「検査で異常なし」と言われたのに治らない痛み ― 症状と不安の悪循環とは?【平野区 加美北 衣摺 小川鍼灸整骨院】

 

 

はじめに

(2026年2月12日更新 執筆・監修責任:小川貴司)

小川鍼灸整骨院のブログをご覧いただきありがとうございます。

当院は大阪市平野区加美北で開業30年以上、整形外科・内科と連携しながら施術を行っている鍼灸整骨院です。

今回のテーマは、「検査で異常なし」と言われたのに治らない痛み ― 症状と不安の悪循環とは?です。

これまで多くの患者さんが、


・検査では異常なしと言われた


・複数の医療機関を受診した


・それでも症状が続いている


という状態で来院されています。


そして共通しているのは、


「なぜ原因がわからないのか」


「このまま治らなかったらどうしよう」


という強い不安を抱えていることです。


「痛みがあれば不安になるのは当たり前では?」


そう思われるかもしれません。


しかし近年の研究では、


痛みと不安は互いに影響し合い、悪循環を起こすことが明らかになっています。


この悪循環に気づけるかどうかが、症状改善の大きな分かれ道になります。


この記事では、30年以上の臨床経験と医学文献をもとに、
以下の内容をお届けします。

 

・当院でよくみる患者さんの特徴と症状

・症状と不安は悪循環する

・医者にも見えない症状と不安の悪循環

・改善しにくい患者さんの傾向

・当院での施術

・治っていく患者さんの特徴

・私は治るの?治らないの?

当院のクチコミ

・まとめ(おわりに)

・参考文献

 

問い合わせはこちら

 

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最寄り駅はJRおおさか東線衣摺加美北駅(徒歩4分)です。地域で一番おすすめの整骨院、あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。

 

当院でよくみる患者さんの特徴と症状

 

原因がわからない、なかなか治らない症状で困っている患者さんの特徴は、症状自体に困っているのはもちろんですが症状の原因がわからないことに不安を抱えていることです。

 

そしてそのような方は、生活上の問題に対しても複数の不安を抱えていて、それらの不安と症状に対する不安がかけ合わさって生活に支障をきたしている方も少なくありません。

 

症状としては頭痛やめまい、ふらつき、首や背中の痛み、腰痛、骨盤周りの痛み、膝痛、手のしびれや足のしびれ、疲れやすい、息切れ、睡眠障害などの症状に対して、

 

「もしかしたら脳や内臓の病気ではないか?」とか、

 

「自分は難病にかかったのではないか?」と考えて不安に陥り、

 

「仕事ができなくなるのではないか?」とか、

 

「もしこのまま治らなかったらどうしよう?」、

 

「このまま動けなくなる?」、

 

「歩けなくなるのではないか?」

 

と生活上の不安に広がったりします。

 

そのような方によくみられる行動パターンは、上記の症状に対して整形外科や脳神経外科、神経内科、ペインクリニックなど複数の医療機関を受診していることです。

 

しかし、心療内科や精神科を受診している方は比較的に少なく、その理由は患者さん自身が不安を治療の対象と捉えないからだと考えられます。

 

つまり患者さんは、

 

「不安は症状の結果によって誰にでも生じる当たり前のもの」であり、

 

「身体の原因をつきとめて治療を行えば症状はなくなる(だから不安もなくなる)」と考えているのでしょう。

 

ここには苦痛の中に不安が含まれていることは全く想定されていません。

 

身体の症状がなくなれば不安もなくなると強くお考えのようです。

 

しかし、最近の科学的研究では、症状と不安は相互に影響し合って悪循環を起こして苦痛を大きくしていく全般性不安障害という病気が認められています。

 

症状と不安は悪循環する

 

全般性不安障害とは、日常生活のあらゆる側面で不安を感じる状態のことです。

 

原因がわからない、治らない症状にお困りの方は、それ以外に様々な不安を抱えていることは先に述べましたが、このような不安が脳に働きかけて症状を強く感じさせることが医科学的に認められているのです(文献1)。

 

このことは、「症状の結果として不安が出てくる」のではなく、「不安が症状を大きくさせている」ことを示してます。

 

