はじめに
(2025年10月24日更新 執筆:小川貴司)
小川鍼灸整骨院のブログをご覧いただきありがとうございます。
当院は、大阪市平野区加美北にある開業30年以上の鍼灸整骨院で、整形外科・リハビリ科と連携しながら、「どこへ行っても改善しなかった痛み」 に対して多角的にアプローチしています。
今回は当院で行う「第5中足骨基底部骨折」の施術とリハビリを紹介します。
この骨折は適応を見極めればギプス固定なしでも治ります(文献1)。
ギプスなしで治療してもらいたいとお考えの方はまずはご相談ください。
ブログの内容は以下の通りです。
・第5中足骨基底部骨折とは
・症状
・整形外科での治療
・手術やギプス固定は本当に必要か?
・当院での施術・リハビリ
・おわりに
・参考文献
当院は予約制です。
ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは
で受け付けております。
遠方にお住まいの方には
①ZOOMによるカウンセリングもご利用いただけます。
②お近くの提携治療院を紹介することができます。
お気軽にご相談ください。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、大阪市と東大阪市の境目、平野区加美北8丁目にある鍼灸整骨院です。
https://maps.app.goo.gl/9KUCcN8otrGgGbin6
最寄り駅はJRおおさか東線衣摺加美北駅(徒歩4分)です。地域で一番おすすめの整骨院、あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。
動画でも内容を解説しています。
第5中足骨基底部骨折とは
中足骨は足の甲を作る骨です。5つめの中足骨は足の外側にあります。
階段を降りるときに足を捻ったり、底の高い履き物で足首を捻り、その状態で体重がかかった時に、上記の画像の赤のラインの部分またはそれより後ろ側で骨折が起こります。
なお、同じような部分でスポーツ選手の疲労骨折として起こるJohns(ジョーンズ)骨折があります。
この骨折も第5中足骨の骨折ですが、疲労骨折ということで治りにくく特にスポーツ選手では手術が必要となり(文献2)ますので、治療の方法が異なってきます。
よって、第5中足骨基底部骨折とは区別されています。
第5中足骨基底部骨折は底が分厚い(高い)履き物で足を捻った際によく起こることから「下駄履き(げたばき)骨折」とも言われます。
最近では高いヒールや厚底靴を履いて受傷されることが多いです。
症状
足の外側、小指の付け根付近に鋭い痛みを感じて、受傷後数時間で腫れが強くなってきます。
痛みを我慢して歩くこともできますが、通常は歩行がに困難になります。足首の捻挫と思っていたらこの骨折だったということもよくあることです。
整形外科での治療
整形外科での治療は、手術療法と保存療法があります。
手術療法では、麻酔を行って骨折部分を針金やねじ、プレートなどを用いて固定します(文献3)。安静期間は4週間程度です。
手術が必要かどうかは骨折の部分によって決まります。
中足骨はゾーン1からゾーン3に分けられて(文献4)、一番足首に近いゾーン1では手術をしなくても骨がくっつくことが多いです。
しかし、ゾーン2やゾーン3では骨が付きにくくなってきます。
この部分では、骨の折れ方(まっすぐ横に折れたか、斜めに折れたか)や、骨のズレ方(大きくずれているか、ねじれているか)、力の加わり方(1回の力か、繰り返しの力か)によって手術が必要かどうかが決まります。
ゾーン2,ゾーン3の骨折でまっすぐ横に折れた骨折やずれが大きい骨折は骨癒合しにくいので手術になることが多いです。
保存療法は3~4週間ほどのギプスです。保存療法の適応は、ゾーン1の骨折と、ゾーン2の安定性が高い骨折です。
手術療法を行っても、保存療法を行ってもこのように固定してしまうとかなり生活が制限されてしまいます。
手術やギプス固定は本当に必要か?
