小川鍼灸整骨院の小川です。
今回はギックリ腰の状況について。
ここではギックリ腰の発症原因としてどんな
状況の時に痛みが出るのかを書かせて頂きます。
私達は常識として、
「重たいものを持ったときに腰に痛みを感じる」
または、
「腰に負担ごかかったときに痛みを感じる」
と考えますよね。
ところが、整形外科医の研究によると必ずしもそうではなさそうですよ。
こんな研究結果があります。2002年に掲載された論文です。
23例の腰痛患者さん(男性が13例,女性が 10例であり,年齢は22~58歳,平均38歳)を
対象にいろいろ調査しているのですが、ギックリ腰の発症様式をA、B、Cの
3つのタイプに分類しています。
A群:突然 の激烈な腰痛のために,全く身動きがとれな い状態となる.
B群:突然の軽い腰痛または 腰部の違和感を自覚後,数時間かけてあるい は数日後に突然身動きがとれない状態とな る.
C群:誘因なく徐々に腰痛が出現し,数 時間かけてあるいは数日後に突然身動きがと れない状態となる.
そしてその結果は、
A群が11例(69%) ,B 群が3例(19%) ,C群が2例(13%)でした。
A群がやはり一番多いのは納得です。でも、このときにも特定の姿勢が関係しているということはなさそうです。
ここで最も注目するべきはB群とC群です。
つまり重量物を持ち上げたわけでもないのに、痛みが出るということなんですね。
私の臨床経験ではBとCの割合はもっと多いように思います。
私たちは重たいものを持たなくってもギックリ腰になってしまうようですね。
ぎっくり腰の原因が、重たいものを持った瞬間である場合、患者さんは重たいものを持つことに非常にナーバスになってしまいます。
「またあのときの痛みがやってくるのではないか?」と考えてしまうそうなのです。
そして重たいものを持たなくなる。
ここでお知らせしたいのは、確かに重たいものを持つとギックリ腰になるかもしれないけれど、そうでないことも結構あるということなんですね。
心の原因のところでも述べましたが、予期不安が痛みを大きくさせるようです。
以上、ここまでギックリ腰についていろいろ書いてきました。
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参考文献
吉田 徹
「い わゆ る ぎっ くり腰 のX線 所 見-椎間関節のズレを中心にー」
日本 腰痛会 誌 ・4巻1号 ・1998年10