はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。
痛みで困っている患者さんにとっては、ヘルニアが自然になくなる!という事実は本当にありがたいことですね。今回は、「自然消退がみられた頚椎椎間板ヘルニアの1例」という論文を紹介します。
一時的には痛い時期はありますが、必ず痛みは去って行きますので一緒にがんばりましょう。
当院は、大阪の平野区と生野区の境目、大阪地下鉄(大阪メトロ)千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにある鍼灸院 整骨院です。南巽地域でいちばんおすすめの鍼灸院・整骨院になれるように頑張っています。
内容
この論文では手術予定の患者さんが手術予定日までにヘルニアがなくなった事例をを紹介しています。64歳の女性です。
歩行と手指の細かい動作がうまくできないということで病院を受診しました。
MRIではヘルニアが確認され、脊髄を圧迫していたとのことです。医師は手術を考慮したのですが、他の部位の外科手術の後であったことから手術を待機していたところ、1ヵ月程度で症状が小さくなっていました。
その5ヵ月後のMRIではヘルニアは消失しており、以降の再発もないとのことでした。
この論文の考察
この論文では、この事例やこれまでの研究をとおして以下のことを考察しています。
・頚椎椎間板ヘルニアは、ヘルニア内に軟骨などを含むことから腰椎ヘルニアと比較して自然退縮が少ない。
・頚椎ヘルニアの脱出様式では、矢状面(縦割り)画像で上下に広がるように脱出していて、横断面で中心に脱出するヘルニアが自然退縮しやすい。
・今回の事例のヘルニアも上下に広がり中心に脱出するタイプであった。
・頚椎のヘルニアは重度の場合は早期に手術が必要となるが、中程度であれば一定期間の注意深い観察が必要。
当院の見解
頚のヘルニアは腰のヘルニアと比べると自然退縮が少ないということですが、ヘルニアが出ていても症状を感じないという患者さんも大勢いますし、
MRI上ヘルニアはまだ残っているけど症状が軽くなってきている事例も多くあります。
ですので、画像上ヘルニアが残っていても症状がなくなればそれで問題ないということなんですね。
ヘルニアの痛みで苦しむ患者さんのなかには、ヘルニアが出張っている事実が気になって仕方ないという人がいます。
痛みの原因に集中しすぎることで、痛みをより大きく感じてしまうのです。
このような患者さんに対して小川鍼灸整骨院では認知行動療法的なかかわりを行ないます。
認知行動療法的なかかわりを通して患者の不安や納得できないことなくしていきます。
ヘルニアがあってもなくても、結局のところ椎間板は老化によって傷んでいきますし、痛みも出やすくなります。
この事実は避けがたいことです。だからこの事実を受け入れながら前向きに痛みの対処を行いましょう。
そこで当院では、徹底的に痛みに対する治療を行ないます。
概ね椎間板ヘルニアをはじめとする、神経根を刺激する痛みは3ヵ月程度で終息するとされていますので、その間の痛みとその期間を短くするように治療を行ないます。
治療の方法は、筋膜リリースや整体、はり施術です。筋膜リリースは痛みのための緊張した筋肉とその筋肉と関係する筋膜のバランスを整えるようにして、今感じている痛みを小さくします。
はり施術は患部の血流を改善させたり、筋膜リリースと同じように筋肉の緊張を改善させます。そうすることで、患部に感じる、重くだるい痛みを改善させることができます。
また、はりで神経を刺激することで、神経に起こっている炎症を改善させます。整体は直接患部には行ないません。関係のある関節の調整が必要な時だけ整体を行ないます。
このようにして痛みの悪循環を断ち切ります。
遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。
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おわりに
大阪市の平野区、生野区界隈でヘルニアの痛みでお悩みの方は是非とも小川鍼灸整骨院にご相談下さい。
当院は大阪市の平野区と生野区の境目、地下鉄千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにあります。筋膜リリース・整体・はり施術・認知行動療法的なかかわりを通して、ヘルニアの痛みを治療する鍼灸整骨院です。
参考文献
加世田 圭一郎 他):自然消退がみられた頚椎椎間板ヘルニアの1例.整形外科と災害外科, 66 巻 4 号 p. 710-713 ,2017.