関節炎の施術【ローズマリーカンファー オイルマッサージ 南巽 整骨院】

はじめに

 

小川鍼灸整骨院のブログです。

 

今日は突然の足の痛み(関節炎)で来院されました患者さんがローズマリーカンファーを用いたオイルマッサージで改善した事例について報告させて頂きます。

内容につきましては、基本的な構造が変わらない程度に内容を加工しています。

川鍼灸整骨院は大阪市の平野区に位置する鍼灸整骨院です。

 

事例

 

63歳男性のTさん、鉄工所で勤務しています。

頚の痛みで通院されていましたが、その症状も軽減してきたところに、突然の足部の腫れと痛みを訴えられました。

病院受診を勧めましたがたTさん自身が拒否をされたために、当院で経過観察することとなりました。

 

右足(向かって左側)が腫れています。

 

問診と診立て

 

痛みは、歩行時にありました。安静時にはあまりありません。

少し熱を持っていましたがそれほどでもありませんでした。

Tさんは以前に痛風発作としての関節炎を経験してるとのことですが、現在は尿酸値は低い状態とのことです。

また、痛みの場所は親指の第一関節ではなく、足の外側の小指の付け根辺りです。

Tさんは全く歩けないというほどではありません。

しかし歩くのが辛そうです。

入り口を入ってくるといつも痛そうな表情を見せてくれます。

 

施術

 

腫れがあるとのことで、とにかくアイシングをしっかりと行なうことにしました。

あと、アイシング指導も行ないました。

急性期の炎症の場合、アイシングは非常に効果的です。

その後にはやはり、ローズマリーカンファーを用いてオイルマッサージを行ないました。

Tさんはこの治療を非常に気に入ってくれました。

帰宅後にもしっかりとアイシングをしてもらうようにTさんには伝えました。

 

 

結果

 

このブログを書いている時点で、発症より10間程経過しています。

腫れの程度は小さくなって痛みはほとんどないとのことです。

結局、アイシングは3日間ほど行ないました。

仕事にも行くことが出来ていますので、治療効果はまずまずというところでしょうか。

 

考察

 

関節炎で注意が必要なのは、感染性の関節炎です。

この場合血液検査ではCRPと数値が上昇します。

また、他の関節にも炎症が起こったり発熱も起こしますが、Tさんの場合は他の関節炎や発熱もありませんでした。

感染の有無は初期段階で確認することが難しいらしいので、やはり血液検査が必要ですね。

Tさんは医師の治療を拒みましたが本来は受診してもらうほうが良いと考えます。

 

この関節炎の原因についてはいろいろ考える必要があります。

Tさんは過去に痛風と診断されて尿酸値を下げるお薬を飲んでいましたが、現在の尿酸値は正常とのことでした。

また痛みの性質上、痛風発作ではなさそうです。

軽度の石灰沈着性腱炎または変形性関節症による突発的な痛みではないかと思われます。

 

ローズマリーカンファーは変形性膝関節症に効果があるという報告もありますが、今回は足の関節炎に対しても効果が認められました。

 

 

おわりに

 

小川鍼灸整骨院では関節炎に対して、医師の診察をまずはお勧めしています。

その上で、ローズマリーカンファーなどのアロマオイルマッサージ施術も行なっております。

 

 

大阪市の平野区生野区界隈で関節炎の痛みでお悩みの方は是非とも当院にご相談下さい。

小川鍼灸整骨院は大阪市の平野区と生野区の境目、地下鉄千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにあります。

 

参考文献

1)斉藤聖二:関節の構造と関節痛(炎)の原因. 日本内科学雑誌,83 巻 11 号 p. 1871-1875,1994

https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika1913/83/11/83_11_1871/_pdf/-char/ja

2)井上三四郎:急性炎症性関節炎の初期診断と治療方針.整形外科と災害外科,65 巻 3 号 p. 616-620,2016.

https://www.jstage.jst.go.jp/article/nishiseisai/65/3/65_616/_pdf/-char/ja

 

3)柴伸昌:変形性膝関節症に対するアロマセラピーの経験.日本アロマセラピー学会誌 7(1), 28-35, 2008.

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