小川鍼灸整骨院のブログです。
前回までは個人の意味づけが痛みや病気を創り上げることを述べてきました。
今回は文化や社会が病気を意味付ける(創り上げる)例をあげたいと思いますが、そのためには前置きが必要です。少々お付き合いくださいね。
「えーー!前置きが長いんだよ!」
と、もしお考えの方がいらっしゃったらうれしいです❤。
いつもだらだらした書き方で申し訳ありません。
人の病気や痛みが「肉体」だけによるものではなく、人の感情や心(心?単純にそれだけではないかも?)によって影響を受けるということをこれまで述べてきました。
人の「肉体」は世界中のどの社会・文化でも基本的な構造は同じです。
しかし、人の「肉体」以外の部分、つまり感情や心、考え方、価値観などは
「個人的な経験」
「育った社会」
「育った文化」
「育った環境」
によって変わってきますよね。
古くは「なるほど・ザ・ワールド」、最近では「世界の果てまでイッテQ」など、これらの番組は人間の社会・文化の違いを面白おかしく取り上げた番組ですね。
皆さんもマスメディアを通して、人間の社会・文化の違いを認識されていることでしょう。
裸で生活する人たちや肌の露出をタブーとする人たち太っていることが美しいとする人たちや痩せていることが美しいとする人たち牛肉を食べる人たちや牛肉を食べない人たち虫を食べる人たちや食べない人たち・・・・
これらのことは「育った社会」や「育った文化」、「育った環境」による価値観の違い、世界観の違いということができます。
同じ社会や文化で育った人たちの間にも価値観・世界観の違いがありますよね。
「この人かわってるなー、」とか、
「なるほど、そう考えるか!」とか、
「自分にはありえない!」とか、
「え!そんなことアリなの?」
なんて感じることはよくあります。
そう感じることがあるのは、人の個人的な経験の違いもまた、価値観や世界観に違いをもたらすからでしょう。
まあ、非常に大雑把で単純化した話の展開ではありますが・・・。
このように、同じ構造の肉体をもちながらも地球上の人間は、それぞれの社会・文化に従って考え方・感情・価値観、その他、様々なものを創り上げているようです。
そして、病気もそのなかの一つといえます。
興味深いのは、ある文化圏のなかだけに見られる病気があることです。
つまり、文化が病気を創り上げるということができます。
文化人類学者や精神医学者が文化結合症候群と位置付けるものです。
次回は文化結合症候群の説明を通して、「肉体に生じる異常」以外のものが痛みや病気を引き起こす現実に迫りたいと思います。
できるかな・・・・・?
(つづく)
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