腓骨骨折後に足首が固い・痛いのはなぜ?リハビリで改善するケースと注意点【大阪市平野区】

 

腓骨骨折 足首のリハビリ

(2026年6月4日更新)

この記事の執筆・監修 ポリシー

小川貴司
柔道整復師 / 鍼灸師 / あんまマッサージ指圧師
医療人類学修士(身体症状と心理社会要因の研究)

臨床経験30年以上
症例数15,000件以上

所属学会

・全日本鍼灸学会

・日本統合医療学会

・日本心身医学会

・日本認知行動療法学会

医療連携:整形外科・内科と提携して原因精査を実施

情報の正確性:学術論文および国内診療ガイドラインに準拠

 

はじめに

 

小川鍼灸整骨院のブログをご覧いただきありがとうございます。

 

こんなお悩みはありませんか?

・骨はくっついたと言われたのに足首が固い
・歩くとズキッと痛む
・リハビリをしているのに良くならない
・プレートやボルトが入ったままで動かして大丈夫か不安
・このまま歩けなくなるのではないかと心配

 

腓骨骨折の後にはこのような悩みを抱える方が少なくありません。

 

 

足首の骨折の後に、関節が固まってしまう関節拘縮や、動く範囲が狭くなる可動域制限、体重をかけると出てくる痛み、腫れやむくみ、不安定な感じが続くことは本当によくあることなんです(Salas-Gómezら, 2022)。

 

実際に当院にも

「医師からは治っていると言われたけれど、自分では治った気がしない」

という相談が多く寄せられています。

 

そこで今回は、

 

腓骨骨折の固定後の関節拘縮や足首の痛みでお困りの患者さんが当院の施術(リハビリ)で改善した事例とともに、腓骨骨折後に足首が固い理由や、痛みの原因、リハビリなどについて報告します。

 

内容は以下の通りです。

・腓骨骨折後に足首が固くなるのはなぜ?

・骨は治ったのに痛いのはなぜ?

・プレートやボルトが入っていても動かして大丈夫?

・治りにくいとお困りの患者さんの特徴と注意点

・腓骨骨折後の関節拘縮が改善した症例

・なぜ改善したのか

・なぜ病院で治療中の方からも相談を受けるのか

・骨折後のリハビリについて患者さんからいただいたご感想

・まとめ

・よくある質問

・参考文献

 

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小川鍼灸整骨院大阪市の南東、大阪市と東大阪市の境目、平野区加美北8丁目にある鍼灸整骨院です。 

 

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腓骨骨折後に足首が固くなるのはなぜ?

 

実は、骨折後に足首が固くなることは珍しいことではありません。

 

骨折をすると、痛みや腫れを抑えるためにギプスや装具による固定が行われます。また、痛みを避けようとして無意識に足首を動かさなくなります。

 

すると、足首の周囲にある筋肉や腱、靭帯、関節包(関節を包む袋)が少しずつ硬くなっていきます。これを関節拘縮と呼びます。

 

患者さんの中には、

「骨がまだ治っていないから動かないのでは?」

と心配される方もおられます。

 

しかし実際には、骨癒合が順調に進んでいても、周囲の軟部組織が硬くなることで足首の動きが制限されることが少なくありません。

 

特に固定期間が長くなるほど、筋肉の柔軟性が低下して硬くなります(Monumentら,2013)し、関節包も線維化して硬さが生じやすくなります(Velascoら,2020)。

 

そのため、医師から骨癒合が確認され、運動許可が出た後は、適切なリハビリによって少しずつ足首を動かしていくことが重要になります。

 

当院に来院される患者さんの中にも、

 

「動かすと痛いので怖い」

「プレートやボルトが入っているので動かしてはいけない気がする」

 

という不安を抱えている方が少なくありません。

 

しかし、多くの場合は適切な運動によって関節の柔軟性や歩行能力は改善していきます。

 

まずは現在の痛みや可動域制限が、骨の問題なのか、それとも関節拘縮によるものなのかを整理して考えることが大切です。

 

骨は治ったのに痛いのはなぜ?

