はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。
中年以降の方で、股関節の痛みが出たりなくなったりしながら時には長引くことを経験した人は多いでしょう。
股関節の変形はそのようにして少しずつ進んでいきます。この現象は痛みの差はあれども誰にでも、そしてどの関節にも起こることです。
今回はそのような変形性股関節症について2回にわたって説明します。
今回は変形性股関節症とは何かについてです。
内容は以下の通りです。
・発生原因による分類
・原因
・症状
・検査法
・おわりに
・参考文献
当院は予約制です。
ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは
で受け付けております。
遠方にお住まいの方には
①ZOOMによるカウンセリングもご利用いただけます。
②お近くの提携治療院を紹介することができます。
お気軽にご相談ください。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、大阪市と東大阪市の境目、平野区加美北8丁目にある鍼灸整骨院です。
https://maps.app.goo.gl/9KUCcN8otrGgGbin6
最寄り駅はJRおおさか東線衣摺加美北駅(徒歩4分)です。地域で一番おすすめの整骨院、あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。
発生原因による分類
変形性股関節症は原因により、大きく2つに分類されます。
・1次性変形性股関節症(10-20%):原因不明
・2次性変形性股関節症(80-90%):原因が特定できる
多くは2次性の変形性股関節症で、その原因となる疾患は、先天性股関節亜脱臼、脱臼後の臼蓋形成不全による亜脱臼性の股関節症が大部分です。
また、小児に見られるペルテス病、他に大腿骨頭すべり症、大腿骨頭壊死症、骨折などが原因としてあります。
原因
臼蓋形成不全とは大腿骨頭の受け皿である臼蓋が正常よりも浅くなります。
正常であれば凸と凹の関係である大腿骨頭と臼蓋はきっちりとはまり込みますが、臼蓋形成不全では大腿骨がきっちりと臼蓋はまることが出来なくなります。
形成不全がおこると関節面への荷重が均等にかからなくなります。
その為、階段昇降時や立位時などに正常よりも更に関節面への負荷が増大し、関節軟骨の破壊が進行します。
症状
臼蓋形成不全の初期症状は歩行や荷重時での鼠径部の違和感や歩行後の股関節の痛みです。
安静時には痛みがほとんどなく、日常生活でも困ることは少ないようです。
しかしながら、進行すると歩行や運動時に股関節周囲や腰、膝、臀部にまでに痛みが生じます。
変形の進行とともに痛みは強くなり、更に股関節の可動域制限が大きくなります。
検査法
変形性股関節症では患側の股関節外転筋力の低下がしばしば見られます。
外転筋は安定した歩行をする際に重要な働きをする筋肉です。
そのため、この筋力が低下すると患側で片足立ちをした際に骨盤が健側に傾いてしまう、トレンデレンブルク兆候が見られます。
また、脚長差や筋力低下による太ももの筋肉の萎縮が見られることもあります。
股関節の可動域制限もまた、重要な確認方法の1つで、健側との比較によってその制限が見て取れます。
変形性股関節症の確認方法は視覚的なもの以外にも特定の動きをして、痛みが誘発されるかを確認することでも検査されます。
これを疼痛誘発テストと言います。
方法1:パトリックテスト
仰向けで健側の足は伸ばし、患側の足を股関節屈曲・外旋・外転というちょうど数字の4のような姿にして、痛みが出るか確認します。
これをパトリックテストと言います。
パトリックテストの肢位をした際に鼠径部付近に痛みが出れば、変形性股関節症の可能性が高くなります。
方法2:インピンジメントテスト
仰向けで健側の足は伸ばし、患側の足は股関節を内旋させながら90°まで屈曲させ、その位置でさらに内転を加えて痛みが出るか確認します。
痛みが出たら股関節前方部分の病変が疑われ、臼蓋形成不全の可能性が高くなります。
遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致しますのでお気軽にご相談ください。(但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。)
当院は予約制です。
ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは
で受け付けております。
遠方にお住まいの方には
①ZOOMによるカウンセリングもご利用いただけます。
②お近くの提携治療院を紹介することができます。
お気軽にご相談ください。
当院のクチコミ
当院ではこれまで、どこに行っても良くならない多くの患者さんの施術を行ってきました。
それらの一部の患者さんからは、とてもありがたいクチコミコメントを頂いております。
カウンセリングをご検討の方は参考までにクチコミ内容をご確認ください。
おわりに
大阪市の平野区、生野区・東住吉区、加美北、東大阪市の衣摺、渋川町、柏田、布施あたりの方で、変形性股関節症の痛みにお困りの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。
はり・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法を施術に応用していています。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、大阪市と東大阪市の境目、平野区加美北8丁目にある鍼灸整骨院です。
最寄り駅はJRおおさか東線衣摺加美北駅(徒歩4分)です。地域で一番おすすめの整骨院、あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。
当院の患者さんは、平野区、生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺にとどまらず、他府県からも来院されています。
参考文献
1)内藤 正俊:変形性股関節症.最新整形外科学大系,16巻, 8章股関節部の疾患,中川書店,p272-285,1999</