しかし不安は、どんな疾患にも「症状の結果として」つきまといますので医師から全般性不安障害と診断名を付けられることが非常に少なく、全般性不安障害であるにもかかわらずそのほかの疾患名を付けられる患者さんも多いとのことです(文献1)。

 

つまり多くの医療者も一般の患者さんと同じように「症状の結果として不安が出る」と考えているのです。

 

医者にも見えない症状と不安の悪循環

 

前述の通り、医療者も不安を治療の対象とみていません。

 

医療者が考える治療の対象は、肉体に原因がある症状なのです。このことは西洋医学が科学的生物医学として発展してきたことと関係しています。

 

現在の日本の主流となっている西洋医学(医療)は、人間はすべて同じ構造をもっていて、その異常を見つけて修理すれば症状は治ると考えます(文献2)。

 

だから、不安に焦点を当てて異常を見つけることもしませんし、不安に焦点を当てて治療しようとしません。

 

その一方で、心ある医師はそのことに確実に気付いています。

 

しかし忙し過ぎる医師には患者の不安を解消するためのゆっくり話せる時間はありませんし、心理的な余裕もありません。そもそもそのようなかかわりには診療報酬が算定されない(お金にならない)のです。

 

患者さんの症状が不安によって大きくなっているのならばそれは心理的な問題ですので、身体的な異常はみつからない、つまり検査をしても異常がみつからないとなりますし、身体を治療してもなかなか治らないのは不安に対する治療が行われないからでしょう。

 

医学的な問題を手術で取り除いたにもかかわらず症状がなくならないという患者さんの中にも不安に対する治療が行われないことによって症状と不安の悪循環が起こっているケースが多いように思います。

 

このように、症状と不安の悪循環は医療者にも見えていないことがほとんどです。

 

改善しにくい患者さんの傾向

 

不安と症状が悪循環している患者さんの場合、自分の身体や症状に意識が集中しています。

 

例えば、

 

朝起きた時に「今日は痛くないだろうか?」と痛みを感じる前から痛みのことを考えたり、

 

動いた瞬間に関節で音が鳴った時に「なぜ音が鳴ったのか?」と考え始めたり、

 

違和感を覚えた関節を見て「今日はいつもより少し腫れている気がする」など、患部の変化を感じ取ろうとします。

 

「いや、いつも身体のことばかり考えているわけではない」という患者さんもいますが、つらい症状があればそれについて考えることは当たり前のことですね。

 

上記のような身体や症状へ意識が集中する傾向は基本的にネガティブな方向に大きくなります。

 

治療期間中にこの傾向が改善されない場合には、

 

「治療自体に意味がないのではないか?」とか、

 

「治療を受けるとさらに痛みが強くなっているような気がする」

 

という考え(不安)が生まれるときもあります。

 

これを繰り返すことで治療に対する信頼が薄れてきてもっと自分に合う治療方法があるのではないか?と考えて他の治療を探し求める患者さんもいます。

 

このように症状と不安の悪循環を起こしている患者さんの症状は非常に不安定です。

 

そのため、自分の身体そのものを全く信用できない状況に陥っています。

 

ここまでの文章は「不安が原因で症状が大きくなっていることが前提」となっていますが、身体の問題についてもしっかり治療する必要があります。

 

ただ、身体についてはほとんどの方が一度は整形外科を受診して「異常がない」と言い渡されていますので、そこは医師は信用しても良いと思います。

 

しかし、多くの方は医師に対してあまり良い印象を持っていないようです。

 

このことも改善しにくい患者さんの傾向としてあげることができます。

 

つまり、これまで受療してきた医療者と良い関係性をつくることができなかったということですが、このことはあなたが悪いのではありません。

 

現代の医療制度では症状と不安が悪循環を起こしている患者さんの治療に限界があるということです。

 

当院での施術

 

当院の標準的な治療は初診から4回目までの治療を週に2回のペースで行います。

 

その理由は、次の治療までの間にまた不安が大きくなり、症状が悪化する場合があるからです。

 

最初の4回の施術では治療の間隔を小さくして、次の治療までの間に不安が大きくならないように施術します。その後は概ね週に1回の施術です。

 

症状と不安の悪循環を治療するためには、身体に対する施術と不安に対する専門的なかかわりを行います。

 