 

骨折後の患者さんから、

 

「骨は治ったと言われたのに、まだ痛いんです」

 

という相談を受けることがあります。

 

このような場合、

 

「骨がまだ治っていないのでは?」

「プレートやボルトが痛みの原因では?」

 

と不安になる方も少なくありません。

 

しかし、骨折後の痛みは骨だけが原因とは限りません。

 

骨折や手術の後には、関節包や靭帯、筋肉などの軟部組織が硬くなったり、筋力やバランス能力が低下したりすることがあります。その結果、骨がしっかりと治っていても、歩行時の痛みや違和感、不安定感が残ることがあります。

 

実際、足関節骨折後の患者さんを1年間追跡した研究では、骨癒合後も足関節の可動域やバランス能力の低下が残ることが報告されています(Salas-Gómezら, 2022)。

 

つまり、

 

「骨は治ったのに痛い」

という状態は決して珍しいことではありません。

 

「病院では治ったと言われたけれど不安が残る」

「このまま歩けるようになるのか心配」という患者さんの不安の声もよく聞きますが、

 

大切なのは、その痛みが骨の問題なのか、それとも関節拘縮や筋力低下などによるものなのかを見極めて、具体的な改善策を見つけることです。

 

骨折後の痛みや足首の固さでお悩みの方は、一人で悩まずお気軽にご相談ください。

 

プレートやボルトが入っていても動かして大丈夫?

 

骨折後の患者さんから、

 

「プレートやボルトが入っているのに足首を動かしても大丈夫ですか?」

という質問をよく受けます。

 

結論から言うと、主治医から運動やリハビリの許可が出ている場合、多くは問題ありません。

 

むしろ骨折後に足首を動かさない期間が長くなると、関節拘縮や筋力低下が進み、歩きにくさや痛みの原因になることがあります。

 

手術で使用されるプレートやボルトは、骨折部を安定させるために固定されています。そのため、医師の指示に従って行うリハビリで金属がずれたり、骨が再び折れたりすることは通常ありません。

 

もちろん、強い痛みや腫れの悪化がある場合は注意が必要です。しかし、多くの場合は「壊れている痛み」ではなく、「久しぶりに動かした組織の痛み」であることが少なくありません。

 

実際、足関節骨折後のリハビリに関する研究では、適切な時期に運動療法を開始した方が関節の動きや歩行能力の回復に有利であることが報告されています(Linら, 2012)。この研究は外科的な固定の患者さんが含まれています。

 

当院にも、

 

「動かしたいけど怖い」

「病院では大丈夫と言われたけど不安」

 

という相談が多く寄せられます。

 

骨折後のリハビリで不安を感じている方は、一人で悩まずお気軽にご相談ください。

 

治りにくいとお困りの患者さんの特徴と注意点

 

骨折後の回復には個人差があります。

 

同じような骨折でも順調に回復する方がいる一方で、足首の痛みや固さが長引いてしまう方もおられます。

 

当院でこれまで多くの患者さんを診てきた経験からすると、治りにくいと感じている方には共通する特徴があります。

 

それは、

「動かしたら悪化するのではないか」という不安が強いことです。

 

例えば、

「骨がまだ治っていないのではないか」

「プレートやボルトがずれてしまうのではないか」

「このまま歩けなくなるのではないか」

と考え、必要以上に足首をかばってしまう方がおられます。

 

このような考え方は、破局的思考やキネシオフォビア(動作への恐怖)につながり、活動量の低下を招くことがあります。

 

痛みに関する研究では、不安や恐怖が強い人ほど身体を動かさなくなり、その結果として筋力低下や機能障害が長引きやすいことが報告されています(Vlaeyen & Linton, 2012)。

 

もちろん、不安を感じること自体は自然なことです。

 

しかし、骨癒合が確認されているにもかかわらず必要以上に動きを避けてしまうと、関節拘縮や筋力低下が進み、かえって回復を遅らせることがあります。

 

大切なのは、

「痛い=壊れている」ではない

と理解することです。

 

当院では足首の状態だけでなく、不安や疑問にも耳を傾けながらリハビリを進めています。

「本当にこのままで大丈夫なのか」

とお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

 

 

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腓骨骨折後の関節拘縮が改善した症例

 

 

30代女性の患者さんです。

 

スキー中の転倒で左腓骨骨折を受傷し、受傷から約1か月後に来院されました。

 

骨折部の痛みはほぼ消失していましたが、

足首が十分に動かない
片足立ちでふらつく
歩行時に力が入りにくい
長距離を歩く自信がない

という状態でした。

 

