圧迫骨折の痛みはいつまで?安静・歩行・リハビリの進め方を解説

圧迫骨折のイメージ

圧迫骨折とは、背骨を構成する椎体が押しつぶされるように変形する骨折です。骨粗鬆症がある方では、尻もちなどの転倒だけでなく、日常生活の軽い動作でも起こることがあります。

 

(2026年8月10日更新)

この記事の執筆・監修 ポリシー

小川貴司
柔道整復師 / 鍼灸師 / あんまマッサージ指圧師
医療人類学修士(身体症状と心理社会要因の研究)

臨床経験30年以上
症例数15,000件以上

所属学会

・全日本鍼灸学会

・日本統合医療学会

・日本心身医学会

・日本認知行動療法学会

医療連携:整形外科・内科と提携して原因精査を実施

情報の正確性:学術論文などの資料を確認して作成

 

はじめに

 

圧迫骨折と診断され、コルセットを着けて安静にしているものの、

「この強い痛みは、いつまで続くのだろう」

「歩いた方がよいのか、まだ安静にするべきなのか」

「骨はついていると言われたのに、なぜまだ痛いのか」

「つぶれて曲がった背骨は、もう元に戻らないのか」

と不安になっている方も多いのではないでしょうか。

 

圧迫骨折では、骨折直後の強い痛みが少しずつ軽くなっても、背中の筋肉のこわばりや筋力・体力の低下によって、痛みや動きにくさが残ることがあります。

そのため、圧迫骨折後の回復は「骨がついたかどうか」だけでは判断できません。

 

現在の骨折部の状態を確認したうえで、必要な安静を確保する時期なのか、歩行やリハビリを少しずつ始める時期なのかを見極めることが大切です。

 

私は整形外科勤務を含め、30年以上にわたり、骨折後の痛みや動きにくさが残る方をみてきました。臨床では、骨折そのものへの不安から身体を動かせず、筋力や体力がさらに低下している方も少なくありません。

 

この記事では、圧迫骨折の痛みが続く理由、コルセットや安静の役割、歩行やリハビリを始める考え方、骨がついたあとも痛む理由、再び骨折しないための対策まで、研究結果をもとに分かりやすく解説します。

 

圧迫骨折とは?骨粗鬆症では軽い転倒や日常動作でも起こる

 

圧迫骨折の模型

図の中の一番下の椎体は骨粗鬆症(密度が薄くなっていて骨折を起こしやすい)を示しています。縦の力が加わると圧迫骨折を起こします。

 

圧迫骨折とは、背骨を構成する「椎体」という骨が、上下から押しつぶされるように変形する骨折です。

 

骨粗鬆症によって骨が弱くなっていると、強く転倒したときだけでなく、

  • 尻もちをついた
  • 重い物を持ち上げた
  • 布団を持ち上げた
  • 身体をひねった
  • 咳やくしゃみをした
  • ベッドから起き上がった

といった日常的な動作をきっかけに起こることがあります。

 

なかには、はっきりした原因を思い出せない方もいます。

 

圧迫骨折の痛みは、寝返りや起き上がり、立ち上がりなど、背骨に力が加わる動作で強くなるのが特徴です。反対に、じっと横になっていると楽になることがあります(Alexandru・So,2012)。

 

そのため、

「筋肉痛だと思っていた」

「年齢のせいだと思って我慢していた」

という方も少なくありません。

 

背中や腰の痛みが強く、寝返りや起き上がりが急に難しくなった場合は、単なる腰痛と決めつけず、医療機関で確認してもらうことが大切です。

 

 

圧迫骨折の症状|急性期の強い痛みはいつまで続く?

 

圧迫骨折を起こした直後は、背中や腰の一か所に強い痛みを感じることがあります。

特に痛みが出やすいのは、

  • 寝返りをする
  • ベッドから起き上がる
  • 椅子から立ち上がる
  • 前かがみになる
  • 歩き始める
  • 咳やくしゃみをする

といった動作です。

骨折の状態によっては、痛みが強く、トイレへ行くことさえ難しくなる場合があります。

研究では、圧迫骨折後の痛みと生活上の障害は、受傷後12週までに大きく改善しました。一方、48週後にも25%の方に腰痛が残っていました(Inoseら,2021)。

したがって、多くの方では3か月頃までが痛みの改善をみる一つの目安になりますが、すべての方の痛みが同じ時期になくなるわけではありません。

骨折部が安定したあとも、背中の筋肉のこわばりや筋力・体力の低下などによって、痛みや動きにくさが続くことがあります。

また、

  • 痛みが日ごとに強くなっている
  • 一度軽くなった痛みが再び強くなった
  • 新しい場所に強い痛みが出た
  • 足のしびれや力の入りにくさがある
  • 歩きにくくなった
  • 排尿や排便に異常がある