ゾーン3の場合、そのほとんどは疲労骨折です。疲労骨折の場合は骨折部分がなかなかくっつきにくいです。だから手術が適応になることが多いです。
ゾーン1は骨折部分が非常に安定していますので、手術の必要はほとんどありません。
ゾーン2はゾーン1と比べてやや偽関節になりやすいです。
だから、偽関節の危険性を避けるために手術を勧める整形外科医もいます。
しかし、著名な整形外科医の教科書(文献5)には「偽関節になるものもあるが、滅多に症状は起こさない」とあります。
ですので、ゾーン1とゾーン2に関しては基本的に手術を行わず、仮に偽関節になったとしてもその時に手術すればよいのでまずは保存療法を選択するべきだと当院は考えます。
さらに、保存療法を選択するとしても、そもそもギプスを巻かなくてはいけないのかどうか?という問題もあります。2011に発表された論文(6文献)では、
74名の患者さんに対してギプス固定を行い、74名の患者さんに包帯固定(ギプス固定を行わない)を行って治療効果の差を比較しました。その結果、ギプス固定でも包帯固定でも、骨癒合までの期間、偽関節の確率、痛みの後遺症について差はなく、包帯固定の方が機能の回復が早かったそうです。
こうなると、手術どころか、ギプス固定すら必要ないかもしれないということになります。しかし、やはり偽関節は避けたいところですので注意が必要です。
私の経験では、これまでゾーン1,ゾーン2の骨折に対してギプス固定なしで治療を行い、全例で問題なく日常生活に戻っておられます。
予後が非常に良いのですが、その理由はおそらくギプスなしの治療を希望する患者さんの多くは比較的に痛みが小さく、痛みが小さい理由は骨折部分が安定しているからだと考えられます。
これらのことから、痛みが小さい患者さんに対しては、ギプスなしの治療をお勧めしています。
当院での施術・リハビリ
仕事や生活の上でどうしても固定できない方もいらっしゃいますが、多くの整形外科では骨折治療を最優先しますので、何らかの固定は必ず行われます。
当院に来院される患者さんの多くは固定が必要とされながらも、生活上固定ができない患者さんです。そのような患者さんからお伺いするのは、
固定を断ると「治療ができない」と怒ってしまう医師もいるというお話です。
こちらのブログをご参照ください。
当院ではできるだけギプス固定をしないように治療を行います。
理由は、
足関節のギプス固定は生活の制限が多すぎることと、
適応を見極めれば足関節の固定がなくとも治っていくこと、
ギプス固定をしなくても骨折部分がくっついて治る事が確認されていること
などのためです。
実は私も、第5中足骨基底部骨折をギプス固定なしで治す方法を学会報告した経験(文献)があります。足底板を用いた方法で対象となった患者さんはみなさん十分に良くなりました。
もちろん、痛みが強い時には数日間のギプス固定は有効ですが、第5中足骨基底部の骨折は、ギプス固定なしで治療できる骨折ですので、当院では適応を見極めて治療を行っています。概ね3ミリ程度までのギャップであれば、足底版で治療できるという報告(文献7)もあります。
適応を見極めるためには提携先の医師にレントゲン検査を依頼し骨折の状況を必ず確認します。
受傷間もない骨折の場合、まずはしっかりとアイシングします。2日間ほどアイシングを徹底して行えば、痛みが大幅に軽減すことが多いです。
その後、足底板を用いるか、場合によっては足底板も用いることなく弾力包帯のみで固定し、できるだけ日常生活を維持しながら骨がくっつくことを待ちます。
足底板を用いることで内側に体重をかけやすくなり、それによって外側にかかる負担が小さくなるので痛みが少なく歩けるようになります。
動画をご覧ください。
https://youtube.com/shorts/xjIvvG0ZR-I
受傷後2~3週間が経過すると痛みが小さくなってきます。そうなると患部にある痛みや浮腫をできるだけ小さくするためにオイルマッサージを行います。
受傷後4~6週間ほど経過すると痛みも小さくなりまた骨折部の骨癒合も進んで概ね以前の生活に戻れるようになるでしょう。
レントゲンで確認すると、骨折部分が完全にくっついていることを確認できるまでには時間がかかることもありますが、症状がなければ普通に歩ける様になります。
ただし、骨折後の足関節と足は非常に不安定な状態になり、例えば捻挫をしやすい状況です。
スポーツや足に負担が大きい仕事への復帰のためには、足関節周囲の筋肉を鍛え、感覚を正常化させるリハビリが必要になります。
当院ではリハビリもしっかりと行います。
遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致しますのでお気軽にご相談ください。(但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。)
カウンセリングの事例
