(2026年4月1日更新)
この記事の執筆・監修 ポリシー
小川貴司
柔道整復師 / 鍼灸師 / あんまマッサージ指圧師
医療人類学修士(身体症状と心理社会要因の研究)
臨床経験30年以上
症例数15,000件以上
所属学会全
・日本鍼灸学会
・日本統合医療学会
・日本心身医学会
・日本認知行動療法学会
医療連携:整形外科・内科と提携して原因精査を実施
情報の正確性:学術論文および国内診療ガイドラインに準拠
はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。
皆さんが病院やクリニックで診察を受けると、先生が病気の状態や治療方針、今後の見通しなどを説明してくれますよね。
でも…「先生の話、難しくてよくわからなかった」
そんな経験はありませんか?
👉もし今まさにそのことで困っている方は、この記事が役に立つかもしれません。
実際、「医師の説明が理解できなかった」と感じている患者さんは、とても多いのです。
医師の説明が理解できるかどうかは健康や病気からの回復にも影響することから、WHOも問題視しています(文献1)。専門的には「ヘルスリテラシー」という問題です。
医師もこのことは理解しているのでちゃんと説明しているはずなのですが、
それにもかかわらず、なぜか理解できない——
なぜなんでしょうか?
どうすればいいのでしょうか?
この「わけのわからない状況」によって不安が大きくなり余計に症状がつらく感じられます。
結論(先にお伝えします)
医師の説明がわからない理由は、
👉あなたの理解力の問題ではありません
多くの場合、
・医学用語の難しさ
・診察時間の短さ
・緊張や不安
・情報の食い違い
といった「構造的な理由」が関係しています。
つまりこれは、あなたの理解力だけの問題ではなく、医療者側の責任でもあるのです。
今回はなぜ医師の説明がわかりにくいのかについて丁寧に解説し、どう対応すればいいのかをご紹介します。
内容は以下の通りです。
・原因①医学用語は難しい
・原因②医師が忙しすぎて、ゆっくり話せない
・原因③丁寧に説明されても、なぜか理解できない
・原因④ネットや人から聞いた話と違って混乱する
・原因⑤そもそも原因が見つからず、説明できないこともある
・どうしたらいいの?——魔法のひと言
・当院にできることと実際のエピソード
・当院のクチコミ
・まとめ(おわりに)
・FQA(よくある質問)
・参考文献
当院は予約制です。
ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは
で受け付けております。
遠方にお住まいの方には
①ZOOMによるカウンセリングもご利用いただけます。
②お近くの提携治療院を紹介することができます。
お気軽にご相談ください。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、大阪市と東大阪市の境目、平野区加美北8丁目にある鍼灸整骨院です。
院長は30年の臨床歴を持ちます。
整形外科・リハビリ科と連携しながら、「どこへ行っても改善しなかった痛み」 に対して多角的にアプローチしています。
https://maps.app.goo.gl/9KUCcN8otrGgGbin6
最寄り駅はJRおおさか東線衣摺加美北駅(徒歩4分)です。
当院はあなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。
医学用語は難しい
医師は専門的な西洋医学を学んでおり、普段からその「専門語」を使って仕事をしています。
この言葉は一般の方からするとまるで外国語のようなもの。
日本語として耳には入ってくるけど、意味がまったくわからない…ということがよく起こります。
医師もなるべく難しい言葉を使わないよう努力していますが、逆に専門用語を避けると話がまわりくどくなり、かえってわかりにくくなる場合もあります。
つまり、「わかりやすく説明すること自体が、とても難しい」のです。
原因②医師が忙しすぎて、ゆっくり話せない
診察室では、先生がとても忙しそうにしていること、ありませんか?
多くの患者さんを抱えているために、ひとりひとりに時間をかけて説明するのが難しいのが現実です。
その結果、必要最低限の情報だけが短時間で伝えられることになり、
ただでさえ難しい内容が、さらにわかりにくくなってしまうのです。
原因③丁寧に説明されても、なぜか理解できない
中には、とても丁寧に時間をかけて説明してくれる先生もいます。
それでも「話が難しくてよくわからなかった…」と感じること、ありませんか?
