はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。
杖の種類と役割
杖は大きく分けて2種類あります。
①運動機能障害者や高齢者が用いる
・荷重調節用
・バランス調節用
②空間認識を補助する盲人が用いる
・白杖
①は足腰の筋力低下や痛み、麻痺による歩行問題を補助・緩和するために用いられます。
②は障害物の認識と道路の走行を確認するために用いられます。
この記事では、前者を説明していきます。
①における杖にはいろいろ種類があります。
T型杖、L型杖、3脚杖、4脚杖,、フストランドクラッチ、カネディアンクラッチ、松葉杖などがあります。
それぞれ体の機能状態に合わせて使い分けます。
詳しくまた、別の記事で紹介します。
杖の調節
杖に求められる条件としては、以下があります。
軽さ・適切な長さ・形状・材質・設置安定性
これら条件を満たすことで、衝撃が少なく使いやすい杖を選ぶことが出来ます。
では、杖の長さ調節についてです。
杖は長すぎると歩行が難しくなり、短すぎると腕に負担がかかる上に、腰も曲がってしまいます。
正しい姿勢を保つためにも適切な長さが重要です。
適切な長さとしては、「大腿骨大転子」となりますが、専門用語となり難しいと思われます。
簡易に説明すると、背を伸ばした状態で軽く肘を曲げ、足の外側に杖が来る長さが目安です。
おわりに
杖の長さについて、良く分からないという方もいると思われます。
この記事がお役に立てればと思います。
当院は大阪市の平野区と生野区の境目、地下鉄千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにあります。
大阪市 平野区 加美北 1-1-11
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参考文献
1)矢野 秀雄:歩行補助杖.日本義肢装具学会誌,vol.11.No.4 p.288-299,1995