最近、筋膜リリースという言葉が脚光を浴びていますね。大阪市内でもよく見られます。特に腰痛、肩こりに対しては注目されています。
これまで原因がわからなかった腰痛、肩こりなどの痛みについて、その原因を筋膜に求めるのが筋膜理論です。
元々はアナトミカルトレインという筋膜のつながりが痛みと関係しているという考え方が筋膜リリースの始まりです。
これまでの解剖学は人体の構造を研究するためにメスを使って組織別に切り刻むことが当たり前だったので、筋肉と筋肉の間を埋める結合組織としての筋膜構造とその機能(はたらき)はあまり注目されなかったそうです。
現在の常識では、痛みの原因として注目されるのは、関節や神経の炎症とそれによる筋肉の緊張、脳の働きが関係する関連痛と呼ばれるものです。
しかし、筋膜が体中の筋肉をつなぎ、ある一部分の筋膜の異常が他の筋膜にも影響を与えて痛みの原因になりうるという、筋膜理論が打ち出されてからは、もしかしたら関節や神経の炎症によって起こると考えられていた痛みが、
「実は筋肉と筋膜の間の癒着も、もっと妥当な痛みの原因となり得るのではないか」
と考えられるようになったのです。
確かに、
原因がよくわからない腰痛や、関節の変形や神経の炎症によって出てくる痛みに対してこれまでは画期的な治療方法はありませんでした。だから整形外科では「とりあえず鎮痛剤と湿布で様子を見ましょう」とよく言われるのですね。
しかし、筋膜理論が述べる筋膜リリースで痛みが解消されるという理論があれば、とりあえずは「まだなすべき治療方法がある」ということになります。
私の経験では、腰痛などの痛みで困っている患者さんに対してはやはり積極的に治療を行う方が効果が上がるように思われます。
だから当院では筋膜理論を用いてしっかりと筋膜リリースを手技として行います。もちろん、その際には患者さんの症状を医学的にも眺めながら必要であればお医者さんに紹介も致します。原因がわからない痛みの治療においては、必要であればお医者さんを紹介することも治療者としての技術の1つだと私たちは考えています。
原因がわからない痛みでお困りの方、整形外科で治療を受けたけど湿布や薬を出されるだけで治る気がしないとお考えの方、積極的に治療して欲しいとお考えの方、大阪市内で筋膜リリースを受けてみたいとお考えの方は、小川鍼灸整骨院にご相談ください。
小川鍼灸整骨院は大阪市の平野区と生野区の境目、地下鉄千日前線南巽駅①出口徒歩1分のところにあります。