はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。
原因がはっきりしない膝の痛みを感じてお困りの方は多いと思います。
そんなあなたは、女性、40歳以上、太り気味、運動はあまりしないという傾向にあるでしょうか?
そのような人が膝の痛みを感じやすいとされていますが、
そのことを示す論文がありますので紹介します。
その後に、それらの痛みをどうやって克服すればいいのかをお伝えします。
変形性膝関節症でお悩みの方には役に立つように、できるだけ簡単に記述してみますね。
内容は以下の通りです。
・論文の紹介
・当院の見解
・患者さんが行うべきこと
・当院で行う施術
・おわりに
・参考文献
当院は予約制です。
ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは
で受け付けております。
遠方にお住まいの方には
①ZOOMによるカウンセリングもご利用いただけます。
②お近くの提携治療院を紹介することができます。
お気軽にご相談ください。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、平野区と生野区の境目、南巽・加美北地区、南巽駅近くにある鍼灸・整骨院です。地域で一番おすすめの整骨院、あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。
論文の紹介
この論文は1995年(30年前)の論文ですが、その内容は2025年の現在でも十分に通用する内容です。それどころか、論文の内容は超高齢化社会、長寿命の社会ではさらにその傾向が強くなっているようにすら見えます。
紹介する論文のタイトルは「変形性膝関節症の疫学―患者数推定と患者調査結果の検討―」です。
この論文の目的は次の通りです。
高齢化社会のなかで関節の老化による生活の質の低下が問題視されるなか、変形性膝関節症がどのような病気なのかを調べることです。
研究は複数の病院に通院する患者さんで、変形性膝関節症と診断された患者さんを対象として行なわれました。
この研究の結果、変形性膝関節症は、
40歳以上肥満傾向の女性で
スポーツ経験が少なく、
肉体労働の経験者
が発症しやすいことがわかりました。
詳しくは、
・変形性膝関節症は整形外科を受診する新患の4.5%を占めていた。
・変形性膝関節症は女性が70%を占め、40歳以上が全体の約97%、50歳代以上で約87%を占め、中高年者に多い実態が示された。
・変形性膝関節症の患者の症状は、初診時の体重・BMIが大きいほど重症の傾向があった。
・初診時の体重・BMIが大きい患者ほど、椅子からの立ち上がりなどができなかった。
・男性においても同様の傾向が認められたけれども、女性ほどではなかった。
・杖をついている患者と杖をついていない患者について調べると、20歳以前にスポーツをしていた経験のあった患者さんほど、歩行障害が軽い傾向にあった。
・以前の仕事について、肉体労働とそれ以外の仕事に患者さんとを比較してみると、肉体労働をしている患者さんのほうが、それ以外の仕事をしていた患者さんよりも、歩行能力が低下している傾向がみられた、
ということでした。
当院の見解
私のこれまでの経験でも変形性膝関節症の患者さんは多いです。
女性が多いのは間違いありませんし、他の文献でも示されています。
中年以降に症状が出てくるのも間違いありませんね。
この研究で興味深いのは、20歳までの運動の経験がはじめて痛みを感じた時の痛みの大きさを関係しいているということです。
やっぱり若いうちの運動は大切なのですね。私の印象でも運動経験が少ない人の方が痛みやすい傾向にあるようです。
体重については耳が痛い話かもしれませんが、運動経験の少ない人の方が肥満傾向にあることは理にかなっていますね。
この論文の中にもありますが、私が過去に経験してきたことがそのまま研究結果として反映されている、非常に納得できる研究報告でした。
患者さんが行うべきこと
変形性膝関節症は、
40歳以上肥満傾向の女性で
スポーツ経験が少なく、
肉体労働の経験者
が発症しやすいことがわかりました。
これらは変形性膝関節症の危険因子ということもできますので、重要なことはこれらの危険因子を取り除くことです。
しかし、年齢や過去のスポーツ経験、職業歴を今から変更させることはできません。
よってより重要なことは体重を減らすことといえます。
また変形性膝関節症は関節の遊びが大きくなってくると変形の程度や痛みが大きくなってくることが知られていますので、
今からでも膝周りの筋肉を鍛えて今後の不安定性に対処することは大事になります。
それに加えて、心配しすぎることや不安に陥ることはそれらがストレスになってしまい痛みを感じやすくなってしまします。
このことは一見して膝と関係ないように思われがちですが、実は痛みを軽減させるためには非常に重要なことです。
痛みと意識の関係について【肩こり 腰痛 慢性の痛み 平野区 生野区 南巽 整骨院 鍼灸 筋膜リリース 整体 認知行動療法】
だから、膝について知識をつけて必要以上に不安に陥らないようにしましょう。
当院で行う施術
変形性膝関節症でお困りの患者さんに対しまして当院では、
・痛みの治療
・生活指導や靴の指導
・痛みに対する考え方の指導
を行っております。
痛みの治療としては、患部には関節炎を軽減させるオイルを用いて、炎症を抑えるようにマッサージや、鍼灸施術を行なっています。
生活指導としては主に運動の仕方やタイミング、そして現在履いている靴を見せていただき、履き替えるべきかどうか、足底板が有効かどうかを一緒に考えます。運動についてはどんな運動をすれば良いのかについても、アドバイスしています。
当院ではロコモ予防のぐるぐるフルフル体操も行っていますので可能な方にはご参加頂いております。
痛みに対する考え方は非常に重要です。なぜなら不安などがあり痛みに集中しすぎると痛みは大きくなる傾向にあるからです。
ほとんどの方はそのことに気付くことができません。もしあなたがその傾向にあれば、痛みについて理解を深めて心配や不安をできるだけ小さくすることができます。瞑想を用いることは効果的な方法の一つです。
そして、減量に挑戦したいという方に対してはダイエットの方法なんかもアドバイスさせて頂いております。
遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致しますのでお気軽にご相談ください。(但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。)
当院は予約制です。
ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは
で受け付けております。
遠方にお住まいの方には
①ZOOMによるカウンセリングもご利用いただけます。
②お近くの提携治療院を紹介することができます。
お気軽にご相談ください。
当院のクチコミ
当院ではこれまで、どこに行っても良くならない多くの患者さんの施術を行ってきました。
それらの一部の患者さんからは、とてもありがたいクチコミコメントを頂いております。
カウンセリングをご検討の方は参考までにクチコミ内容をご確認ください。
おわりに
大阪市の平野区、生野区・南巽界隈で、膝の痛み、変形性膝関節症 にお困りの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。
はり・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法を施術に応用していています。
当院は大阪市の平野区と生野区の境目にある加美北地区、地下鉄(大阪メトロ)千日前線南巽駅1番出口から徒歩1分のところにある整骨院です。北巽駅ではなく南巽駅ですのでどうぞお間違えなくご来院ください。
当院の患者さんは、平野区、生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺にとどまらず、他府県からも来院されています。
参考文献
川村秀哉 他):変形性膝関節症の疫学―患者数推定と患者調査結果の検討―.整形外 科と災害外科.44:(1)12~15,1995.