小学校5年生の第五中足骨骨折について、遠方で実際にお伺いすることは不可能でしたので、オンラインカウンセリングを申し込みました。
セレクションと本番の大会を1.2週間後に控えており、本人が無理をしてもどうしても出場したいという希望があり、またチームの事情的にもどうしても出場の必要がありました。
受診した整形外科では絶対にセレクションも大会も許可できません。諦めてくださいと言われ、自己責任でもいいから何とか方法はないかとネットを夜な夜な検索し、第五中足骨についてYouTubeを出してらっしゃった小川先生に辿り着きました。
状況から今後の方針、心配事や適当な装具について小学生にもわかりやすく説明してくださり、力の入れ方などについても本人もイメージしやすくなったようで希望が見えました。
また、カウンセリング終了後には内容をまとめたレジュメと補足のアドバイスもいただき、不明な点があったらいつでも質問してくださいとのことで、大変信頼できる治療家の先生だと思いました。
当院は予約制です。
ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは
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遠方にお住まいの方には
①ZOOMによるカウンセリングもご利用いただけます。
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当院のクチコミ
当院ではこれまで、どこに行っても良くならない多くの患者さんの施術を行ってきました。
それらの一部の患者さんからは、とてもありがたいクチコミコメントを頂いております。
当院で第5中足骨骨折の治療を受けた患者さんのクチコミはこちらです
仕事上、どうしても歩かないといけない(20代男性 営業職)
下駄骨折【第5中足骨】の治療でお世話になりました。 他所の整形外科では骨折してから9日目で、シーネ固定をして 松葉杖で安静。更に約1週間様子をみてから踵をつけて松葉杖で歩いて治療するように診断されました。 仕事の都合上、どうしても早く歩きたかったので口コミを見て 小川鍼灸整骨院に来ました。 先生はとても親切な方で、レントゲンの写真をみせると この場合の骨折なら、今から歩いても大丈夫と言ってくれ 怪我の説明をしてくださり、歩く練習をみてもらい、地面に足をつけることも怖かったのに、その日には松葉杖無しでも、少し歩けるほどになりました。 小川鍼灸整骨院に来てなかったら、治るのもおそかったでしょうし、気になる質問には全て答えてくださりとても感謝しております。
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ギプス以外の方法を探して駆け込みました(30代女性 医療職)
第五中足骨骨折でお世話になりました。 ギプス治療以外の方法はないかと、ネットで探していたところ、小川先生のサイトをみつけ、駆け込みました。 状態をお伝えすると、予約外だったにもかかわらず、応急処置をしていただいた上、医療機関への紹介までご対応していただきました。骨折の機序や治癒までの経過など、わかりやすく説明してくださり、先生のお言葉で、気持ちがとても楽になったのを覚えています。 骨折の状況や場所により、治療や経過は変わってくるのでしょうが、私の場合は、ギプスなく経過をみていただき、1ヶ月後には痛みもなく歩けるようになりました。 待合室で施術待ちの人と話した際、小川先生への信頼がかなり厚いことを知り、私も先生に相談してよかった…と、とても安心しました。 不安な方は、ぜひ小川先生に相談することをおすすめします。
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整形外科の治療に疑問がわいて・・・(50代女性 主婦)
第五中足骨骨折後の拘縮で伺いました。 整形外科では2週間のギプス後、足首まで固めるサポーターを着けて6週間以上過ごすよう言われました。サポーター生活3週間で足首や足指関節拘縮の進行を自覚し、固めているだけの治療に疑問がわき、ネットで調べ、第五中足骨骨折をギプスなしで治療し論文を出しておられる小川先生を見つけて(中略)。 骨折の機序、部位の血流、骨膜のことなど詳しく明快に説明くださり、拘縮改善とむくみ改善の処置をしてくださり、自分で家でできることとその意味も教えていただきました。 (中略)。このお仕事が好きでいらっしゃることも伝わってきて、その姿勢にもとても刺激をいただきました。 久しぶりに素晴らしい医療者の方と出会えたことが嬉しく、週末以降ずっととても爽やかな気持ちです。 あれからわずか4日ですが指もかなり開くようになってます。 骨折後の拘縮で悩んでおられる方にとてもおすすめします。 第五中足骨骨折の記事を上げてて下さって本当によかったです。でなければたどり着けなかったので。 また何かあればご相談させてください。
