れて生活する息子さんの言うことを聞かないと、息子さんに迷惑をかけてしまうとか、

 

 

自分も若くないので、自分のからだを専門家にしっかりと管理してもらいたいとか、

 

病院でのリハビリは流れ作業的で最低限のことしかしてくれないから頼りないとか(これは病院が悪いということではなく、日本の医療制度が悪いのですが、)、

 

いろいろ考えられます。

 

太ももの痛みの施術だけではなく、上記のようなRさんが期待するであろうことをしっかりとくみ取って施術していくことが、Rさんの施術には必要であると考えます。

 

その意味では息子さんに状況を説明できたことは、Rさんに安心感を与えることになって、痛みを小さくさせた要因の1つになったかもしれません。

 

遠方で来院できない方には、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。

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おわりに

 

 

大阪市の平野区生野区南巽界隈で でお悩みの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。当院は大阪市の平野区生野区の境目にある加美北地区、地下鉄(大阪メトロ)千日前線南巽駅1番出口から徒歩1分のところにあります。北巽駅ではなく南巽駅ですのでどうぞお間違えなくご来院ください。

 

当院の患者さんは、平野区生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などから来院されています。

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