という場合は、もう一度医療機関へ相談してください。

「まだ痛いから治っていない」と決めつけるのでも、「骨はついていると言われたから問題ない」と我慢するのでもなく、痛みの経過と身体の状態を分けて考えることが大切です。

 

圧迫骨折の治療|コルセット・安静・薬・手術の役割

 

骨粗鬆症による圧迫骨折の多くは、最初から手術をするのではなく、保存療法によって治療します。

保存療法では、主に次の方法を組み合わせます。

  • 鎮痛薬で痛みを抑える
  • コルセットで背骨を支える
  • 必要な期間だけ安静にする
  • 痛みに応じて立つ、歩く
  • 段階的にリハビリを行う
  • 骨粗鬆症の治療を始める

治療の目的は、レントゲンで骨が固まるのを待つことだけではありません。

痛みを抑えながら必要な活動を取り戻し、寝たきりによる筋力や体力の低下を防ぐことも重要です。

鎮痛薬は、身体を動かすためにも使用する

急性期には、寝返りや起き上がりができないほど強く痛むことがあります。

鎮痛薬には、痛みを軽くするだけでなく、身体を起こす、トイレへ行く、歩くといった必要な活動を行いやすくする役割があります。

ただし、薬によっては胃腸症状、便秘、眠気、ふらつきなどが起こることがあります。効き方や副作用を確認しながら、医師と相談して調整してください。

長期間寝たままにする治療ではない

身体を動かすと激しく痛む時期には、一時的な安静が必要です。

 

しかし、痛みが完全になくなるまで長期間寝たままにしていると、足腰の筋力や体力が低下し、かえって立ち上がることが難しくなります。

 

早期に歩行を始めた人と、1週間以上の絶対安静を行った人を比較した研究では、その後の痛みや椎体の変形に大きな違いはみられず、長く安静にした人では便秘やめまいなどが多くみられました(Kim・Cho,2022)。

 

もちろん、全員がすぐに歩けばよいという意味ではありません。

必要な安静は確保しながら、医師が骨折の状態を確認したうえで、座る、立つ、歩くという活動を少しずつ戻していくことが基本です。

 

コルセットは動きやすくするための補助具

コルセットには、背骨の大きな動きを抑え、起き上がりや歩行時の痛みを軽くする役割があります。

硬いコルセットと軟らかいコルセットを比較した研究では、硬いコルセットの方が一貫して優れているという結果は得られていません(Katoら,2019)。

コルセットは、つぶれた骨を元の形へ戻すものではありません。痛みの強い時期に背骨を支え、日常生活を行いやすくするための補助具です。

骨折の状態によって必要な固定期間は異なるため、外す時期については処方した医師に確認してください。

 

強い痛みや神経症状がある場合は手術を検討することもある

保存療法を続けても強い痛みで起き上がれない場合には、骨折した椎体へ医療用セメントを入れる治療が検討されることがあります。

また、足のしびれや筋力低下、歩行障害、排尿・排便の異常などがある場合には、神経の圧迫や骨折部の不安定性を詳しく調べる必要があります。

こうした治療は、圧迫骨折をしたすべての方に必要なものではありません。痛みの強さ、画像の状態、日常生活への影響などを確認したうえで、脊椎を専門とする医師が判断します。

 

圧迫骨折で背中が曲がるのはなぜ?骨がついても痛みが残る理由

 

圧迫骨折では、椎体の前側がつぶれることで、背中が前へ曲がることがあります。

一つの椎体の変形が小さくても、複数の圧迫骨折が重なると、背中の丸みが目立つようになることがあります。

 

圧迫骨折を起こして椎体が楔形(鋭い三角形)になっています。これが、背中が曲がる原因です。

 

