薬でも良くならなかった頚痛の改善例【交通事故後 頚の痛み トラマール】

 

はじめに

 

小川鍼灸整骨院のブログです。今回は交通事故後に発症した頚の痛みが改善した患者さん(ペインスケールは10→3)について報告させて頂きます。この患者さんは医師からトラマールやサインバルタというような作用が強い薬の処方されており、苦しんでおられましたがなんとか4回の施術で改善しました。  

 

 

 

小川鍼灸整骨院大阪市の平野区と生野区にまたがる加美北地域でおすすめの整骨院、あなたにいちばん近くの整骨院を目指しています。交通事故でお困りの方もご相談ください。

 

 

 

患者さんについて

 

 

Pさん:  25歳 男性 職業)建築作業員

 

主訴:頚から背中の痛み、頭痛

 

 

1年前に交通事故で頚椎捻挫を起こし、その後頚の痛みは軽減していない。

 

 

事故の前は肩こりなど感じた事がなかったが事故後に頚の痛み肩の痛みを感じるようになり、痛みは徐々に強くなってきている。

 

 

事故の時に通院した整形外科では、トラマールやサインバルタというような作用が強い薬が処方されていた。

 

 

 

 

 

整形外科では薬物療法の他に、トリガーポイントブロックも受けたが効果を感じなかった。

 

 

特に首周りの痛みが強くなり、仕事中も痛みのことばかり考えてしまうのでトラマールの量が増えた。

 

 

しかしトラマールは麻薬のようなきつい薬で体に良くないと思いトラマールの量を減らすように努力したが、「しびれやふるえなどの離脱症状が出てきてどうすればいいのか全く分らない」状態だった。

 

 

そんな中でマッサージや整体などこれまでいろんな治療を受けたけれども、治療直後だけが軽くなったと感じるだけで説明もされないので不安はどんどん大きくなってきた。

 

 

その理由は、どの先生も自分が納得できる頚の痛みの原因に関する説明がなく、自分で調べてみてもわからなかったから。

 

 

例えば枕が悪いのかと考えて4回も買い変えたが、それでも良くならなかった。  最近は、頚の痛みを感じるとしんどいという気持ちが先に出てきて仕事も辛くなってきている。このような流れで当院に来院した。

 

 

施術と結果

 

 

筋膜リリースと整体週に 2回 2×週間

認知行動療法的なかかわり

 

結果は、痛みが10→3になりました。

 

 

特に2回目から3回目の間にはやめることができなかったトラマールをやめることができた、禁断症状としてのけいれんは起きたけれども無視することができたとPさんは話しました。

 

 

最終日には、「鋭い痛みがやってきたときには体に意識が向いてしまうけれども、治療に行っていることが自信につながる」と話してくれました。

 

 

なぜよくなったのか?

 

 

 

 

初診時のPさんの頚の痛みは次の通りでした。

 

 

安静時に頚から肩に掛けて鈍痛があり、

 

朝の起き抜けの動作開始時の痛みがつらい、

 

上を向く動作で頚の痛みがある、

 

関節の音がなることがすごく気持ち悪い、

 

5番目の頚椎を押えると痛い、 

 

頚の痛みのことや将来のこと、交通事故のことばかりを考えている、

 

頚の位置によって痛みの出方が変わる、

 

 

これらのことから、Pさんにおける頚の痛みの原因は、体の問題と心の問題に分けて考えることができました。

 

これらの痛みが相乗効果をなして強くなっているように見えました。

 

図にしましたので、①から⑧の番号を追ってご確認ください。

 

 

 

 

 

体の問題については次の通りです。

 

 

頚椎椎間板変性は20歳以降に起こります。

 

 

Pさんは20代で比較的若いですが、交通事故をきっかけに①椎間板の変性過程に何らかの痛みを感じてしまったのでしょう。

 

 

考えられることは椎間板に亀裂が生じてそこに血管と神経が伸びていくという現象です。

 

 

この時に伸びた知覚神経が痛みの原因になることがあります。

 

 

動き始めの鋭い頚の痛みはそのような時に特徴的な痛みと考えられます。

 

 

椎間板についてをご参照ください。

 

 

 

 

そして、そのような頚の痛みが②筋肉の緊張と筋膜の癒着を引き起こし更に首周り全体の重くだるい③痛みを引き起こします。

 

 

この症状に対しては、④筋膜リリースと整体を行いました。

 

 

筋膜と筋肉をゆるく結ぶ結合組織が癒着した場合は、その部分の水分量が低下したり、pHの変化によって痛みが出てきたりします。

 

