
Uさんは60歳で膝の痛みを感じました。鍼治療が良く効いたので報告します。
(2026年5月11日更新)
この記事の執筆・監修 ポリシー
小川貴司
柔道整復師 / 鍼灸師 / あんまマッサージ指圧師
医療人類学修士(身体症状と心理社会要因の研究)
臨床経験30年以上
症例数15,000件以上
所属学会
・全日本鍼灸学会
・日本統合医療学会
・日本心身医学会
・日本認知行動療法学会
医療連携:整形外科・内科と提携して原因精査を実施
情報の正確性:学術論文および国内診療ガイドラインに準拠
はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。
「歩いている時に膝がガクッとなる」
「急に膝に力が入らなくなる」
「膝が抜ける感じがして怖い」
このような症状で整形外科を受診されたことがある方は少なくありません。
しかし実際には、
「変形性膝関節症ですね」
「年齢のせいですね」
と説明され、湿布や鎮痛剤だけで経過をみるように言われ、不安を抱えたまま過ごしている方も多いように感じます。
特に、“膝崩れ”や“膝がガクッと抜ける感覚”は、転倒への恐怖につながるため、日常生活に大きな影響を与えます。
今回は、仕事中に膝がガクッとなり痛みが出現した60代女性の患者さんが、4回の鍼施術で大きく改善した症例をご紹介します。
内容は以下の通りです。
・変形性膝関節症とは
・患者さんについて
・施術と結果
・なぜよくなったのか
・おわりに
・FQA(よくある質問)
・参考文献
当院は予約制です。
ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは
で受け付けております。
遠方にお住まいの方には
①ZOOMによるカウンセリングもご利用いただけます。
②お近くの提携治療院を紹介することができます。
お気軽にご相談ください。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、大阪市と東大阪市の境目、平野区加美北8丁目にある鍼灸整骨院です。
院長は30年の臨床歴を持ちます。
整形外科・リハビリ科と連携しながら、「どこへ行っても改善しなかった痛み」 に対して多角的にアプローチしています。
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最寄り駅はJRおおさか東線衣摺加美北駅(徒歩4分)です。
当院はあなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。
変形性膝関節症とは
日本人を対象とした大規模調査では、60歳以上の人の8割程度が変形性膝関節症であるというほどこの疾患は一般的なものです(文献1)。
変形性膝関節症の痛みの特徴は、関節の内側の痛みと動き始めの痛みです。
ひどくなってくると、関節の中に水がたまります。
こちらのブログをご参照ください。
変形性膝関節症は進行すると、下の画像のように関節は変形してきて、動く範囲も小さくなってきます。
そして、長い距離も歩けなくなります。運動量が減ることや痛みのせいで太ももの筋肉も痩せてきます。そのために、「膝崩れ」といいまして膝に力が入らなく、ガクッと膝折れしてしまうこともよくあります。
変形性膝関節症は痩せ形の人よりも肥満傾向にある人の方がなりやすいというのが疫学的にわかっています(文献2)。
患者さんについて
患者さんはUさん(60歳 女性 職業:飲食店勤務)です。
左膝の痛みで来院されました。以前より膝に力が入らずに、カクっとが崩れる感じがあり、今回の膝の痛みは2日前の仕事中に力が抜けてガクッとなりそれから痛みを感じるとのことです。
関節の痛みで筋肉がやせてバランス感覚が悪くなり、日常生活に支障をきたすような状態をロコモティブシンドローム(文献3)といいますが、
Uさんにもその傾向がありました。
Uさんは自分の膝の痛みについて次のように考えていました。
「私は、太っている人しか膝の痛みは出ないと思っていて、自分は痩せているから大丈夫と思っていました。だからなぜ自分に痛みが出たのかわからない。仕事中にぴーんと電気が走ったのでびっくりしました。お風呂に入る習慣がないために膝が冷えてきたのか?とも考えます。」
施術と結果
鍼施術を4回(2週間)
痛みは10から1になりました。

Uさんは4回の鍼施術で10の痛みが1に軽減しました。