まずは治療を行いながら症状を軽減させます。その施術は主に、筋膜リリースマッサージ、整体、鍼施術、です。特に筋膜リリースなどの身体に触れる施術は、痛みを軽減させる効果(文献3)や、リラクゼーション効果、そして不安を軽減させる効果(文献4)が認められています。

 

そして当院では、さらに不安を軽減させるために当院では認知行動療法的なかかわりを行っています。認知行動療法は不安を小さくする効果が科学的に認められた心理療法です(文献5)。このかかわりの中では、患者さんが自分の不安やストレスに気付き、それに対して自分で対処できるように会話を展開します。

 

これらの施術とかかわりの中で、患者さん自身が症状と不安の悪循環に気付き、その悪循環への対処をうまく行うことで症状が軽減することを実感できるように施術を行います。

 

概ね8回程度でこの状態に到達する患者さんが多いです。

 

当院の治療回数についてはこちらもご参照ください。

なん回通えばよくなるの?【治療回数 大阪 平野区 加美北 衣摺 生野区 南巽 小川鍼灸整骨院】

 

治っていく患者さんの特徴

 

上記のような施術の中では、治りやすい患者さんの特徴が見えてきたように思えます。それは、症状と不安の悪循環が自分の中でどんな風におこっているのかについて、自分で考えようとする人です。

 

例えばこれまでは、

 

「この原因は一体何か?」

 

「なぜ原因がわからないのか?」

 

「何をしたときに痛みが出るのか?」

 

というような、今まさに感じるこの症状についてぐるぐる考えていたことを

 

「自分はなぜ不安になっているのか」

 

「どのタイミングで不安のスイッチが入るのか」

 

「楽しい時(不安のない時)にも痛みを感じているのか?」

 

という、自分が感じる不安の分析に向けることができる人です。

 

このような思考の変化によって、自分を一歩引いた視点から眺めるすることができるのです。

 

もちろん、このことは簡単なことではありません。

 

しかし、症状の改善がみられる方の多くは当院の認知行動療法的なかかわりを通してご自身の症状と不安の悪循環に気付きご自身で対処できるようになっています。

 

8回の施術までにこの域に到達できなかった方は、月に1回程度の施術を継続することが多いです。

 

私は治るの?治らないの?

 

まずは何をもって治ったとするのか?この点が重要になります。

 

患者さんの中には、

 

「身体の中の痛みの原因が治ったら症状も不安もなくなるので、身体の中が治らないと治ったことにはならない」

 

と考える方が多いと思いますが、この考え方は症状と不安の悪循環に陥っていることになりますので治らない考え方となってしまいます。

 

ここまでお伝えしてきた通り、不安があれば症状は強く感じてしまいますので、不安がなくなると治ったといえるかもしれません。

 

不安はなくなったけれども症状がまだあるという方は多くいますがそのような方々は、

 

「症状はゼロではないけどこれぐらいの症状なら十分にやりこなせる」とか、

 

「症状はまだあるけどそのことについて考えない時間が増えてきた」と話してくれます。

 

意識が身体に集中しすぎると症状を大きく感じてしまいます。

 

だから、身体についてネガティブなことを考えないように、そして身体に意識を集中させ過ぎないようにすることで不安は感じなくなくなります。

 

そこに気付くことができればあなたの症状は治るといえるのではないでしょうか。

 

当院ではそのような患者さんをたくさん経験しています。

 

遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致しますのでお気軽にご相談ください。(但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。)

 

問い合わせはこちら

 

当院は予約制です。

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で受け付けております。

 

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当院のクチコミ

 

当院ではこれまで、どこに行っても良くならない多くの患者さんの施術を行ってきました。

 

それらの一部の患者さんからは、とてもありがたいクチコミコメントを頂いております。

 

カウンセリングをご検討の方は参考までにクチコミ内容をご確認ください。

 

 

また当院では全国から寄せられたお悩みに対してYouTubeでお答えしています。

Youtubeチャンネル

「どこに行っても良くならない痛みの相談室」もご覧ください。

どこに行っても良くならない痛みの相談室

当院に寄せられた痛みの相談についてお答えしています。また、ブログの内容も動画でお伝えしています。

 

まとめ(おわりに)

 

「検査で異常なし」と言われたのに治らない痛み。

 

それは決して気のせいでも、あなたが弱いからでもありません。

 

