はじめに
今回は、生理痛と関連する腰痛の鍼施術について報告します。
小川鍼灸整骨院は大阪市の平野区と生野区にまたがる加美北地域でおすすめの整骨院、あなたにいちばん近くの整骨院を目指しています。
事例
Vさん: 35歳 女性 職業 介護職員
主訴:腰痛
この痛みはいつからか覚えていない。生理の時はいつでも痛い。今回の痛みは7日前から。ベッドから起き上がる時に痛みを感じた。
その後どんどん痛みが強くなって夜には歩くことすら辛かった。その3日後には楽になってきた。普通に歩ける様になった。こんなに痛みが続いたのは初めて。
先日、部屋の大掃除をしたそれが原因か?先月に子宮の病気(卵巣出血)で入院したので何か関係しているのか?ホルモン的な・・?やっぱり生理が関係しているのかな?
施術と結果
鍼施術を2回行いました。
結果は、1回目の施術で7ぐらいまで下がりました。
1回目の鍼施術で動き始めの痛みが楽になったとVさんは話しました。そして、今の痛みは重くだるい痛みと話しました。今後は、生理の時に来院してもらい、施術を重ねて行くことになりました。
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診立てと考察
初診時のVさんは、安静時の痛みが特に鈍痛としてありました。また動作開始時の痛みも強く、 腰を伸ばすことで痛みが出ますし、ベッドで寝返りもうてず、仰向けになれないと比較的に強い症状を訴えていました。
この痛みは典型的な椎間板か椎間関節から来る腰痛と考えられます。1回目の施術では、特に椎間関節の痛みを軽減させるように鍼治療を行いました。2回目治療前のペインスケールは7でしたが、これは関節の痛みが軽減したけれども生理による重くだるい痛みが残っているためです。
よって2回目の施術では生理痛に対するお灸も加えました。お灸は生理痛や婦人科系の痛みに昔からよく用いられています。
次回以降、最も痛みが強い時に予約を取ってもらい、最終的には生理痛を自分でコントロールできるようになるように治療の方向性を決めました。
今回のVさんの腰痛は、一般的な腰痛に加えて、生理痛が重なったものです。痛みの性差は月経痛の分だけ女性に多く、心理的な関与も考えられるために、心理的なケアが必要であるとする論文もあります。
当院では必要と思われる患者さんに対しては、鍼灸施術と平行して認知行動療法的なかかわりも行っています。
遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。
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おわりに
大阪市の平野区、生野区界隈で、生理と関連する腰痛にお困りの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。
鍼・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法を腰痛の施術に応用していています。
当院の患者さんは、平野区、生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などから来院されています。
執筆担当は小川でした。
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当院はコロナウイルス感染に対応中です。「3つの密」に対する対策をしっかりと行っています。
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※内容につきましては、プライバシーに配慮して、話しの構造が変わらない程度に性別や年齢、職業、具体的な社会的背景などを加工しています。
参考文献
今井千鶴子 他):青年期における痛み経験の実態調査 : 性差の観点から.女性心身医学, 12 巻 3 号 p. 474-480,2007.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspog/12/3/12_KJ00004838701/_pdf/-char/ja