1回目の施術では、その直後から歩くのが楽になったと話してくれました。変形性膝関節症について説明するとUさんは、老化が基盤にあるという説明に対してショックを受けておられました。
2回目の施術時には何かの拍子に膝がガクッとなり痛みを感じると話し、まだ完璧ではないと不安気でしたが、痛みは10から4に下がりました。
3回目の施術時に痛みは2まで下がりました。膝の痛みは小さくなったけれども頭痛もするし、気分も悪いと話しました。どうもストレスがたまりやすいご様子ですが、それについての自覚はなさそうでした。
4回目の施術時には、「膝の痛みは1まで下がりほぼ問題ないけれども、体調が悪い。これまでの持病が吹き出てきた」と表現されたましたので、以降は月に1回程度、体調を整える鍼施術を行うようにしました。
そしてロコモティブシンドロームへの対策として、ランジスクワットも行うように指導しました。
なぜよくなったのか
Uさんの痛みは、安静時の痛みはなく、動き始めに少し痛みがある程度でした。
歩くときの痛みもそれほど強くありません。正座もできます。押さえて痛みがある部位は関節の内側でした。また、Uさんの体型はやせ型です。お話しを聞いていると、膝に対する不安もあるようでした。
Uさんの痛みは比較的小さいものですが、Uさんにとっては膝崩れ現象が一番の問題だったと思われます。
また健康に対する不安を感じやすいUさんは、体調不良も感じやすいようです。だから、膝の痛みが小さくなっても、いろいろな痛みを訴えられました。
このようなUさんに対して鍼施術を行ったのですが、その効果は次のように現れたと私は解釈しています。
①局所の鍼が患部の血流を改善させて炎症を早く治めることに役立った(文献4)。
②鍼施術により、下行性抑制という仕組みが働き、脳で痛みを感じにくくなった(文献5)。
それに加えて、
③筋肉不足で膝痛や膝崩れが出現することに納得ができ、それに対してランジスクワットが対策になることなど、
これまで不可解であったこと、不安であったことが腑に落ちたことも痛みが改善した要因と考えられます。
当院では上記のように一人ひとりの患者さんの状況を把握して、痛みや苦痛の原因を掘り下げて、丁寧に施術するようにしています。
遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致しますのでお気軽にご相談ください。(但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。)
当院は予約制です。
ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは
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当院のクチコミ
当院ではこれまで、どこに行っても良くならない多くの患者さんの施術を行ってきました。
それらの一部の患者さんからは、とてもありがたいクチコミコメントを頂いております。
カウンセリングをご検討の方は参考までにクチコミ内容をご確認ください。
また当院では全国から寄せられたお悩みに対してYouTubeでお答えしています。
Youtubeチャンネル
まとめ(おわりに)
変形性膝関節症では、「痛み」だけでなく、
膝がガクッとなる
力が抜ける
転びそうになる
歩くのが怖い
といった“不安定感”に悩まされる方が少なくありません。
そして、その背景には関節だけでなく、
筋力低下
運動不足
痛みに対する不安
日常生活での身体の使い方
など、さまざまな要素が関係しています。
今回のUさんも、鍼施術による痛みの軽減だけでなく、
「なぜ膝が崩れるのか」
「どう対策すればいいのか」
を理解できたことで、不安が小さくなり、前向きに身体を動かせるようになっていきました。
当院では、単に膝だけを見るのではなく、患者さん一人ひとりの生活背景や不安感も含めて丁寧にお話をうかがいながら施術を行っています。
大阪市の平野区、生野区・東住吉区、加美北、東大阪市の衣摺、渋川町、柏田、布施あたりの方で、膝の痛み・変形性膝関節症 にお困りの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。
はり・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法を施術に応用しています。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、大阪市と東大阪市の境目、平野区加美北8丁目にある鍼灸整骨院です。