これは、使っている言葉が難しすぎるだけでなく、
受け手である患者さんが緊張していて頭に入ってこない、ということもあります。
診察室の中では、誰しも少なからず緊張します。
でも、リビングでくつろぎながら同じ話を聞いたら、もっとスッと理解できるかもしれません。
原因④ネットや人から聞いた話と違って混乱する
体調が悪くなると、ネットで検索したり、周りの人に相談したりしますよね。
その結果、「自分の病気はこういうものだろう」とイメージが固まっていくのですが、
病院で先生に言われたことが、それと全然違う!ということもあります。
こうなると、
「どっちが本当なの?」
と混乱してしまうことも。
医学的には先生の説明が正しくても、患者さんにとってはそれが“納得できる正解”ではないこともあるのです。
この問題は本当に難しい問題ですが。
原因⑤そもそも原因が見つからず、説明できないこともある
検査をしても異常が見つからない。
でも、症状は確かにある——こんなケースも少なくありません。
このような場合、医師は「異常は見つかりませんでした」としか言えず、説明のしようがなくなってしまいます。
これは、「医師の説明がわからない」というよりも、「説明する材料がない」という状態。
けれど、患者さんにとっては結局“わからないまま”なので、同じようにモヤモヤが残るのです。
検査をしても異常が見つからない。
でも、症状は確かにある——こんなケースも少なくありません。
👉このような場合、身体の異常だけでは説明できない要因が関係していることもあります。
どうしたらいいの?——魔法のひと言
医師の説明がわからないときに、ぜひ使ってほしい言葉があります。
それは——
「先生、私、原因がわからなくて本当に困ってるんです。どうか、私にもわかるように説明してもらえませんか?」
この言葉を、怒らず、責めず、困っている気持ちを正直に伝えるように話してみてください。
👉ここが大切です
「理解したい」という姿勢は、医師にも必ず伝わります
当院にできることと実際のエピソード
当院にも、「先生の説明がわからなくて…」と相談に来られる方がたくさんいらっしゃいます。
もちろん、私たちは医師ではないので診断をすることはできません。
👉(※重要)診断や医療行為は医療機関で行う必要があります。
ですが、これまでの経験をもとに、
どんなふうに先生に聞いてみたらいいのか
言われた内容をどう解釈すればよいのか
といった、**“理解のサポート”**をすることができます。
また、「異常はないと言われたけれど、症状がつらい」という方に対しては、
体の状態を丁寧に見ながら、症状改善への近道を一緒に探っていくことができます。
👉「説明がわからないまま不安だけが残っている」
そのような方が多く来院されています。
ここで、当院で実際にお困りの患者さんのエピソードを紹介します。
エピソード1 骨折後の痛み
手首を骨折してギプス固定を4週間行った患者さん。ギプスを外した後に手がまだ腫れていて(むくんでいて)、全く使えない状況でした。医師の診察の時間は非常に短く、「レントゲンでは骨がうまくくっついている。あとは自分で動かしてください」と早口で説明してくれたとのこと。
しかし患者さんは全く自分で動かすこともできず、動かすことで痛みも感じるようになり「骨はまだくっついていないのではないか?」と疑うように考え始めて不安はどんどん大きくなりました。自分の手のことを納得できるまで説明してほしいけれども医師は忙しそうで、複雑な質問をすると機嫌が悪くなるように感じたそうです。
困り果てて来院されたこの患者さんに対して私は、骨はくっついていること、むくみは固定したことによること、関節を固定すると筋力が低下して感覚も一時的に異常をきたすことなどを丁寧に説明することで患者さんの不安がなくなり、積極的に手を動かすことができるようになりました。
エピソード2 腰痛
腰痛で整形外科を受診した患者さん。長い間腰痛で悩んでいて、レントゲン検査をしたので何か悪いところが見つかるだろうと思ったけれども医師の説明は異常がないとのこと。こんなに痛みがあるのに異常がないはずがないし、内臓の病気かもしれないと不安もつのったそうです。また、異常が見つからなければ対処のしようがないので腰痛が治らないと困っていました。
当院ではこのような患者さんが多く来院されます。レントゲン検査の結果、整形外科医が「異常なし」というのに痛みがある理由は次の通りです。それは、腰痛の原因は加齢による関節の炎症であり、加齢は生理現象なので、医師はそれを異常ととらえないのです。だから「異常なし」と表現することがよくあります。この患者さんの事例が正にそうでした。
私は医師が説明する「異常なし」の意味について腰痛の原因が加齢現象であることに加えて、悪性の病気が見当たらないという意味も含んでいることを施術を行いながら時間をかけてお伝えしました。一定の治療期間の後、この患者さんの痛みはかなり軽減しました。正しくは、「まだあるけれども不安がなくなり、治療を続ける中でやりこなせる感覚が出てきた」という感じです。専門的にはセルフエフィカシーが高まったと表現します。
エピソード3 自律神経失調症
自律神経失調症で内科に通院している患者さん。内科医は少しの問診と薬の効果を聞くだけで、痛みのある場所を見たり触ったりもしてくれないとのこと。しかし、その先生は優しく、どうすれば自律神経が整うのかを教えてくれるけれども先生の話は難しすぎてわからないそうです。
