頚椎のヘルニアが消える?【平野区 生野区 南巽 はり 小川鍼灸整骨院】

頚椎ヘルニアの痛み

首のヘルニアを経験した方の中には、「手術をしていないので、ヘルニアがそのままになっている」とお考えの方が多いようです。そのような方はヘルニアが治らないと考えやすいです。いえ、ヘルニアは治るのです。以下に説明致します。

 

はじめに

 

小川鍼灸整骨院のブログです。

 

首の痛みを感じると気分も下がってしまいます。そしてその原因が「ヘルニア」と診断されたら、

 

もう治らないのか?と、さらに気分は下がってしまいます。

 

しかし、治らないということはありません。

 

今回は、頚椎のヘルニアについて解説します。

 

内容は以下の通りです。

 

・頚椎ヘルニアの症状

・治りやすいヘルニア

ヘルニアが治るとは?

・当院での施術

・おわりに

・参考文献

 

また当院では、

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無料相談を受け付けています。

オープンチャットでもご相談頂けます。

 

小川鍼灸整骨院大阪市の南東、平野区生野区の境目、南巽・加美北地区、南巽駅近くにある鍼灸整骨院です。地域で一番おすすめの整骨院、日本で一番身近な整骨院を目指しています。

 

頚椎ヘルニアの症状

 

 

頚椎ヘルニアの痛みは、比較的に強い痛みです。特に顔を上に向けると、首から片方の腕に痛みやしびれが走ります。

 

症状が進行すると、手や指先のしびれや力が入らないといった症状が現れます。

 

上記の症状は発症後間もない急性期の特徴ですが、上記のような症状を経て慢性的な首や背中から腕の方に痛みを感じるようになる場合があります。

 

上記の急性症状にお困りの方よりは慢性化した症状にお困りの方が多いようです。

 

治りやすいヘルニア

 

このブログを書くために参考にした論文では、

 

手術予定の患者さんが1ヶ月の順番待ちの間にヘルニアがなくなった事例(64歳の女性)を紹介しています。

 

歩行と手指の細かい動作がうまくできないという症状だったそうですがその間に症状が小さくなったそうです。

 

その5ヵ月後のMRIではヘルニアは消失しており、以降の再発もないとのことでした。

 

この論文では、この事例やこれまでの研究をとおして以下のことを教えてくれています。

 

・頚椎椎間板ヘルニアは、ヘルニア内に軟骨などを含むことから腰椎ヘルニアと比較して自然退縮が少ない。

 

・頚椎ヘルニアの脱出様式では、矢状面(縦割り)画像で上下に広がるように脱出していて、横断面で中心に脱出するヘルニアが自然退縮しやすい。

 

 

・今回の事例のヘルニアも上下に広がり中心に脱出するタイプであった。

 

 

・頚椎のヘルニアは一定期間の注意深い観察が必要(治ることがある)。

 

 

しかし、この事例の患者さんは、本当に治ったのでしょうか?

 

医師が判断する、極端な痛みや筋力の低下、足下のふらつきなどの客観的な症状はなくなったかもしれませんが、

 

このブログにたどり着いた多くの人が感じる慢性的な首から背中までの痛み、時々やってくる腕の痛みなどはもしかしたら感じていられるかもしれません。

 

ヘルニアが治るとは

 

首のヘルニアも腰のヘルニアも、MRIではっきり確認できるので痛みの原因としては悪名高いですね。

 

だからヘルニアと診断されれば「もう治らないのでは?」と考えて気分が下がってしまう人が一定数いるようです。

 

しかし、そう考えるのはまだ早いのです。ヘルニアは首の痛みがない人でも3割ぐらいの人にみられます。だから、ヘルニアがあれば必ず痛みが出るのかといえば必ずしもそうではないのです。

 

そして、理解して頂きたいことは、

 

ヘルニアは自分の免疫細胞が「貪食」してくれるということです。

 