圧迫骨折の画像

左の画像は圧迫骨折で背中が曲がった患者さんの立ち姿です。できるだけ背中を伸ばそうとして努力していますが背中は伸びず、股関節を伸ばして真っすぐを保とうとしています。真ん中の画像はこの患者さんの圧迫骨折の場所にMR画像を重ねてみました。右の画像はこの方のMR画像です。背骨が崩れてそこが背中の曲がり角になっているのがわかります。

 

背中が曲がると身体の重心が前へ移り、その姿勢を支えるために背筋へかかる負荷が増えることが報告されています(Brunoら,2012)。

その結果、筋肉の疲労や張りが、痛みの一因になると考えられます。

圧迫骨折後の痛みが長引く理由は、骨だけではありません。

 

  • 背中の筋肉が固くなっている
  • 背骨や肋骨周辺の関節に負担がかかっている
  • 長い安静で筋力や体力が低下している
  • 動くことへの怖さが強くなっている
  • 前かがみの姿勢が増えている
  • 歩く量が減り、身体全体が動きにくくなっている

といった要因が重なることがあります。

 

研究では、骨折部が癒合できなかったこと(偽関節)が、48週後に残る腰痛につながる可能性がわかりました(Inoseら,2022)。

このように、骨折部そのものが安定していないために、痛みが続いている方もいます。

したがって、骨がついたあとも痛みが残っている場合は、

「骨折が治っていない」と考えるだけでなく、どの動作で、どの場所が、どのように痛むのかを確認することが大切です。

骨折部そのものの問題なのか、姿勢や筋肉、関節、体力低下が関係しているのかによって、必要な対応は変わります。

 

圧迫骨折後のリハビリ|いつから動く?安全な運動と避けたい動作

 

圧迫骨折後のリハビリは、強い痛みを我慢して行うものではありません。

一方で、「骨折したから動かない方が安全」と考えて長く安静にしすぎると、筋力や体力が低下し、転びやすくなることがあります。

医師から身体を起こす許可が出たら、痛みの反応を確認しながら少しずつ活動を戻します。

 

最初は日常生活に必要な動作から始める

急性期には、

  • ベッド上で足首を動かす
  • 横向きになって起き上がる
  • 短時間座る
  • 支えを使って立つ
  • トイレまで歩く
  • 短い距離から歩行を始める

といった動作から始めます。

いきなり長時間歩いたり、強い筋力トレーニングをしたりする必要はありません。

痛みが落ち着いてきたら、歩行時間を少しずつ延ばし、椅子からの立ち上がり、バランス練習、脚や背中の筋力運動へ進みます。

圧迫骨折後の運動では、歩くだけでなく、筋力とバランスを組み合わせることが勧められています(Giangregorioら,2014)。

 

起き上がりや物を持つ動作を工夫する

ベッドから起きるときは、仰向けから勢いよく上半身だけを起こすのではなく、

  1. 膝を軽く曲げる
  2. 肩と骨盤を一緒に動かして横向きになる
  3. 両足をベッドの外へ下ろす
  4. 腕でベッドを押して起き上がる

という方法を使うと、背骨を大きく丸めずに起き上がりやすくなります。

物を持つときは、荷物へ身体を近づけ、背中だけを丸めるのではなく、股関節と膝も使います。荷物を持ったまま腰だけをひねらず、向きを変えるときは足を踏み替えます。

 

前かがみをすべて禁止する必要はない

日常生活から前かがみを完全になくすことはできません。

注意したいのは、

  • 反動をつけて深く前屈する
  • 前屈を何度も繰り返す
  • 背中を丸めたまま重い物を持つ
  • 深い前屈とひねりを同時に行う
  • 痛みを我慢して腹筋運動を続ける

といった、背骨に大きな負担が集中する動作です。

 

骨粗鬆症のある方では、深い前屈を繰り返したり、限界まで前屈したりする運動は、方法を修正することが勧められています(Brooke-Wavellら,2022)。

「前かがみは危険だから動かない」のではなく、深く、速く、繰り返し、重さを加えて背中を丸める動作を減らすことが大切です。

運動後に軽い筋肉の張りが出ることはありますが、鋭い痛みが続く、新しい場所が痛む、寝返りや起き上がりが急に難しくなる場合は、運動を中止して医療機関へ相談してください。

 