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ギプスでは海外に行けない・・・(60代女性 自営業)
階段を踏み外し左足を捻りました。(中略)医師のレントゲンを指して「骨折ですね。6〜8週間ギプスです。」という言葉を聞き愕然。医師にインドネシア行きを打診しましたが、「最低6週間のギプスは絶対!」と呆れられるのみでした。(中略~検索にて当院を発見~)自宅から片道3時間はかかる距離でしたが、電話してみると「この先生に見てもらいたい」と直感できたので、骨折から20日後に小川鍼灸整骨院をたずねました。私の事情を踏まえギプス無しで足底板を靴の底じき裏に貼り付けて内側に加重し外側への荷重を減らすという提案をして下さいました。その靴で歩いてみると、小川先生への信頼感も手伝い、痛みなく安定して歩けたので自分でもびっくりでした。先生の「骨折部分が広いので癒合もしやすい可能性、また痛みがないなら歩くことで癒合促進になる」という説明にも安心でき、帰り道の3時間は本当に心穏やかで感謝の気持ちでいっぱいでした。安心してインドネシアに行けます。 ありがとうございました。(後日談有り)
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また当院では全国から寄せられたお悩みに対してYouTubeでお答えしています。
Youtubeチャンネル
まとめ(おわりに)
第5中足骨基底部骨折は、適切な見極めと経過観察を行えば、ギプスなしに自然治癒が期待できる骨折です。
当院では、骨折の安定性や痛みの程度をしっかり評価し、必要に応じて提携医療機関での画像診断を行った上で、**「できるだけ生活を制限しない治療」**を心がけています。
また、治癒後の再発予防や足首の安定性回復のためのリハビリ・トレーニング指導も重視しています。
病院で「手術やギプスが必要」と言われた方でも、症状によっては別の選択肢があるかもしれません。
ギプスを避けたい方、早期に歩行を再開したい方は、ぜひ一度ご相談ください。
大阪市の平野区、生野区・東住吉区、加美北、東大阪市の衣摺、渋川町、柏田、布施あたりの方で、第5中足骨骨折・げたばき骨折・ギプスなしで治療したいとお考えの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、大阪市と東大阪市の境目、平野区加美北8丁目にある鍼灸整骨院です。
最寄り駅はJRおおさか東線衣摺加美北駅(徒歩4分)です。地域で一番おすすめの整骨院、あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。
当院の患者さんは、平野区、生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺にとどまらず、他府県からも来院されています。
*ブログ内に記された治療幸効果には個人差がありますのでご注意ください。また、当院の記述は医師の診断を代替するものではありません。
当院の治療ポリシーと信頼性の確保
施術責任者:小川貴司(国家資格:柔道整復師/鍼灸師/あんまマッサージ指圧師/修士:医療人類学専攻)
臨床経験:30年以上・延べ15,000件以上の症例を担当
所属団体:全日本鍼灸学会・日本統合医療学会・日本心身医学会 会員
医療連携:整形外科・内科と提携して原因精査を実施
情報の正確性:学術論文および国内診療ガイドラインに準拠
参考文献
文献1 小川 貴司 他):第5中足骨基底部骨折における治療法の検討. 柔道整復・接骨医学,9(4), 261, 03-30,2001.
文献2 金崎彰三 他):Jones骨折の13例.整形外科と災害外科.58巻,4 号,p. 650-653,2009.
文献3 吉田史郎,野口幸志:5 [よくある足部外傷]中足骨骨折に対する手術治療 特に頻度の高い第 5中足骨骨折について整形外科Surgical Technique,Vol7,No.3,pp38-42,2017.
文献5 水野耕作,糸満盛憲(共編):骨折治療学.南江堂,pp330-331,2000.
文献6 Smith, Toby O.et al:Interventions for treating proximal fifth metatarsal fractures in adults: A meta-analysis of the current evidence-base.Foot and Ankle Surgery
Volume 17, Issue 4, December, pp300-307,2011.
文献7 川﨑一朗 他):第 5 中足骨基部裂離骨折における固定に関する一考察.Health and Behavior Sciences 2 (2), pp1- 4,2003.






