痛みと不安が互いに影響し合い、悪循環を起こしている可能性があります。

 

身体の異常だけを探し続けるのではなく、

 

不安がどのように症状に影響しているのか

 

自分はどんな時に不安が強くなるのか

 

症状に意識が集中しすぎていないか

 

こうした視点を持つことが、回復のきっかけになります。

 

当院では、

筋膜リリース・鍼・整体による身体へのアプローチ

認知行動療法的な関わりによる不安へのアプローチ

この両面から施術を行っています。

 

どこへ行っても改善しなかった痛みでお悩みの方は、ひとりで抱え込まずにご相談ください。

あなたの症状が軽くなるきっかけを、一緒に見つけていきましょう。

 

株式会社COCO 小川鍼灸整骨院

当院はJRおおさか東線衣摺加美北駅から徒歩4分です。

 

大阪市の平野区生野区東住吉区加美北、東大阪市の衣摺渋川町柏田、布施あたりの方で、   にお困りの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。

 

はり筋膜リリース整体と同時に認知行動療法を施術に応用しています。

 

小川鍼灸整骨院大阪市の南東、大阪市と東大阪市の境目、平野区加美北8丁目にある鍼灸整骨院です。   

 

最寄り駅はJRおおさか東線衣摺加美北駅(徒歩4分)です。地域で一番おすすめの整骨院、あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。

 

当院の患者さんは、平野区生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺にとどまらず、他府県からも来院されています。

 

当院の治療ポリシーと信頼性の確保

施術責任者:小川貴司(国家資格:柔道整復師/鍼灸師/あんまマッサージ指圧師/修士:医療人類学専攻)

臨床経験:30年以上・延べ15,000件以上の症例を担当

所属団体:全日本鍼灸学会・日本統合医療学会・日本心身医学会・日本認知行動療法学会 会員

医療連携:整形外科・内科と提携して原因精査を実施

情報の正確性:学術論文および国内診療ガイドラインに準拠

 


【AI外部評価(2026年2月12日実施)】

本記事は、GoogleのEEAT(Experience・Expertise・Authoritativeness・Trustworthiness)および大学査読水準(Academic Rigor)の2軸で評価を実施した。

EEAT評価では、筆者の30年以上の臨床経験、国家資格および学会所属の明示、最新の学術文献(2024年メタ解析を含む)の引用により、88/100点と高水準であった。特に「検査で異常なしと言われたが治らない痛み」という検索意図への適合性は非常に高く、臨床的経験知と科学的知見の統合が評価された。

一方、大学査読水準(Academic Rigor)では、理論的整合性および文献引用は評価できるものの、施術プロトコルの再現性、統計的アウトカム指標、限界の明示などが不足しており、62/100点であった。

両軸の総合評価は 75/100点

総評として、本記事は「臨床実践に根ざした高いEEAT水準を備える医療情報コンテンツ」であり、学術的厳密性を補強することで、さらに高い信頼性を獲得できる内容であると評価される。

評価実施:AI(医療情報評価モデル)
評価日:2026年2月12日

 

参考文献

 

文献1 大坪天平:わが国の全般不安症の現状と課題.不安研究,14 巻 1 号 p. 2-11,2022,doi.org/10.14389/jsad.14.1_2.

 

文献2 Engel GL. The need for a new medical model: a challenge for biomedicine. Science. 1977 Apr 8;196(4286):129–36. doi:10.1126/science.847460.

 

文献3 Field, T. Massage therapy research review. Complement. Ther. Clin. Pract. 24, 19–31 (2016).

 

文献4 Packheiser J, Hartmann H, Fredriksen K, Gazzola V, Keysers C, Michon F. A systematic review and multivariate meta-analysis of the physical and mental health benefits of touch interventions. Nat Hum Behav. 2024;8(6):1088-1107. doi:10.1038/s41562-024-01841-8.

 

文献5 Simona Stefan, Ioana A Cristea, Aurora Szentagotai Tatar, Daniel David.Cognitive-behavioral therapy (CBT) for generalized anxiety disorder: Contrasting various CBT approaches in a randomized clinical trial.J Clin Psychol. 2019 Jul;75(7):1188-1202. doi: 10.1002/jclp.22779.

 

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