胸郭出口症候群 について【大阪 平野区 生野区 南巽 原因 ストレッチ リハビリ 整骨院】

 

はじめに

 

小川鍼灸整骨院のブログです。

 

首から背中、胸、腕にしびれや痛みを感じ、整形外科を受診したところ「胸郭出口症候群」と診断された方の中で、

 

「何をやっても、どんな治療をしても良くならない」とお困りの方も多いでしょう。

 

 

今回は、胸郭出口症候群について解説して、皆さんの痛みが少しでも楽になるきっかけをつくることができたらと思います。

 

内容は以下の通りです。

 

・胸郭出口ってナニ?

・胸郭出口症候群の原因

・胸郭出口症候群の症状

・整形外科での治療法

・この症状が治りにくい理由

・当院での施術

・当院のクチコミ

・おわりに

・参考文献

 

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小川鍼灸整骨院大阪市の南東、平野区生野区の境目、南巽・加美北地区、南巽駅近くにある鍼灸整骨院です。地域で一番おすすめの整骨院、あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。

 

こちらの動画も参考にしてください。

 

 

胸郭出口ってナニ?

 

胸郭出口とは、首から腕に走る神経の束(腕神経叢:わんしんけいそう)と血管(が通る首から胸のあたりの部分のことです。

 

 

この首から胸のあたりの部分で神経の束は、

 

①首の筋肉の間を通ったり、

②首の骨の突起の横を通ったり、

③鎖骨と第一肋骨の間を通ったり、

④小胸筋という筋肉の下を通ったり

 

します。

 

 

 

この通り道が何らかの理由で狭くなることで、そこを通る血管や神経の束が圧迫されて、

 

首から肩、腕にかけて痛みやだるさ、手のしびれなどの症状が起こる病気が胸郭出口症候群です。

 

原因

 

胸郭出口症候群の原因は、上記の4つの通り道が狭くなることです。

 

「胸郭出口症候群」という疾患名は、以下の4つの症候群の総称です。それぞれ神経や血管が圧迫を受ける場所によって疾患名が変わります。

 

①斜角筋症候群:首から肋骨にかけて付いている斜角筋という筋肉をくぐりぬける所で神経や血管が圧迫されているタイプ。

 

頚肋症候群:第1肋骨の上に、頚肋という異常な骨が出て来て、それが圧迫の原因となるタイプ。

 

③肋鎖症候群:鎖骨と第1肋骨との間で圧迫されているタイプで、胸郭出口症候群の中で最も多く見られる。

 

小胸筋症候群(過外転症候群):肋骨の前面から肩甲骨の烏口突起にかけて付いている小胸筋という筋肉の下で圧迫されているタイプ。

 

 

しかし最近は、神経が圧迫を受けるだけが胸郭出口症候群ではないことや、そもそも胸郭出口症候群は本当に上記の部位で圧迫されているのかどうかが疑問視されるようになってきました。

 

例えば、胸郭出口症候群でも肩がゆるくなったり、肩甲骨が下に下がったり(なで肩)して神経が下方に引っ張られてた結果、症状が出てくる牽引型の胸郭出口症候群も認められています。

 

そして、

 

胸郭出口症候群の症状の出方に個人差が多いことや、

 

手術をしても治らないケースがあること、

 

自律神経失調症の症状を訴える人が多いこと

 

などから現在は、明確に神経症状が出ている場合のみを胸郭出口症候群と呼ぶようになりました。

 

神経症状が明確な場合、真の胸郭出口症候群(True Nuralgic TOS)と呼び、これまでの曖昧な胸郭出口症候群とは区別されるようになっています。

 

比較的治りにくい、または慢性化しやすいのは、これまでの曖昧な胸郭出口症候群です。

 

症状

 

主な症状としては、腕から手にかけてのしびれ感やだるさ、痛み、肩こり、首の痛み等があります。

 

しびれは腕の内側や手の小指側(4指・5指)に感じることが多いのが特徴です。

 

こうした腕の症状がつらいために、吊革につかまれない、高い所に洗濯物を干せないという人もいます。

 

また、血流が悪くなることで、脈拍が弱くなったり、手が冷えたりすることや自律神経が影響を受けるため、

 

頭痛やめまいなどを伴うこともあります。

 

悪化例では、手指の運動障害や握力低下がみられ、手内在筋(手の筋肉)が萎縮し、手の甲の骨の間がへこみ、

 

小指球筋(手のひらの小指側)がやせてきます。

 

そして上記の症状と同時に、肩こりや頭痛、めまい、痛みや疲れを感じやすいなどの特徴をもっている方が非常に多いです。

 

これらの方はストレスや不安、うつ傾向、その他の精神症状などによって自律神経がうまく働かなないことがあります。

 

胸郭出口症候群の症状は、これらのの症状が絡まり合ってより複雑になってしまいます。曖昧な胸郭出口症候群はこのような特徴を持つのです。

 

整形外科での治療法

 

どのタイプの胸郭出口症候群かによって治療方法が変わってくるために、整形外科では上記のどのタイプの胸郭出口症候群であるのかをしっかりと見極めてくれます。

 

内科や麻酔科、その他骨や関節を専門としない他の科ではこの見極めができておらず、漫然と鎮痛薬が処方されることがありますので注意が必要です。

 