圧迫骨折を繰り返さないために|骨粗鬆症治療と転倒予防

 

圧迫骨折では、痛みが軽くなったあとも、次の骨折を防ぐ取り組みが必要です。

 

骨粗鬆症による圧迫骨折を一度起こした方は、別の椎体や大腿骨などにも骨折を起こす危険性が高くなっています。特に骨折後の早い時期は、次の骨折に注意が必要です(Gregsonら,2025)。

 

そのため、圧迫骨折をきっかけに骨密度などを確認し、必要であれば骨粗鬆症の治療を始めます。

 

薬の詳しい種類や選び方は、年齢や骨折歴、持病によって異なります。痛みがなくなったからといって自己判断で中止せず、主治医と相談しながら続けてください。

 

食事では、カルシウムだけでなく、ビタミンDやたんぱく質を含めて、骨と筋肉の両方を保つことが大切です。

 

また、次の骨折を防ぐには、転ばないための対策も欠かせません。

  • 足腰の筋力やバランスを保つ
  • めくれた敷物や電気コードを片づける
  • 廊下や夜間のトイレを明るくする
  • 滑りやすいスリッパを避ける
  • めまいやふらつきの原因を確認する
  • 眠気やふらつきが出る薬について医師に相談する

転倒には、筋力だけでなく、薬、視力、持病、履物、住環境など、複数の原因が関係します。これらを一緒に見直す対策は、転倒回数を減らす可能性があります(Hopewellら,2018)。

圧迫骨折の治療は、骨がついたら終わりではありません。身体を弱らせず、転びにくい状態をつくり、次の骨折を防ぐところまでが治療です。

 

圧迫骨折についてよくある質問

圧迫骨折はどのくらいで治りますか?

多くの方では、急性期の強い痛みは受傷後3か月頃までに大きく和らいでいきます。ただし、これは全員に当てはまる期限ではありません。

回復にかかる期間は、

  • 骨折の程度
  • 骨粗鬆症の状態
  • 年齢や体力
  • 安静にしていた期間
  • 以前にも圧迫骨折をしているか
  • 骨折部が安定しているか

などによって異なります。

また、骨折部が安定しても、背中の筋肉のこわばりや体力低下によって痛みが続くことがあります。

「何週間たったか」だけで判断するのではなく、寝返り、起き上がり、立ち上がり、歩行などがどの程度できるようになったかも、回復をみる大切な目安です。

 

圧迫骨折をしたら歩いても大丈夫ですか?

医師が骨折の状態を確認し、身体を起こす許可が出ている場合は、痛みをみながら少しずつ歩行を再開します。

最初から長い距離を歩く必要はありません。ベッドから起きる、トイレまで歩く、室内を短時間歩くといった日常生活に必要な動作から始めます。

一方で、身体を起こせないほど痛む場合や、骨折部の不安定性が強い場合には、一定期間の安静が必要になることがあります。

歩いた後に痛みが急激に強くなる場合は、歩く距離や時間を減らし、主治医に相談してください。

 

コルセットはいつまで着ければよいですか?

コルセットの使用期間は、骨折の場所や状態、痛み、使用しているコルセットの種類によって異なります。

痛みが軽くなったからといって急に外したり、反対に不安だからと長期間使い続けたりすると、身体の動かし方や筋力に影響することがあります。

外す時期や、入浴時・就寝時にも必要なのかについては、処方した医師に確認してください。

コルセットを外していくときも、いきなり一日中外すのではなく、身体の状態をみながら段階的に進める場合があります。

 

つぶれた骨は元の形に戻りますか?

一度つぶれて変形した椎体が、自然に完全な元の形へ戻るとは限りません。

しかし、骨の形が元どおりにならないことと、痛みや生活機能が改善しないことは同じではありません。

骨折部が安定し、身体を支える筋力や体力が戻ることで、

  • 寝返りができる
  • 楽に起き上がれる
  • 歩ける距離が延びる
  • 家事や外出を再開できる
  • 背中の痛みが軽くなる

といった改善を目指すことはできます。

画像上の骨の形だけでなく、実際の痛みや動き、生活の変化を確認することが大切です。

 

骨はついたと言われたのに、なぜまだ痛いのですか?