そこで内科医に内緒で当院を受診されました。症状についてのお話しを伺いながら、日常生活についてうかがうと、非常に大きなストレスを抱えていることがわかりました。
本人さまは昔からあるストレスでどうにもならないと当たり前になっていたこのストレスが体調不良の原因である可能性が高く、このストレスを意識してうまく対処することによって体調が回復しました。ストレスに対する対処に加えてリラックスと運動を積極的に行うことで体調が回復するパターンが多いようです。
これらのエピソードのように当院では、あなたがこんなにもつらく感じている痛みに対して、医師がなぜ「異常なし」と表現するのかを「施術の中で」丁寧に解説するようにしています。
そしてあなたの痛みの原因と対象方について時間をかけてあなたと一緒に考えてあなたが内側から理解できるようにお伝えしています。
遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致しますのでお気軽にご相談ください。(但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。)
当院は予約制です。
ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは
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遠方にお住まいの方には
①ZOOMによるカウンセリングもご利用いただけます。
②お近くの提携治療院を紹介することができます。
お気軽にご相談ください。
当院のクチコミ
当院ではこれまで、どこに行っても良くならない多くの患者さんの施術を行ってきました。
それらの一部の患者さんからは、とてもありがたいクチコミコメントを頂いております。
カウンセリングをご検討の方は参考までにクチコミ内容をご確認ください。
また当院では全国から寄せられたお悩みに対してYouTubeでお答えしています。
Youtubeチャンネル
まとめ(おわりに)
今回は、お医者さんの説明がわかりにくい理由について説明しました。
医学用語は難しいことや、
医師が忙しく十分な説明が難しいこと、
情報の食い違いによる混乱、
原因が見つからないケースがあることなどが背景にあります。
そして対策としては、
「先生、私、原因がわからなくて本当に困ってるんです。どうか、私にもわかるように説明してもらえませんか?」
と、困っている気持ちを正直に伝えることが大切です。
👉そしてもう一つ大切なのは
「理解できないまま我慢しないこと」です
もし今、
「よくわからないまま不安だけが残っている」
という状態であれば、一度ご相談ください。
話を整理するだけでも、気持ちが楽になることがあります。
大阪市の平野区、生野区・東住吉区、加美北、東大阪市の衣摺、渋川町、柏田、布施あたりの方で、 にお困りの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。
はり・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法を施術に応用しています。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、大阪市と東大阪市の境目、平野区加美北8丁目にある鍼灸整骨院です。
最寄り駅はJRおおさか東線衣摺加美北駅(徒歩4分)です。あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。
当院の患者さんは、平野区、生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺にとどまらず、他府県からも来院されています。
FAQ(よくある質問)
Q1. なぜ医師の説明はわかりにくいことが多いのですか?
A. 主な理由は以下の通りです。
医学用語が専門的で難しい
医師が多忙で説明時間が限られている
緊張などにより話が頭に入りにくい
ネットや他人の情報と食い違い混乱する
検査で異常が見つからず説明できない場合がある
実際に、WHOなどの報告でも「医療情報の理解の難しさ(ヘルスリテラシー)」は世界的な課題とされています。
Q2. 医師の説明がわからないときはどうすればいいですか?
A. 最も効果的なのは、自分の言葉で「困っていること」を伝えることです。
例えば、
「先生、原因がわからなくて本当に困っています。私にもわかるように説明していただけますか?」
といった伝え方が有効です。
研究でも、患者が質問することで理解度や満足度が高まることが示されています。遠慮せずに確認することが大切です。
Q3. 病院で「異常なし」と言われたのに症状がある場合はどうすればいいですか?
A. 検査で異常が見つからなくても、症状が存在するケースは少なくありません。
このような状態は、身体だけでなく心理的・社会的な要因も関係することがあり、「心身医学」の分野で研究されています。
そのため、
別の医師に相談する(セカンドオピニオン)
症状の経過を整理する
身体と心の両面からアプローチする
といった対応が有効です。
当院では、医師の説明の整理や理解のサポート、症状改善に向けた多角的なアプローチを行っています。
参考文献
文献2 邑本俊亮. 患者-医師関係での認知心理学―患者は医師の説明をどのように理解するのか. 日本内科学会雑誌. 2011;100(6):1700-1704.











