キーワード:紫外線、UV-A、UV-B、PA、SPF
はじめに
4月に入り、春強い陽気な日が増えてきました。
そろそろ紫外線対策を考える方も増えてきているのではないでしょうか。
今日は紫外線対策にとって必要な日焼け止めについての内容です。
日焼けの原因
太陽光からの紫外線はその波長により色々ありますが、肌に影響を与えるものは主に、
紫外線A波(UV-A)、紫外線B波(UV-B)があります。
短い ←―――波長 ――→ 長い
エックス線 UV-B UV-A 赤外線
波長が短いほど皮膚表面で反応しますが、その影響力はより強いものとなります。
つまり、
UV-A:肌の奥(真皮)まで届く。
UV-B:肌表面に影響を与え、肌を赤くする(日焼け)
UV-Aは曇りの日でも降り注ぎ、年間を通して肌に影響を与えます。
そして、表皮だけでなく真皮まで届き、コラーゲンやヒアルロン酸などを作り出す細胞にダメージを与えて、
シミやしわ、たるみの原因となります。
このように肌の老化を促進させるUV-Aの対策は重要ですが、肌に赤みや炎症が起きにくいため、
気づかない間にじわじわと肌に影響を及ぼします。
UV-Bは皮膚表面にとどまりますが、エネルギーが強く、長時間浴びることで肌が赤くなる、いわゆる日焼けの原因となります。
3月~9月にかけて強くなる為、この時期に日焼け止め製品も多く出回ります。
UV-A UV-Bって何?
さて、ではUV-A 、UV-Bの紫外線対策としてどのような日焼け止めを使うのが良いでしょうか。
その目安にPAとSPFという数値があります。
PAはプロテクション・グレイド・オブ UVA(Protection Grade of UVA)の略で、
UV-Aの防止効果を+の数で表しています。
+が1つの「効果がある」から+が4つの「++++:きわめて高い効果がある」までの4段階で表されています。
日常的な使用であれば、PA++あたりでも良いと思われます。
SPFはサン・プロテクション・ファクター(Sun Protection Factor)の略で、
UV-Bに対する数値を表しており、『1SPF当たり、15~30分日焼けを遅らせることが出来る』という目安になっています。
つまり、数値が大きいからといって、日射しの強さに対抗できる値ではありません。
しかしながら、屋外で長時間日射しを浴びるならば、SPF数値が高い方が望ましいと思います。
おわりに
日焼け止めと言うとSPFに目が行きがちかもしれませんが、PAについてもしっかりとチェックしましょう。
そして重要なことは、日焼け止めは肌への負担も有るため、高ければよいというわけでなく、用途に合わせて使うことです。
また、日焼け止めは開封後の消費期限は1年と言われており、余っているからといって、
昨年のものを使用すると肌荒れを引き起こす原因となるかもしれません。
しっかりと日焼け・シミ・しわ対策をして、これからの季節を楽しんでいきましょう!!
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