はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。今回は肩こり・頭痛が筋膜リリースと整体で10から2に変化したSさんの事例を報告します。
小川鍼灸整骨院は大阪市の平野区と生野区にまたがる地域でおすすめの整骨院、あなたにいちばん近くの整骨院を目指しています。
患者さんについて
患者様は40代の女性のSさんです。
主訴は肩こりと頭痛です。この症状は10年前から続いており、どこに言ってもよくならないとSさんは悩んでおられました。頭痛は常にあると仰いました。
脳神経外科・整形外科での検査でも異常なく、鍼治療やマッサージを受けても一時的には良くなってもまた時間が経てば逆戻りを繰り返しで、「いつまでこんなことを繰り返さなければならないの?」
というお言葉が印象的でした。
当院へはホームページで知ったとのことですが、どうせまたここでも同じことなのかな?と半信半疑だったそうです。
施術と結果
施術はアキレス腱から膝の裏、膝の裏から骨盤、骨盤から腰部・背部を経由して後頭部につながる筋膜を緩める筋膜リリースと整体、そして施術中になされる会話です。
更に会話の延長線上にマインドフルネス瞑想を指導しました。
8回の施術の結果、痛みは10から2にまで小さくなりました。
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なぜよくなったのか?
Sさんの初診時の問診で分かったことは、大まかに以下の4項目でした。
①筋肉の緊張と痛みが確実にあること、
②Sさんご自身が痛みについて非常に集中しやすいこと
③肩こりや頭痛について自分なりの解釈がしっかりあること
④医学的に明らかな異常所見が見当たらないこと
です。
その他、
「比較的時間に余裕が出来たときに痛みを感じやすい」
「満員電車に乗れない」などがお話しの中で明らかになりました。
これらの特徴は、Sさんの症状が単に身体だけの問題ではなく、心の問題と関係していることを示します。この説明に納得下さったSさんに対して、マインドフルネス瞑想を勧めたところ、Sさんは受け入れて下さり、瞑想も始めることになりました。
意識を呼吸に集中させようとすると、その意識は必ず何かに引っ張られてしまいます。しかしそのことを自覚してその拡散しようとする意識を再び呼吸に引き戻すことを訓練するのがマインドフルネス瞑想です。
上手く出来るようになれば、意識が痛みに向く(集中する)でき瞬間を捉えることができるようになって、意識が痛みに向くことをコントロールできるようになるのです。
施術は週に2回4週間、合計8回の治療で最初の痛みを10として8回目の痛みは2なりました。彼女はいつも施術直後に爽快感を感じてくださっていました。
原因が分からない痛みを不定愁訴といいますが、不定愁訴でお困りの患者さんは非常に多くいらっしゃいます。不定愁訴も最近はMUS(Medicaly Unexplained Symptom;医学的に説明できない兆候)としてひとくくりにされています。
この治療には様々な方法が検討されていますが、専門的に定められた治療方法はありません。
当院では、そのような患者さんに対して、患者さんの個々の体の状況を理解して、患者さん個人の考えを丁寧に聞き取りながら治療を行ないます。
今回のSさんの症状が改善した理由として考えられることとして、
①筋膜リリースを通して筋肉と筋膜の滑りが良くなった。
②整体によって関節可動域を拡大することは、筋膜にとって良い環境が整った。
③Sさん自身が自分の痛みに対する意識を自分でコントロール出来るようになった。(このことは、彼女本人の口から伺うことが出来ました。)
などが考えられます。
遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。
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おわりに
大阪市の平野区、生野区界隈で、どこで治療を受けても良くならない肩こり・頭痛 にお悩みの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。
鍼灸・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法を肩こり・頭痛 の施術に応用していています。
当院の患者さんは、平野区、生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などから来院されています。
寿町、衣摺などから来院されています。
執筆担当は小川でした。
http://www.korikori.com/staff/
当院はコロナウイルス感染に対応中です。「3つの密」に対する対策をしっかりと行っています。
http://wwwkorikori.com/blog/covid-19info/
※内容につきましては、プライバシーに配慮して、話しの構造が変わらない程度に性別や年齢、職業、具体的な社会的背景などを加工しています。
参考文献
竹井 仁:Myofascial Release(筋膜リリース).理学療法科学, 16 巻 2 号 p. 103-107 ,2001
https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/16/2/16_2_103/_pdf/-char/ja
岡田宏基:MUS,FSS,身体表現性障害、そして心身症 : 概念の理解と整理についての私案および一般医へのトレーニングプログラム. 54 巻 11 号 p. 991-1000,2014
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpm/54/11/54_KJ00009574487/_pdf/-char/ja