はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。今回は、「マインドフルネスにみる情動制御と心理的治療の研究の新しい方向性」という論文を紹介いたします。
マインドフルネスはカバットジンが提唱した瞑想法で、「今、という瞬間に完全に注意を集中する」という方法です。
私達の思考は、多くの場合、既に過ぎてしまった過去の事、或いは、まだ見ぬ未来の事で占められています。
マインドフルネス瞑想は、私達の心が常に今という瞬間に向き合っている状態を目指します。
この瞑想法はGoogleやFacebookといった大企業でも、実際に取り入れられているものです。
執筆担当は川畑です。
http://www.korikori.com/staff/
内容
マインドフルネスと言う用語は、特定の介入技法と達成される心理状態と言う2つの意味を持つ。
介入技法としてはマインドフルネス瞑想を指す。
これは、自然に生じる呼吸や手のひらに乗せたレーズンなどに能動的な注意を向けるトレーニングである。
呼吸などの地味な刺激に注意を向けることで、抑うつなどのネガティブな思考からも距離を置くことが出来るようになると期待されている。
マインドフルネス瞑想は多様な問題に共通して奏功すること、ネガティブな認知を直接変化させようとしない事など、従来の治療のイメージとは異なる。
又その技法には注意のコントロールや、身体への気づきのような特徴がみられる。
ネガティブな思考にとらわれることなく、注意を能動的に統制するには、距離を置くスキルが必要だ。
否定的な思考から距離を置くスキルは注意機能が関係している。
マインドフルネスに基づく治療の特徴は、ネガティブ受動をなくすという目標にこだわらないことである。
ネガティブ情動を悪い物と捉えて、抑えようとすることは、むしろ苦痛を強化する。と言う発想がマインドフルネスの基盤にある。
当院の見解
おわりに
大阪市の平野区、生野区界隈、加美北地区で、「どこにいってもよくならない」とお困りの方は是非とも小川鍼灸整骨院にご相談下さい。
当院は大阪市の平野区と生野区の境目、地下鉄千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにあります。
参考文献
1)杉浦義典:マインドフルネスにみる情動制御と心理的治療の研究の新しい方向性.感情心理学研究,16 (2) , 167~177,2008
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsre/16/2/16_2_167/_pdf/-char/ja