整形外科での治療が必要な場合は主に、頚肋症候群・肋鎖症候群です。神経の束が圧迫を受ける圧迫部分を手術で改善させます。先に挙げた「真の胸郭出口症候群」はこのタイプです。

 

神経の束が下に引っ張られて起こる場合は、筋トレや装具療法が効果的かもしれません。装具は胸を広げたり、肩甲骨を上に押し上げるような装具です。このような装具は整形外科で処方されます。

 

これらの方法に加えて整形外科では痛みを抑える鎮痛剤や、神経の回復を助けるビタミン剤、筋肉の緊張を緩める筋弛緩薬、神経障害性疼痛のに対する鎮痛剤などが処方されます。

 

しかし自律神経の不調が関係する症状を一緒に持っている方もたくさんいらっしゃいます。治りにくい患者さんです。次に説明しましょう。

 

この症状が治りにくい理由

 

胸郭出口症候群の症状は、自律神経症状と一緒に現れることがあります。

 

多くの場合、胸郭出口症候群と同じ場所に痛みやしびれを感じますが、神経麻痺による筋力低下がなかったり、神経電動測の検査を行っても異常がみられない場合が多いのです。

 

このような胸郭出口症候群の場合、症状のある期間が長引けば自律神経失調症が認められたり、心理的な問題が関係してくることがあります。

 

こうなると単純に手術で神経の圧迫を解消したり、筋トレやストレッチでは改善しなくなってしまします。

 

当院での施術

 

 

当院では、斜角筋症候群や小胸筋症候群(過外転症候群)に対して鍼灸治療や筋膜リリース、整体などを行い、筋肉の緊張や姿勢の改善を目指します。

 

牽引型の胸郭出口症候群に対しては、肩回りの筋肉をしっかりと強くする筋トレを指導することで症状の軽減を目指します。

 

また当院では治りにくい胸郭出口症候群に対しても施術を行うことができます。

 

筋膜リリースや整体、鍼灸はリラックス効果もあり、自律神経の調整が期待できます。さらに、不安や心配が小さくなるように症状についてしっかりと説明を行います。

 

また、自律神経の乱れは運動不足や生活習慣、ストレスを感じやすい考え方などと関係することもよくあります。

 

それらに対して当院では、患者さんそれぞれに異なった背景を考慮して適切なアドバイスを行っております。このようなかかわりを当院では「認知行動療法的なかかわり」と呼んでいます。

 

 

症状について感じる不安やストレスに気付いてそれらの心理的な問題をうまく解消することで自律神経が整い、症状を感じなくなることもよくあります。

 

時には瞑想のようなことも良いでしょう。

 

当院では上記の治療を、患者さんの状態や好みに合わせて行います。以下のブログを参考にしてください。

 

胸郭出口症候群の施術【平野区 生野区 南巽 鍼 小川鍼灸整骨院】

 

自律神経失調症の治し方【大阪 平野区 生野区 南巽 小川鍼灸整骨院 整体】

 

認知行動療法的なかかわりの例【平野区 生野区 南巽 腰痛 小川鍼灸整骨院】

 

痛みの治療に瞑想を応用する【大阪 平野区 生野区 南巽 肩こり 腰痛 小川鍼灸整骨院】

 

当院のぐるぐるフルフル体操について【大阪 平野区 生野区 南巽 関節痛 小川鍼灸整骨院】

 

遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致しますのでお気軽にご相談ください。(但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。)

 

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当院のクチコミ

 

当院ではこれまで、どこに行っても良くならない多くの患者さんの施術を行ってきました。

 

それらの一部の患者さんからは、とてもありがたいクチコミコメントを頂いております。

 

カウンセリングをご検討の方は参考までにクチコミ内容をご確認ください。

 

 

おわりに

 

小川鍼灸整骨院

当院は大阪メトロ千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにある整骨院です。

 

大阪市の平野区生野区南巽界隈で、   にお困りの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。

 

はり筋膜リリース整体と同時に認知行動療法を施術に応用していています。

 

当院は大阪市の平野区生野区の境目にある加美北地区、地下鉄(大阪メトロ)千日前線南巽駅1番出口から徒歩1分のところにある整骨院す。北巽駅ではなく南巽駅ですのでどうぞお間違えなくご来院ください。

 

当院の患者さんは、平野区生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺にとどまらず、他府県からも来院されています。

 

参考文献

 

園生 雅弘:認定医-指導医のためのレビュー・オピニオン True neurogenic TOSの概念と診断方法.脊髄外科,37 巻 3 号 p. 206-213,2023.

 

山鹿 眞紀夫他:胸郭出口症候群 (TOS) の保存療法 ―とくに腕神経叢牽引型TOSを中心に―.日本リウマチ・関節外科学会雑誌,15 巻 3 号 p. 255-262,1996.

 

佐々木 賀一:肩甲骨持ち上げ装具によって症状が劇的に改善した胸郭出口症候群の一例.整形外科と災害外科, 36 巻 1 号 p. 92-95,1987.

 

北村歳夫:胸郭出口症候群の自律神経症状と精神症状の検討.整形外科と災害外科,43 巻 3 号 p. 965-967,1994.

 

 

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小川 貴司(おがわ たかし)

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