
今回は、サッカー選手の足底腱膜炎に対してはり施術を行った事例を報告しています。足底腱膜炎でお困りの方、特にスポーツ選手の方はご参照ください。
はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。
朝、ベッドから立ち上がろうとした際など足の裏の痛みを感じることはありませんか。
そして動き始めが痛く、動いているうちに痛みが小さくなってくる痛みです。
ひどくなってくると歩くたびに痛みを感じます。それが足底腱膜炎です。
今回は、「足底腱膜炎」がはり施術で改善した事例を疾患を紹介いたします。
内容は以下の通りです。
・患者さんについて
・施術と結果
・なぜよくなったのか
・おわりに
・参考文献
また当院では、
無料相談を受け付けています。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南西、平野区と生野区の境目にある南巽・加美北地区にあります。足の裏の痛み、特に動き始めの痛み(足底腱膜炎)でお困りの方は是非ともご相談下さい。最寄りの駅は地下鉄千日前線南巽駅1番出口から徒歩1分のところです。
こちらの記事も参考にしてください。
足底腱膜炎の鍼施術での改善例
患者さんについて
写真は高校サッカー選手A君の施術です。毎日厳しい練習を4時間も積み重ねているので身体への負担は相当大きいと思います。そんな中、足の裏の痛みを感じました。足底腱膜炎です。
毎日の練習でクタクタで、足にも疲労が溜っているのですが、施術を受けに来る時間もありません。だから彼は練習がない日にやってきます。
施術と結果
来院した日には全身の筋膜リリースを行う事で、足底から骨盤にまで走る筋膜の流れをうまく調整することができています。
はり施術でなんとか痛みはなくなり、今ではしっかりと練習に参加することが出来ています。
小川鍼灸整骨院ではこのような足の裏の痛みの患者さんに対して、積極的にはり通電刺激療法を行います。
痛みのある部位に直接はり治療を行います。2ヘルツの低周波で約15分ほど刺激を与えます。
はり通電療法は痛みを小さくする効果もありますが、血流を促し、損傷組織の修復も促します。
つまり、自然治癒力を高めるということですね。
なぜよくなったのか
足底腱膜は足の裏の痛みが症状にあらわれます。踵から足の指の付け根に向かって伸びるスジのことです(写真の×印)。
この足底腱膜は足の土踏まずをつくるのですが、老化やスポーツなどによる使いすぎによってこのスジが傷んできて炎症を起こすのが足底腱膜炎です。
時に、踵骨のところが骨のように飛び出してくることもあります。アキレス腱の付着部炎や脂肪褥(脂肪層にダメージを負って痛みが出る)、足底腱膜の中央部に腫瘤を触れる足底線維腫症との鑑別が必要とされます。
症状は、歩行時の足の裏の痛みですが特に動き始めの痛みが強いとされます。重症化すると足の裏の痛みは歩行時にも感じるようになります。スポーツ選手においては、スポーツの中盤から後半で痛みを強く感じるようになってきます。
多くの例では3ヵ月から最長3年ほどで痛みがなくなるとされています。
それがゆえに足底腱膜炎は予後良好といわれ、医師によっては何もしなくても治っていくと判断されます。だから足底腱膜炎の治療に積極的にならない医師もいます(もちろんすべての医師がそうではありません)。
しかし、患者さんは足の裏の痛みに非常に困っているのですね。
なんとか少しでも楽になるようにして欲しいのです。
長く続いた足の裏の痛みがこのままなくならないのではないか?
と不安な気持ちでいっぱいになる方もいらっしゃいます。
小川鍼灸整骨院ではそのような患者さんの心情にも深く入り込み、心と身体の両方から治療を行なうようにしております。
今回の事例も、施術も含めたそのようなかかわりが効果を高めたと考えています。
遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。
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おわりに
大阪市の平野区、加美北地区、生野区・南巽界隈で足の裏の痛み、足底腱膜炎でお悩みの方は是非とも小川鍼灸整骨院にご相談下さい。
はり・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法を施術に応用していています。
当院は大阪市の平野区と生野区の境目にある加美北地区、地下鉄(大阪メトロ)千日前線南巽駅1番出口から徒歩1分のところにある整骨院です。北巽駅ではなく南巽駅ですのでどうぞお間違えなくご来院ください。
当院の患者さんは、平野区、生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などから来院されています。
参考文献
宇佐見則夫:足底腱膜炎. 最新整形外科大系,第23巻スポーツ障害,第10章スポーツによる足関節足部の障害・外傷,pp414 – 417,中山書店,2007.