鍼で良くなった膝痛の例【平野区 生野区 南巽 変形性膝関節症 整骨院】

膝痛の女性

Uさんは60歳で膝の痛みを感じました。鍼治療が良く効いたので報告します。

 

はじめに

 

膝痛のペインスケール

Uさんは4回の鍼施術で10の痛みが1にmで軽減しました。

 

小川鍼灸整骨院のブログです。今回は変形性膝関節症と考えられる膝痛が4回の施術で改善したUさん(ペインスケールは10→1)について報告します。

 

小川鍼灸整骨院大阪市の平野区生野区にまたがる南巽・加美北地域でおすすめの整骨院、あなたにいちばん近くの整骨院を目指しています。

 

患者さんについて

 

 

Uさん: 60歳 女性 職業:飲食店勤務

 

主訴:左膝の痛み

 

以前より膝が崩れる感じがあった。今回の膝の痛みは2日前の仕事中に力が抜けてガクッと痛みが出た。それから痛みがある。

 

Uさんは自分の膝の痛みについて次のように考えていました。

 

「太っている人しか膝の痛みは出ないと思っていたので、私は痩せているから大丈夫と思っていたのになぜ自分に痛みが出たのかわからない。仕事中にぴーんと電気が走ったのでびっくりした。お風呂に入る週間がないために冷えてきたのか?」

 

施術と結果

 

施術を4回(2週間)

 

痛みは10から1になりました。

 

 

1回目の施術では、その直後から歩くのが楽になったと話してくれました。変形性膝関節症について説明すると、老化が基盤にあるという説明に対してショックを受けておられました。

 

2回目の施術時には何かの拍子に膝がガクッとなり痛みを感じると話し、まだ完璧ではないと不安気でしたが、痛みは10から4に下がりました。

 

3回目の施術時に痛みは2まで下がりました。膝の痛みは小さくなったけれども頭痛もするし、気分も悪いと話しました。どうもストレスがたまりやすいご様子ですが、それについての自覚はなさそうでした。

 

4回目の施術時には、「膝の痛みは1まで下がりほぼ問題ないけれども、体調が悪い。これまでの持病が吹き出てきた」と表現されたましたので、以降は月に1回程度、体調を整える施術を行うようにしました。

 

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変形性膝関節症とは

 

変形性膝関節症の痛みの特徴は、関節の内側の痛みと動き始めの痛みです。

 

ひどくなってくると、関節の中に水がたまります。

 

こちらのブログをご参照ください。(関節水腫)

 

変形性膝関節症の痛みについて

 

変形性膝関節症は進行すると、下の画像のように関節は変形してきて、動く範囲も小さくなってきます。

 

変形性膝関節症のコラージュ

変形性膝関節症では内側の軟骨から少なくなってきます。外観は丸みをおびますがそれは膝を包む滑膜組織が分厚くなっているからです。動く範囲も狭くなりますので完全に伸びません。

 

そして、長い距離も歩けなくなります。運動量が減ることや痛みのせいで太ももの筋肉も痩せてきます。そのために、「膝崩れ」といいまして膝に力が入らなく、ガクッと膝折れしてしまうこともよくあります。

 

変形性膝関節症は痩せ形の人よりも肥満傾向にある人の方がなりやすいというのが疫学的にわかっています。

 

なぜよくなったのか

 

変形性膝関節症には上記のような特徴がありますが、Uさんの痛みは、安静時の痛みはなく、動き始めに少し痛みがある程度です。

 

 

歩くときの痛みもそれほど強くありません。正座もできます。押さえて痛みがある部位は関節の内側でした。また、Uさんの体型はやせ型です。お話しを聞いていると、膝に対する不安もあるようでした。

 

 

Uさんの痛みは比較的小さいものですが、今回は膝崩れ現象が一番の問題だったと思われます。

 

また健康に対する不安を感じやすいUさんは、体調不良も感じやすいようです。だから、膝の痛みが小さくなっても、いろいろな痛みを訴えられました。

 

このようなUさんに対して鍼施術を行ったのですが、その効果は次のように現れたと私は解釈しています。

 

①局所の鍼が患部の血流を改善させて炎症を早く治めることに役立った。

 

②鍼施術により、痛みが感じにくくなった(下行性抑制の賦活)。

 

それに加えて、

 

③痩せている自分の膝が痛くなることに納得ができ、老化によってこの痛みがでることや膝が崩れるようになることが筋力不足によることなど、これまで不可解であったことが腑に落ちたことも痛みが改善した要因と考えられます。

 

 

そうそう、

 

運動不足で膝周りの筋肉が痩せてくることが最近は問題となっています。サルコペニアといいますが、70歳以上の方で長い距離が歩けなくなってくる人やバランス感覚が悪く転倒してしまいそうな人は要注意ですね。

 

だからUさんにはランジスクワットもしてもらうようにしました。

 

上記のようにUさんに対しては、痛みに対する施術、Uさんが自分の状態を理解するための説明、筋力不足を補う筋トレ指導を行いました。今回の効果は前2者の要因が大きく関係したと考えられます。

 

 

遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。

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おわりに

 

小川鍼灸整骨院

当院は大阪メトロ千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにある整骨院です。

 

大阪市の平野区生野区南巽界隈で、変形性膝関節症による膝の痛みにお困りの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。

 

筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法を変形性膝関節症の施術に応用していています。

 

当院は大阪市の平野区生野区の境目にある加美北地区、地下鉄(大阪メトロ)千日前線南巽駅1番出口から徒歩1分のところにある整骨院鍼灸院です。北巽駅ではなく南巽駅ですのでどうぞお間違えなくご来院ください。

 

当院の患者さんは、平野区生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などから来院されています。

 

執筆担当は小川でした。

経歴、プロフィール

http://www.korikori.com/staff/

 

※内容につきましては、プライバシーに配慮して、話しの構造が変わらない程度に性別や年齢、職業、具体的な社会的背景などを加工しています。

 

参考文献

 

原雄人 他):変形性膝関節症の疫学調査 -主として発症要因について-.整形外科と災害外科,1989 年 38 巻 2 号 p. 930-932

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小川 貴司(おがわ たかし)

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