特に患者さんはダンスをされており、

「足首の動きを元に戻したい」

「今後の回復が不安」

と話されていました。

 

初診時の足関節底屈可動域は35°で、左片脚立位では明らかな不安定性を認めました。

 

そこで週1回の可動域訓練とオイルマッサージに加えて自宅でのリハビリ指導を行いました。

 

 

具体的には、

足関節可動域訓練
浴槽内での正座
片脚立ち練習
ボールを使ったバランストレーニング

などを実施しました。

 

その結果、約3週間で足関節底屈可動域は45°まで改善し、歩行時の不安定感も消失しました。

 

 

歩行距離も伸び、

「安心して歩けるようになった」

と大変喜んでいただきました。

 

なぜ改善したのか

 

今回の患者さんが比較的早期に改善した理由は、骨折部が安定しており、積極的なリハビリを行える状態だったからです。

 

足関節骨折では、骨だけでなく脛骨と腓骨をつなぐ靭帯(遠位脛腓靭帯)の損傷が問題になることがあります。

 

この靭帯が大きく損傷している場合は、足首の不安定性が残りやすく、回復に時間がかかることがあります(Weber classification of ankle fractures :Radiopaedia:2026年6月5日閲覧)。

 

 

骨折する場所に従って、腓骨下端骨折を分類(Weber分類)することで、脛腓靭帯の損傷具合がある程度わかるのですが、

 

今回の患者さんでは、遠位脛腓靭帯損傷を疑う所見は認められませんでした。

 

そのため、足関節拘縮の改善を目的として早期から可動域訓練やバランストレーニングを行うことができました。

 

足関節拘縮に関する研究でも、骨折部が安定した段階で適切な運動療法を開始することは、関節の柔軟性や歩行能力の回復に重要であると報告されています(Velascoら, 2020)。

 

また、患者さん自身が自宅でのリハビリにも積極的に取り組まれたことも改善につながった要因の一つと考えています。

 

骨折後の足首の固さは、骨が治れば自然に改善するとは限りません。

 

適切な時期に適切なリハビリを行うことが、回復への近道になることがあります。

 

なぜ病院で治療中の方からも相談を受けるのか

 

当院には、現在も整形外科やリハビリテーション科に通院中の方から相談をいただくことがあります。

 

これは病院の治療が間違っているという意味ではありません。

 

実際、骨折後にはレントゲン検査や診察によって骨の状態を確認することがとても重要です。

 

しかし患者さんの中には、

「骨は治っていると言われたけれど、まだ歩きにくい」

「足首が固くて不安が残る」

「動かしていいと言われたけれど怖い」

と感じる方も少なくありません。

 

また、

「聞きたいことがあるけれど忙しそうで質問しにくい」

「本当にこのままで大丈夫なのか誰かに相談したい」

という声もよく耳にします。

 

当院へ来られる方の多くは、痛みそのものよりも、

“今の自分の状態が分からないことへの不安”

を抱えています。

 

私はこれまで30年以上にわたり、骨折後や手術後のリハビリに携わってきました。

 

その経験から感じるのは、患者さんが必要としているのは施術だけではなく、

「なぜ今こうなっているのか」

「これからどう良くなっていくのか」

を理解して安心することだということです。

 

当院では足首の状態を評価するだけでなく、不安や疑問についてもできるだけ分かりやすく説明するよう心がけています。

 

病院で治療中の方でも、

「今の状態についてもう少し詳しく話を聞いてみたい」

「リハビリの方向性について相談したい」

という方は、お気軽にご相談ください。

 

病院のリハビリで改善しない人へ。骨折後の後遺症はこうして克服できます【平野区 小川鍼灸整骨院】

 

骨折後の関節拘縮で来院された患者さんのクチコミ

 

当院では、足関節の骨折後の不調を持つ患者さんが多く来院されます。

以下は頂いたクチコミ投稿の一部です。

 

この患者さまは整形外科でリハビリを受けていたけれども改善せず来院された方です。

8回の施術でしっかりと治っていただきました。

全文はこちらから
↓↓↓

https://share.google/FAYhfbh4RaE4MxDZ1

 

この患者さまは整形外科との関係性がこじれてしまった患者さんです。

2回の施術でサッカーができるようになりました。

全文はこちらから
↓↓↓

 https://share.google/vfdJgUD8GhL2unYOk

 

まとめ

 

