はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。今回は、足首の捻挫を放置したらどうなるのかについて解説します。
結論を先に述べますと、「放置しておいても治る場合もあるが、中等度以上の捻挫であれば、反復性足関節捻挫になってしまうこともある」ということです。
詳細は以下の通りです。ご確認ください。
小川鍼灸整骨院は大阪市の平野区と生野区にまたがる加美北・南巽地域でおすすめの整骨院、あなたにいちばん近くの整骨院を目指しています。
足関節の捻挫について
捻挫とは、関節に大きな力が加わった時に、関節周囲の軟部組織が傷ついてしまうことです。
写真は前距腓靭帯が損傷されるときの内返しという動きです。この形で体重がのって捻挫するパターンが最も多いのです。
症状
足首の痛みと腫れが主な症状です。痛みのために歩行時に体重をかけると痛みが出ることがあります。
しかし、この痛みは最初の2日ほどでその後は痛いながらも歩けたりするものですが、この痛みは4週間程度つづくことがあります。
写真は上が靭帯損傷(捻挫)を起こした足関節。下が正常な反対側の足関節です。腫れと皮下出血がみられまみられます。
写真は前距腓靭帯の位置を著わしています。
また、捻挫を起こしたときの足の形や、足首への力のかかり方、力の大きさなどから傷つく靭帯が変わってきます。例えば二分靭帯損傷は前距腓靭帯と痛みの場所が似ていますが、損傷される靭帯は別ものです。
以下のブログをご参照ください。
二分靭帯損傷について↓↓↓
http://www.korikori.com/blog/%e4%ba%8c%e5%88%86/
放置するとどうなるの?
どの靭帯が損傷されていても、靭帯損傷は概ね4週間でその部分の炎症は治ります。
この期間を治療せずに放置しておくと以下に示す①と②の不都合が生じます。
①関節がゆるくなる
捻挫の受傷後に関節の固定をせず4週間が過ぎてしまうと、靭帯が緩んでしまいます。こうなると、関節の遊びが大きくなってしまい、捻挫を起こしやすくなります。また、関節の軟骨のすり減りが多くなって関節に痛みが出やすくなります。
②足関節の感覚が鈍くなる
私たちが自然に行なっている俊敏な動きは、靭帯を含む関節の軟部組織に分布しているセンサーがうまく働いてくれることで可能になっています。
しかし捻挫後に固定をせずに放置してしまうと、靭帯が緩んだままになってしまいセンサーも上手く働かなくなります。そうなると、片足立ちが出来なくなり、足関節のバランス調整が難しくなります。そしてやはり捻挫を起こしやすくなります。
当院での施術
当院ではまず、捻挫の程度をしっかりと見極めます。
重症の場合はギプス固定や手術が必要になることもありますので、その場合は提携先の整形外科に紹介致します。
軽度か中等度の場合は当院で積極的に施術を行ないます。
急性期の場合は、患部をしっかりと圧迫して固定、そしてアイシングを2日間程度行なうようにします。
そうすることで、強い痛みは楽になります。
その後に残る浮腫はオイルでマッサージを行ないます。
必要な患者さんには、運動の指導もしっかりと行ないます。
実際にどんな風に良くなっていくのか、
以下のブログをご参照ください。
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また、整形外科ではスポーツを中止するように言われたけれども無理をしても参加したいと言う場合もありますね。そのような患者さんの事例も以下にしまします。ご参考にしてください。
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遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。
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http://www.korikori.com/?post_type=blog&p=3304&preview=true
おわりに
大阪市の平野区、生野区・南巽界隈で、足首の捻挫についてお困りの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。
鍼・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法も足首の捻挫に施術に応用していています。
当院は大阪市の平野区と生野区の境目にある加美北地区、地下鉄(大阪メトロ)千日前線南巽駅1番出口から徒歩1分のところにある整骨院です。北巽駅ではなく南巽駅ですのでどうぞお間違えなくご来院ください。
小川鍼灸整骨院は地域でおすすめの整骨院を目指しています。
当院の患者さんは、平野区、生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などから来院されています。
参考文献
篠原 純司:スポーツ活動における足関節捻挫―後遺症と捻挫再発予防について―.日本アスレティックトレーニング学会誌,3 巻 2 号 p. 127-133,2018.