錠剤と湿布剤との違い【痛み止め ロキソニン 頭痛 整骨院】

はじめに

小川鍼灸整骨院のブログです。

 

痛み止めには錠剤湿布剤があり、使われたことがある方も多いと思います。

 

良く名前の知れたものに、ロキソニン、イブプロフェン等があります。

 

これらは錠剤湿布剤共に使われていますが、

その違いは何でしょうか?

 

今回はロキソニンにスポットライトを当てて、両者の違いを見ていきます。

 

ロキソニンとは

ロキソニンは正式にはロキソプロフェンナトリウム水和物(以下ロキソプロフェン)と言う化合物です。

 

ロキソニンという名前は第一三共製薬の商品名であり、他の製薬会社がロキソプロフェンを用いた薬、

いわゆるジェネリック医薬品では商品名が変わってきます。

 

ロキソプロフェンは関節リウマチや変形性膝関節症、頭痛、歯痛、生理痛など、適用範囲が広く、良く用いられている薬です。

 

錠剤と湿布剤(テープ剤)の違い

錠剤は内服薬であり、経口剤とも呼ばれています。

一方湿布剤は外用薬であり、貼付剤や経皮吸収剤とも呼ばれています。

 

錠剤は消化管から吸収され、肝臓を通り、血流に乗って体内をめぐり、体の各所で効果を発揮します。

 

錠剤中の薬物は肝臓を通過した際に肝臓の代謝酵素により代謝され、その効果が減少します。

これを初回通過効果と言います。

 

一方、湿布剤は皮膚に貼付すると、薬物成分が皮膚や汗腺、細胞のすき間を通過し、毛細血管から吸収され、全身を循環し、標的患部で効果を発揮します。

 

湿布剤肝臓を通過しないため、初回通過効果を受けません。

 

ロキソニンには消化・吸収・代謝過程で、胃腸障害、腸閉塞などの障害があります。

 

つまり、ロキソニンの副作用は湿布剤と比較して、初回通過効果がある錠剤では強く出ることを示しています。

 

ロキソニン錠剤と貼付剤のメリット・デメリット

錠剤

メリット

・加工によって、効果時間が調節できる

・加工によって、効果を出す標的部位を調節できる

・有効成分含量が多く、効果が強い

 

デメリット

のみ忘れることがある

有効成分含量が多いため副作用も強く出る

 

湿布剤

メリット

・薬物成分が皮膚からゆっくり吸収され、持続的に効果を発揮する。

・安定的な有効血中濃度領域を長時間維持できる。

・使用が簡便

 

デメリット

・皮膚のかぶれが生じることがある

・部位によっては貼り難い

 

おわりに

ロキソニンは、錠剤湿布剤は使用用途や部位によって使い分けることができます。
貼ることが難しい場所の場合、錠剤タイプで痛みを緩和します。

 

例えば、腰や足の捻挫などで体の一部が痛いならば、湿布剤は使い勝手がよく、内臓を経由し無いため、錠剤と比較して副作用も小さくなります。

 

一方、錠剤は貼付困難な部位の痛み、例えば頭痛や歯痛などには効果的です。

また、全身に作用する為、痛みが散在している際にも効果的です。

 

しかしながら、効果的な反面、副作用も強く出てきます。

 

ロキソニンは非常に有用で、現在はドラッグストアでも買える便利な薬です。

 

メリットデメリットを考えて使用していきましょう。

 

 

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小川 貴司(おがわ たかし)

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