腓骨骨折の後に、

足首が固い
歩くと痛い
不安定感がある
骨は治ったと言われたのに調子が悪い

という症状が続くことは珍しくありません。

 

その原因は骨そのものではなく、関節拘縮や筋力低下、バランス能力の低下などにあることも少なくありません。

 

また、

「動かしたら悪化するのではないか」

という不安から足首をかばい続けることで、回復が遅れてしまうこともあります。

 

骨折後のリハビリでは、骨がくっついたかどうかだけでなく、

「足首がどの程度動くのか」

「歩行や日常生活にどのような影響が出ているのか」

を確認することも大切です。

 

当院では、骨折後の関節拘縮や術後のリハビリ、不安の強い患者さんのご相談を数多くお受けしています。

 

「骨は治ったと言われたけれど不安が残る」

「今のリハビリで良いのか分からない」

という方は、お気軽にご相談ください。

 

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また当院では全国から寄せられたお悩みに対してYouTubeでお答えしています。

Youtubeチャンネル

「どこに行っても良くならない痛みの相談室」もご覧ください。

どこに行っても良くならない痛みの相談室

当院に寄せられた痛みの相談についてお答えしています。また、ブログの内容も動画でお伝えしています。

 

FAQ(よくある質問)

 

Q. 腓骨骨折後に足首が固くなるのは普通ですか?

はい。骨折後は固定や活動量の低下によって筋肉や靭帯、関節包が硬くなり、足首の可動域が制限されることがあります。

Q. 骨は治ったと言われたのに痛みが残るのはなぜですか?

骨以外にも、関節拘縮や筋力低下、バランス能力の低下などが原因で痛みや違和感が残ることがあります。

Q. プレートやボルトが入ったまま足首を動かしても大丈夫ですか?

主治医から運動の許可が出ている場合、多くは問題ありません。むしろ必要以上に動かさないことで関節拘縮が進むことがあります。

Q. リハビリ中に痛みが出ても続けて良いのでしょうか?

多少の痛みや張り感は珍しくありません。ただし、強い痛みや腫れの増悪がある場合は無理をせず、主治医や担当者に相談してください。

Q. 骨折後の関節拘縮はどれくらいで改善しますか?

骨折の程度や固定期間によって異なります。数週間で改善する方もいれば、数か月かけて徐々に回復する方もおられます。

Q. 病院に通院中ですが相談しても良いですか?

もちろん可能です。当院には整形外科やリハビリテーション科に通院中の方からも多くのご相談をいただいています。

Q. 遠方に住んでいますが相談できますか?

はい。ZOOMによるオンライン相談にも対応しています。また、お住まいの地域によっては提携治療院をご紹介できる場合があります。

Q. どのタイミングで相談するべきですか?

「骨は治ったと言われたのに調子が悪い」

「リハビリをしているのに改善しない」

「今の状態について説明を受けたい」

と思った時が相談のタイミングです。

 

参考文献

 

D Salas‐Gómez.et al:Measuring Recovery and Understanding Long-Term Deficits in Balance, Ankle Mobility and Hip Strength in People after an Open Reduction and Internal Fixation of Bimalleolar Fracture and Their Impact on Functionality: A 12-Month Longitudinal Study . J. Clin. Med. 2022, 11(9), 2539; https://doi.org/10.3390/jcm11092539

 

Monument MJ, Hart DA, Salo PT, Befus AD, Hildebrand KA. Posttraumatic elbow contractures: targeting neuroinflammatory fibrogenic mechanisms. J Orthop Sci. 2013;18(6):869-877.

 

Velasco BT, Patel SS, Broughton KK, Frumberg DB, Kwon JY, Miller CP. Arthrofibrosis of the Ankle. Foot Ankle Orthop. 2020;5(4):2473011420970463.

 

Lin CW, Donkers NAJ, Refshauge KM, Beckenkamp PR, Khera K, Moseley AM. Rehabilitation for ankle fractures in adults. Cochrane Database Syst Rev. 2012;11:CD005595.

 

Vlaeyen JWS, Linton SJ. Fear-avoidance model of chronic musculoskeletal pain: 12 years on. Pain. 2012;153(6):1144-1147.

 

Weber classification of ankle fractures :Radiopaedia.https://radiopaedia.org/articles/weber-classification-of-ankle-fractures?lang=us&utm_source=chatgpt.com (2026年6月5日閲覧)

 

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