整形外科に不満を感じて来院した足関節捻挫の患者さんの施術例【大阪 平野区 生野区 南巽 北巽 小川鍼灸整骨院】

整形外科でよくなるイメージがない

整形外科を受診して当院へたどり着く患者さんの多くは、医師の説明が少ない、医師の説明が理解できないと訴えます。今回はそのような訴えを持つ足関節捻挫の患者さんが来院して改善しましたので報告します。

 

はじめに

 

小川鍼灸整骨院のブログです。

 

今回は、足関節の捻挫をしたので整形外科を受診したけれども

 

「質問することもできず、自分が知りたいことも教えてくれない先生の治療で治る気がしない」

 

と不満を感じて来院された足関節捻挫の患者さんについて、

 

同じようにお悩みの患者さんを多く経験しますので報告させていただきます。お困りの方はご参照ください。

 

内容は以下の通りです。

・患者さんについて

・問診と診立て

・施術と結果

・なぜよくなったのか

・おわりに

・参考文献

 

問い合わせはこちら

 

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小川鍼灸整骨院大阪市の南東、平野区生野区の境目、南巽・加美北地区、南巽駅近くにある鍼灸整骨院です。地域で一番おすすめの整骨院、日本で一番身近な整骨院を目指しています。足関節捻挫でお困りの患者さんも多く来院されています。

 

患者さんについて

 

Iさんは50歳の女性で、職業は医療機関受付です。来院の2日前にテニスをしていて足首を捻挫されました。

 

腫れがひどいので勤務先の整形外科を受診したところ、骨折はないが4週間の固定が必要と診断されとのことです。

 

 

しかしIさんが固定を拒否すると、ゴムで出来たサポーターを出してくれて「これで様子を見ましょう」と言われたそうです。

 

「4週間の固定は必要といいながら、それが出来ないとなるとこんな簡単な固定?それって大丈夫なの?そこをちゃんと説明してほしい!」とIさんは感じたそうです。

 

その整形外科医は70歳ぐらいでフレンドリーに話せる雰囲気でもなく、質問をしようなら叱られそうなイメージだそうです。そこで、詳しい事が知りたいと当院に来院されました。

 

 

診察室からベッドまでのIさんの歩容を見てみると、普通に左右を同じように使いながら歩けていました。その時点で痛みの程度は強くなさそうでした。

 

押さえると①と②の部分に痛みがありました。

 

 

動かしてみると、内返し(捻挫の動き)で痛みがありました。熱感はなく、発赤も少ないように見られます。

 

ところで、

 

足関節捻挫は1度損傷から3度損傷に分類されます。

 

1度損傷は靭帯の軽い損傷でほとんど固定の必要はありません。

 

2度損傷は部分断裂で程度は幅広く、不安定性が出現する場合は固定が必要になってきます。

 

3度損傷は完全断裂でり、手術が適応になります。

 

Iさんの場合は1度から2度損傷の間ぐらいで、やや出血が多いタイプだと判断しました。だから見た目はひどいけれども痛みが少ないのでしょう。

 

しかし、痛みが少なくても最初の捻挫の治療は重要なんです。

 

捻挫直後は足首を固定する筋肉の反応も鈍くなって捻挫をしやすくなるからです。

 

完全に捻挫が治らない状態で運動を再開してしまうと、また同じ部位を捻挫してしまい、それを繰り返すと「反復性の足関節捻挫」となってしまいます。

 

捻挫を放置するとどうなるかについてはこちら↓↓↓

足首の捻挫、放っておいたらどうなるの?【捻挫 足首 大阪 平野区 小川鍼灸整骨院】

 

上記の事を考えて、今回のIさんには以下の施術を行いました。

 

施術と結果

 

施術は写真のように弾力包帯固定と、ウレタンパッドによる圧迫です。

 

 

また、浮腫を軽減させるためにオイルマッサージを行ないました。

 

 

そして、Iさんには次のような説明をしました。

 

この説明はIさんが感じていた、

 

「4週間の固定は必要といいながら、それが出来ないとなるとこんな簡単な固定?それって大丈夫なの?そこをちゃんと説明してほしい!」

 

