モンゴルの伝統医学と薬用植物【薬草 アロマセラピー 鍼灸治療 小川鍼灸整骨院】

はじめに

 

 

小川鍼灸整骨院のブログです。

 

今回は、「モンゴルの伝統医学と薬用植物」と言う論文を紹介します。

 

モンゴルでは社会主義体制の放棄後(1990年以降)、 急速に伝統医学が復活してきており、普遍的で重要な治療法になりつつあります。

 

 

 

執筆担当は川畑です。

http://www.korikori.com/staff/

 

 

論文の内容

 

モンゴルの云統的な治療方法には、オイルマッサージ、鍼灸薬草処方、食事療法、アロマセラピー、潟血療法、読経のおおよそ7種類に分類されている。

 

臨床場面において、患者の症状において3種類以上の治療法が施されるのが多く、特に薬草が良く用いられる。

 

一般的に薬草治療は内科的治療、マッサージや鍼灸は骨折や打撲などの外傷的治療に用いられる。

実際、モンゴルでは急性あるいは慢性疾患に対して多くの薬草薬草処方をもちいる習慣にあり、マオウ属 やカンゾウ属といった重要植物の資源も豊富である。

 

 

薬草治療

モンゴルで伝統治療において使用される薬草処方は「ジョル」と呼ばれ、使用される生薬はほぼ植物由来である。

 

薬草治療で対象の生薬はトリカブト・ダイオウ・カンンゾウ・マオウ・オウギ・サイコがあり、これらを粉末状にして、複数種類混ぜてジョルとして使用するのが一般的である。

 

ジョルにおけるその生薬の配合量は、患者の性別や年齢、症状に応じて変化する為分量は明記できない。

 

例えば、ジョルの一つである「ユンワー4」は慢性腎炎の患者に適応して緩和した例がある。

 

12回、計10日間にわたって「ユンワー4」を服用し、背後痛、排尿痛、尿混濁、頻尿といった症状が改善した。

 

全ての腎炎患者に対して同じジョルを処方することはなく、同じ腎炎であっても顕在化する症状が子となれば、違うジョルが処方される。

 

 

おわりに

モンゴル伝統医学はチベット医学やアーユルヴェーダを長い年月をかけて独自に発展させ、モンゴル人に適した医術へとなった。

 

モンゴルは自然形態が変化に富み、重要な生薬が広く分布しており、供給国としても注目を浴びている。

 

今後モンゴル伝統医学における薬用植物やジョルなどにおける薬理分析などの腱きゅがより盛んになっていく。

 

当院の見解

当院も鍼治療アロマセラピーを用いた治療を行っております。

 

以下ご参照ください。

関節炎の施術【ローズマリーカンファー オイルマッサージ】

 

ヘバーデン結節の鍼治療【ヘバーデン結節 鍼】

おわりに

 

 

 

小川鍼灸整骨院は大阪市の平野区と生野区の境目、地下鉄千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにあります。

 

 

参考文献

 

高野 文英():モンゴルの伝統医学と薬用植物.日本東洋医学雑誌,54 (5) , 963~972,2003

https://www.jstage.jst.go.jp/article/kampomed1982/54/5/54_5_963/_pdf/-char/ja

 

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小川 貴司(おがわ たかし)

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