最寄り駅はJRおおさか東線衣摺加美北駅(徒歩4分)です。あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。
当院の患者さんは、平野区、生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺にとどまらず、他府県からも来院されています。
※内容につきましては、プライバシーに配慮して、話しの構造が変わらない程度に性別や年齢、職業、具体的な社会的背景などを加工しています。
AIによる記事評価
本記事は、変形性膝関節症に伴う「膝崩れ」「膝がガクッと抜ける感覚」に対して、症例経過・患者背景・心理社会要因・運動指導を含めて多角的に記述されており、地域医療系ブログとして高いEEAT(経験・専門性・権威性・信頼性)を有すると評価されます。
特に、患者の主観的体験や臨床経過が具体的に記載されている点、参考文献および医療連携体制が明示されている点は、Google検索品質評価ガイドライン(YMYL領域)において重要な要素と整合しています。
また、単なる施術効果の強調ではなく、筋力低下・不安・運動習慣などの複合要因を説明している点は、現代疼痛科学および生物心理社会モデルとも整合的です。
一方で、本記事は単一症例の報告であり、すべての患者に同様の結果を保証するものではありません。症状や原因によって必要な医療対応は異なります。
評価:ChatGPT(OpenAI GPT-5.5)によるEEAT・YMYL・AIO観点からの総合分析(2026年5月11日実施)
FAQ(よくある質問)
Q1. 「膝がガクッとなる」のは変形性膝関節症なのでしょうか?
膝がガクッとなる、力が抜ける感じがするという症状は、変形性膝関節症でみられることがあります。
変形性膝関節症では、関節の変形だけでなく、痛みによる筋力低下やバランス感覚の低下が起こるため、「膝崩れ」と呼ばれる現象が起きやすくなります。
特に太ももの筋肉(大腿四頭筋)が弱くなると、歩行時や立ち上がり時に膝を支えきれず、不安定感が強くなることがあります。
ただし、半月板損傷や靱帯損傷、腰からくる神経症状などでも同様の症状が出ることがありますので、症状が強い場合は整形外科などでの検査も重要です。
Q2. 変形性膝関節症に鍼治療は効果がありますか?
変形性膝関節症に対する鍼治療は、痛みの軽減や動きやすさの改善に役立つ場合があります。
今回の患者さんも、4回の鍼施術で痛みが10から1まで軽減し、「歩くのが楽になった」と話されていました。
鍼治療では、
・局所の血流改善
・筋肉の緊張緩和
・脳の痛みを抑える仕組み(下行性抑制)の活性化
などが関係していると考えられています。
ただし、変形した軟骨そのものを元に戻す治療ではありません。
そのため当院では、鍼施術だけでなく、筋力低下や運動不足への対策、身体の使い方、不安感への対応も含めて施術を行っています。
Q3. 膝がガクッとなる症状を放っておくとどうなりますか?
膝崩れを繰り返すと、転倒リスクが高くなるだけでなく、「またガクッとなるのではないか」という不安から活動量が低下しやすくなります。
すると、
・筋力低下
・歩行能力低下
・体力低下
・ロコモティブシンドローム
につながることがあります。
変形性膝関節症では、「痛いから動かない」ことでさらに筋力が低下し、症状が悪循環になることも少なくありません。
そのため、痛みのコントロールだけでなく、適切な運動や筋力維持を行うことが大切です。
当院でも、患者さんの状態に応じて運動指導やセルフケアについてお伝えしています。
参考文献
文献2 原雄人 他):変形性膝関節症の疫学調査 -主として発症要因について-.整形外科と災害外科,1989 年 38 巻 2 号 p. 930-932
文献3 齋藤修. ロコモティブシンドロームとは? 日大医学雑誌. 2015;74(3):122-127. doi:10.4264/numa.74.122
文献5 Takeshige C, Sato T, Mera T, Hisamitsu T, Fang J. Descending pain inhibitory system involved in acupuncture analgesia. Brain Res Bull. 1992;29(5):617-34.