という疑問を拭い去ることを意図したものです。(以下、説明が続きます)

 

「Iさん、この捻挫は見た目は派手な感じですが、そんなに長引かないと思いますよ。たぶん出血がひどいだけで組織の損傷はひどくないのだと思います。組織損傷が強ければ、もっと炎症反応が強く現われます。例えば腫れはあまり出ていませんね。これは腫れというよりは浮腫です。出血による浮腫でしょう。

 

①と②の場所にはそれぞれ①前距腓靭帯と②踵腓靭帯という靭帯があります。たぶん、①の靭帯が軽く損傷しているのだと思います。

 

整形外科のお医者さんが4週間と言ったのは、一般的に損傷靭帯が修復するまでの期間です。だから、組織が完全に元に戻るには4週間かかるという意味ではないでしょうか。

 

この捻挫だと、10日もすれば普通に動けるようになると思います。でもね、テニスがいつ出来るようになるかは様子をみる必要がありますね。

 

だから来週いっぱいは固定をしっかりとしてテニスは休みましょう。4週間はかからないですが、一定期間休まないとまた捻挫してしまう可能性が高いです。

 

強い固定も必要ないと思います。弾力包帯でしっかりと固定しましょう。あと、浮腫は早く引いた方が患部の治りが早いので、このパットで圧迫しておきましょうね。」

 

初診時のIさんは、私の説明に非常に納得してくださいました。

 

とにかく早くテニスがしたい。でも、後遺症は残したくないというIさんに対してしっかりと説明したところ、Iさんは納得してくれました。

 

 

そして10日後には、完全復帰ではありませんが60%ぐらいの力でテニスに復帰できました。

 

なぜよくなったのか

 

整形外科医の先生は忙しいので詳しくお話ししてくれないことが多いです。

 

今回のIさんは、そんな先生に自分が聞きたいことをしっかりと質問できなかったことが大きな不満になっていました。

 

そして自分の捻挫も治る気がしなかったのでしょう。そこで私がしっかりと説明できたので安心されたのだと思います。この安心が非常に大事なのですね。

 

治ったかどうかは結局、自分の足を信用できるかどうかだからです。

 

不安要素が解決しなければ自分の足首を信用することなどできません。Iさんは自分の足首を信用できたから10日後のテニスに参加できたのだと思います。

 

説明が少ないために不安になったり、頼りなさを感じて当院に来院される患者さんは非常に多いです。

 

Iさんはその典型例でしたので、私がしっかりと対応させていただきました。

 

ここで整形外科の先生の名誉のためにお伝えしたいことがあります。

 

整形外科医は非常に忙しいので必要最低限の説明しかしてくれません。

 

しかし、だからこそ絶対に必要な検査はしっかりと行なってくれますし、その結果は間違っていないことがほとんどです。

 

例えば捻挫と思っていたら実は骨折があったということはよくあることですが、

 

 

整形外科医はそのような、絶対に見落としていけない事をしっかりと鑑別してくれます。

 

ここは本当にありがたいです。

 

でも、細かいケアはしてくれないことが多いのですね。

 

やはり痛みや先の生活に不安になっている時の患者さん心理としては、

 

ゆっくりと親身になって自分が納得できるまでお話を聞いてほしいものですよね。

 

お困りの方は是非ともご相談ください。

 

遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。

 

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おわりに

 

 

大阪市の平野区生野区南巽界隈で足首の捻挫でお悩みの方は是非とも当院にご相談下さい。

 

小川鍼灸整骨院平野区生野区の境目にある加美北地区、地下鉄(大阪メトロ)千日前線南巽駅1番出口から徒歩1分のところにある整骨院す。北巽駅ではなく南巽駅ですのでどうぞお間違えなくご来院ください。

 

当院の患者さんは、平野区生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などから来院されています。

 

参考文献

 

東 威 志 他):足関節外側靭帯損傷保存治療の成績.整 形 外 科 と 災 害 外 科 41:(2)661~664,1992.

 

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小川 貴司(おがわ たかし)

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