圧迫骨折後の痛みには、骨折部だけでなく、

  • 背中の筋肉のこわばり
  • 背骨や肋骨周辺の関節への負担
  • 前かがみになった姿勢
  • 安静による筋力・体力の低下
  • 動くことへの怖さ
  • 歩き方や起き上がり方の変化

などが関係することがあります。

そのため、骨がついたあとも痛みが残っている場合は、「まだ骨折が治っていない」と決めつけず、どの場所が、どの動作で痛むのかを確認する必要があります。

ただし、痛みが再び強くなった場合や、新しい場所に強い痛みが出た場合は、新たな骨折などが起きていないか医療機関で確認してもらってください。

 

骨折は治っているのに痛みが続く方にみられる不安や考え方の特徴については、「骨折や手術のあとも痛い…治ったと言われたのになぜ?」で詳しく解説しています。

 

骨折や手術のあとも痛い…治ったと言われたのになぜ?改善しにくい人の特徴を解説

 

圧迫骨折後の痛みにマッサージや施術を受けても大丈夫ですか?

骨折直後や骨折部が安定していない時期に、痛む場所を強く押したり、背骨を大きくひねったりする施術は避ける必要があります。

まずは医療機関で骨折の状態を確認し、必要な安静や固定を優先します。

骨折部が安定したあとも痛みや動きにくさが残る場合には、骨折部を無理に動かすのではなく、

  • 固くなった周辺の筋肉や関節
  • 起き上がりや立ち上がりの方法
  • 歩行や姿勢
  • 筋力・体力の低下
  • 動くことへの不安

などを確認し、状態に応じて身体を動かしていくことが重要です。

足のしびれ、筋力低下、歩行障害などがある場合は、施術を受ける前に脊椎を専門とする医師へ相談してください。

 

圧迫骨折後の痛み、このまま様子を見ていて大丈夫?

圧迫骨折後には、

「骨はついたと言われたのに、まだ痛い」

「歩く量や運動をどこまで増やしてよいのか分からない」

「コルセットを外してから、身体を動かすのが怖い」

「今のリハビリを続けていてよいのか不安」

と悩んでいる方も少なくありません。

当院では、骨折後の経過や現在の痛み、受けた検査や医師からの説明、生活の中で困っている動作を確認します。

そのうえで、骨折部についてもう一度医療機関へ相談した方がよいのか、筋肉・関節・姿勢・体力低下なども含めて身体を動かしていく段階なのかを整理し、今後の受診やリハビリ、日常生活の方向性を一緒に考えます。

大阪近郊で来院できる方には対面で対応しています。

遠方などで来院が難しい方には、必要に応じてレントゲンやMRI画像も確認しながら、Zoomカウンセリングを行っています。

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まとめ|曲がった骨は戻らなくても、痛みと生活機能は改善を目指せる

 

圧迫骨折では、背骨の一部がつぶれて変形し、その形が完全には元に戻らないことがあります。

しかし、

骨の形が元に戻らないことと、痛みや生活が改善しないことは同じではありません。

 

急性期には、薬やコルセットを利用しながら必要な安静を確保し、骨折の状態に応じて少しずつ身体を起こしていきます。

 

痛みが落ち着いてきたら、歩行、立ち上がり、筋力運動、バランス練習などを段階的に進め、安静によって低下した身体機能を取り戻します。

骨折部が安定したあとも痛みが残る場合には、骨だけでなく、筋肉、関節、姿勢、体力低下、動くことへの怖さなどが関係していないかを確認することが大切です。

 

また、圧迫骨折を一度起こした方は、次の骨折を防ぐ取り組みも必要です。骨粗鬆症の治療を続け、筋力やバランス、住環境、薬によるふらつきなどを見直します。

 

圧迫骨折後の回復は、レントゲン上の骨の形だけでは判断できません。

  • 起き上がれるようになった
  • 歩ける距離が延びた
  • 家事や外出を再開できた
  • 痛みに振り回される時間が減った

こうした生活上の変化も、大切な回復です。

 

「骨はついていると言われたのに、なぜまだ痛いのだろう」

「どこまで動いてよいのか分からない」

「このまま背中が曲がり、歩けなくなるのではないか」

 

そのような不安がある場合は、骨折の状態だけでなく、現在の痛み、身体の動き、生活上の困りごとを一つずつ整理することが、次に必要な対応を考える第一歩になります。

 

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参考文献

 

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