 

徒手による筋膜リリースはそれらの不調を解消して痛みを感じさせないように⑤してくれるのです。

 

 

今回は、「とにかく首周りを強く刺激して欲しい、それで良くなるような気がする」とPさんは話しましたので、頚の筋膜を緩める筋膜リリースと整体を行うようにしました。

 

 

こころの問題については次の通りです。

 

 

Pさんは自分の意識が深まりやすく、どんどん悪い方向に考えてしまう傾向にあることを自覚していました。

 

 

つまり、⑥頚への意識の集中がみられ、Pさん自身もそれを認めました。

 

 

初診時にはそのようなこころの問題に触れないようにしていたのですが、2回目以降はPさんから自分の心情をいろいろと語って下さいました。

 

 

そこには元々の性格傾向や将来への不安、交通事故処理にまつわるストレス、トラマールに対する依存、そして実家との葛藤などが存在しました。

 

 

 

特にトラマールは比較的安全に利用できるオピオイド系の鎮痛剤として知られているにもかかわらず、ネット検索を元に、多彩な症状を自ら感じ取っているようにお見受けできました。

 

 

それらのこころの問題に対して、⑦認知行動療法的なかかわりを行いました。

 

 

それらの問題と症状の関係について、マインドワンダリングや精神交互作用、恐怖回避思考や破局的思考と呼ばれるような、既に知られている現象を通してPさんに理解して頂ける様に説明しました。

 

 

それらの説明によってPさんは頚の痛みに意識が集中しすぎることで痛みが強く感じられるこに納得が得られ、

 

 

⑧意識を頚に集中させないようにコントロールすることができるようになった結果、Pさんの頚の痛みは軽減していったと考えられます。

 

以下のブログもご参照ください。

↓↓↓

精神交互作用について

 

マインドワンダリングについて

 

 

 

 

Pさんが整形外科やマッサージなどの治療を受けても効果が出なかった理由は、体の問題だけに焦点を当てた治療しか受けてこなかったことにあると考えられます。

 

 

トラマールは強力な鎮痛剤ですが、患者さん自身が痛みについての理解や納得を得ることなく体の痛みだけをトラマールで押さえ込もうとすることが良くなかったのではないでしょうか。

 

 

Pさんが回復できた大きな理由は体の問題だけではなく、こころの問題にうまく対処できて、Pさん自身がご自身のこころの問題を自覚してコントロールできるという感覚を得たためだと考えられます。

 

 

 

小川鍼灸整骨院では、Pさんと同じような「どこに行っても良くならなかった症状」が、認知行動療法的なかかわりをとおして改善した患者さんをたくさん経験しています。

 

 

遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。

↓↓↓

http://www.korikori.com/?post_type=blog&p=3304&preview=true

 

 

 

おわりに

 

 

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大阪市の平野区、生野区界隈で交通事故の痛みやトラマールを服用しなくてはいけない程の痛み、どこに行ってもよくならない痛みでお悩みの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。

 

 

はり筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法をどこに行っても良くならない痛みの施術に応用していています。

 

 

当院の患者さんは、平野区生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などから来院されています。

寿町、衣摺などから来院されています。

 

 

執筆担当は小川でした。

経歴、プロフィール

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当院はコロナウイルス感染に対応中です。「3つの密」に対する対策をしっかりと行っています。

 

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※内容につきましては、プライバシーに配慮して、話しの構造が変わらない程度に性別や年齢、職業、具体的な社会的背景などを加工しています。

 

 

参考文献

 

 

山岸 淳嗣, 小久保 他):ヒト頚椎変性椎間板における血管新生と神経伸長―700 椎間板の組織学的・免疫化学的観察―.中部日本整形外科・災害外科学会雑誌, 58 巻 2 号 p. 255-256,2015.

 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/chubu/58/2/58_255/_article/-char/ja

 

 

伊達 久, 森田 行夫 他):非がん性慢性疼痛に対するトラマドールの長期投与―日常診療における3年投与症例の調査研究―.日本ペインクリニック学会誌, 25 巻 4 号 p. 238-243,2018.

 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspc/25/4/25_17-0015/_article/-char/ja

 

 

鈴木 茂樹, 浅賀 亮哉,他):エコーガイド下Fasciaリリースの治療効果―Fasciaの痛みの原因と多職種連携の必要性について―.理学療法 - 臨床・研究・教育, 26 巻 1 号 p. 3-7,2019.

 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/ptcse/26/1/26_26-003/_article/-char/ja

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小川 貴司(おがわ たかし)

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