いわば、免疫細胞がヘルニアを食べてくれるのです。これがヘルニアが自然になくなるということです。

 

免疫細胞の図

左下のMacrophage(マクロファージ)は身体の中の異物を食べる(貪食)する働きがあります。

 

しかしこのことは、ヘルニアが治ることとは少し違います。

 

飛びだしたヘルニアはなくなるのですが、椎間板が全く元の状態に戻るのかといえばそうでもないのです。

 

ヘルニアを起こした椎間板は劣化が早くなり痛みの原因となることが多いのです。このことが慢性的な痛みにつながる理由です。

 

椎間板の劣化

椎間板は劣化して、骨と骨の間のスペースは狭くなり、骨も変形していきます。この変化は程度の差はあれど、誰にでも起ります。ヘルニアのない人でも起るのです。

 

しかし、しかしです。

 

そのような椎間板の劣化は、実はヘルニアを起こさない人でも起ります。つまり、誰にでも起りえるということです。痛みに苦しむあなただけではないのですね。

 

ヘルニアの痛みで苦しむ患者さんのなかには、MRI画像を通して自分のヘルニアをしっかりと確認してしまうせいか、ヘルニアが出張っていることがすごく気になって仕方ないという人がいます。

 

しかしその一方で、ヘルニアが治った!!という人は、椎間板の劣化はあるものの、痛みを感じなくなっているのです。

 

だからヘルニアが治るためには痛みの感じ方を小さくすることが重要なのです。

 

当院での施術

 

ヘルニアの有無にかかわらず、結局のところ椎間板は老化によってへしゃげていきます。この事実は避けられないことです。

 

このことを理解しながら、それでもやってくる症状に対して前向きに対処して痛みがなくなるか、十分に日常をやりこなせるレベルにまでもっていきます。

 

治療の方法は、筋膜リリース整体はり施術です。

 

筋膜リリースは痛みのための緊張した筋肉とその筋肉と関係する筋膜のバランスを整えるようにして、今感じている痛みを小さくします。

 

 

はり施術は患部の血流を改善させたり、筋膜リリースと同じように筋肉の緊張を改善させます。そうすることで、患部に感じる、重くだるい痛みを改善させることができます。

 

 

また、はりで神経を刺激することで、神経に起こっている炎症を改善させます。整体は直接患部には行ないません。関係のある関節の調整が必要な時だけ整体を行ないます。

 

このようにして痛みの悪循環を断ち切ります。

 

 

そして、この悪循環に対処しながら、

 

ヘルニアが治るとはどういうことなのか、

今後どのように痛みが出てくると考えられるのか、

どんな運動を行えばいいのか、

痛みをコントロールするためにはどうすればいいのか

 

をしっかりと説明させてもらいます。

 

このようなかかわりを当院では認知行動療法的なかかわりと呼んでいます。

 

は、痛みを感じにくくなるためには、ヘルニアについてしっかりと学んで頂き、自分でコントロールできるようになることが重要なのです。

 

そのためには認知行動療法的なかかわりは治療の中の重要な要素となります。

 

 

遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。

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オープンチャットでもご相談頂けます。

 

おわりに

 

 

大阪市の平野区生野区南巽でどこに行ってもよくならない、ヘルニアにお悩みの方は小川鍼灸整骨院にご相談下さい。

 

当院は大阪市の平野区生野区の境目、地下鉄(大阪メトロ)千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにあります。北巽駅ではなく南巽駅ですのでどうぞお間違えなくご来院ください。

 

筋膜リリース整体はり施術・認知行動療法的なかかわりを通して、ヘルニアの痛みを治療する鍼灸整骨院です。

 

当院の患者さんは、平野区生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などから来院されています。

 

参考文献

加世田 圭一郎 他):自然消退がみられた頚椎椎間板ヘルニアの1例.整形外科と災害外科, 66 巻 4 号 p. 710-713 ,2017.

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