はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。
腕をよく使う人の中には、肘の外側に痛みを感じることがよくあります。
この痛みは上腕骨外上顆炎と呼ばれるものです。
今回はテニス肘としても有名な上腕骨外側上顆炎について説明致します。
内容は以下の通りです。
・上腕骨外上顆炎とは
・症状
・自然経過
・当院での施術
・おわりに
・参考文献
また当院では、
無料相談を受け付けています。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、平野区と生野区の境目、南巽・加美北地区、南巽駅近くにある鍼灸・整骨院です。地域で一番おすすめの整骨院、あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南西、平野区と生野区の境目、加美北・南巽地区にあります鍼灸整骨院です。鍼灸・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法の理論を応用して施術します。
上腕骨外上顆炎とは
上腕骨外側上顆炎は肘の外側の痛みのことです。上腕骨外側上顆は図の通り上腕骨にあります。×の付いている部分には手首や指を伸ばす筋肉(短橈側手根伸筋)が付いています。
指を伸ばしたり手首を上に上げたりする動作でこの筋肉の付着部に負担がかかり痛みが出ます。
テニス肘とも表現されますが、疫学調査によると最も多くみられた原因は重量物の運搬が38%に対して原因がテニスであるのは10%ほどであるとのことで、そんなに多くないらしいです。
症状
発症の年齢は30代後半から50代の人に多く、女性に多いという報告が多いとのことです。
手首を上に上げたり、指を伸ばすようにすると肘の外側に痛みを感じます。生活上では、瓶の蓋などを開けるときに痛みを感じます。
ひどくなると、じっとしていても肘の外側と前腕外側部に痛みを感じるようになります。
重たいものを持たなくても、事務仕事で沢山の書き仕事をする人やパソコンのキーボードを長時間使用する人にも発症します。テニス肘の場合は、ラケットの扱い方やプレースタイルなどと関係してくるとのことです。
自然経過
この疾患は放置するよりも何らかの治療を行なう方が早くに治る傾向があるとされています。概ね半年以内に90%の患者さんは改善しているとのことです。
治りにくい患者さんは、手仕事などで指や手首の使用頻度が高い人、十分な休息期間をとれない人とされています。またテニス肘の場合、テニスを始めたのが比較的遅い人は痛みが長引く傾向にあるのは興味深いですね。
中年以降に手仕事に転職した人にも同じことが言えるかもしれません。
当院での施術
上腕骨外側上顆炎に対して当院で行えることは、深部マッサージに近い筋膜リリースや鍼治療です。
筋膜リリースではローズマリーカンファーという精油を用いて行ないます。この精油には炎症を抑える効果があるとされています。
鍼治療では患者さんに最適な刺激量を考えながら行ないます。「鍼治療は痛い」という印象をお持ちの方が多いですが、治療の途中にに我慢できず逃げ出した患者さんはまだ出会ったことはありません(笑)。
上腕骨外上顆炎の自然経過は半年と先に述べました。しかし私の印象では、。長い患者さんでは2ヵ月ほどかかるように思いますが大方、1ヵ月程度でしょうか。
ただ、医学研究が対象としている患者さんのグループと私がこれまで治療してきた患者さん方とでは重症度が違う可能性はあります。私がみてきた患者さんの方が比較的に重症度が低い可能性もありますね。
遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。
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おわりに
大阪市の平野区、生野区界隈で上腕骨外側上顆炎の痛みでお悩みの方は是非とも小川鍼灸整骨院にご相談下さい。鍼灸・筋膜リリース・整体などでみなさまの痛みを施術します。
当院は大阪市の平野区と生野区の境目にある加美北地区、地下鉄(大阪メトロ)千日前線南巽駅1番出口から徒歩1分のところにある整骨院です。北巽駅ではなく南巽駅ですのでどうぞお間違えなくご来院ください。
当院の患者さんは、平野区、生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などから来院されています。
参考文献
日本整形外科学会診療ガイドライン.委員会,上腕骨外側上顆炎の診療ガイ ドライン,南江堂,東京(2006)
島村安則他:上腕骨外側上顆炎の診療ガイドライン.岡山医学会雑誌 第123巻 August 2011, pp. 141-144