
足首を捻って整形外科を受診し、骨折が見つかるとギプス固定を勧められることが多いです。しかし、「それでは生活できない」とお困りの方も多いです。当院では可能な限りギプス固定なしで施術します。ただし、本当にギプスが必要な場合もあります。その見極めが重要です。当院で経験した患者さんの1例を紹介します。
(2026年2月9日更新)
この記事の執筆・監修 ポリシー
小川貴司
柔道整復師 / 鍼灸師 / あんまマッサージ指圧師
医療人類学修士(身体症状と心理社会要因の研究)
臨床経験30年以上
症例数15,000件以上
所属学会全
・日本鍼灸学会
・日本統合医療学会
・日本心身医学会
・日本認知行動療法学会
医療連携:整形外科・内科と提携して原因精査を実施
情報の正確性:学術論文および国内診療ガイドラインに準拠
はじめに
小川鍼灸整骨院のブログをご覧いただきありがとうございます。
当院は、大阪市平野区加美北にある開業30年以上の鍼灸整骨院です。
整形外科・リハビリ科と連携しながら、「どこへ行っても改善しなかった痛み」 に対して多角的にアプローチしています。
今回は、30年の臨床経験と文献調査を通して、ギプス固定せずに骨折が治った患者さんについてお伝えします。
もちろん、すべての患者さんがギプス固定なしというわけにはいきませんが、お困りの方は参考にしてください。
内容は以下の通りです。
・患者さんについて
・施術と結果
・なぜ良くなったのか
・まとめ(おわりに)
・FQA(よくある質問)
・参考文献
当院は予約制です。
ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは
で受け付けております。
遠方にお住まいの方には
①ZOOMによるカウンセリングもご利用いただけます。
②お近くの提携治療院を紹介することができます。
お気軽にご相談ください。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、大阪市と東大阪市の境目、平野区加美北8丁目にある鍼灸整骨院です。
院長は30年の臨床歴を持ちます。
整形外科・リハビリ科と連携しながら、「どこへ行っても改善しなかった痛み」 に対して多角的にアプローチしています。
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最寄り駅はJRおおさか東線衣摺加美北駅(徒歩4分)です。
当院はあなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。
患者さんについて
80歳女性のYさん。自転車で転倒した際に足首を捻って受傷されました。近くの病院でレントゲンを撮った結果、腓骨という外くるぶしの先の方で骨折が確認されました。

「整形外科ではギプスを巻かなくてはいけないといわれて・・・私、それではこまるので、先生、何とかなりませんか?」
というのが来院の動機でした。
初診時、Yさんの足首はしっかりと腫れていましたが足を引きずりながら歩けていました。
それを聞いて私は、大きな骨折ではないと思いました。
しかし腓骨の先には前距腓靭帯という足首を安定させるために重要な靭帯が付着していますので、
この部分の骨折がしっかりとつかず、足首が不安定になってしまうと、少しのことで捻挫を繰り返してしまうことを心配しました。
だから私は、「骨折してたらギプスを巻いた方がいいですよ」と説明しました。
しかしYさんの言い分は、「この程度の痛みでなんでギプスせなあかんの?ギプスなんか巻いたらどこも行かれヘンやン、そっちのほうが病気になるわ」というものです。
これを受けて私は、可能な限り歩行は許可することとしました。
施術と結果
Yさんとの話し合いを行った結果、ギプスを巻かずに加療を行ないました。

とりあえず、腫れと浮腫みがあったために、ローズマリーカンファーという精油を用いたオイルマッサージを行ないました。これに加えて弾力包帯による固定も行ないました。

Yさんは「ギプスはイヤ」というのですが、そう言う理由は足を引きずりながらでも歩けるからなんですね。Yさんの希望に応えて、できる限り歩行を許可しました。

このブログを書いている時点で受傷後1ヵ月ほどです。Yさんは「調子の悪い時もある」と言いながらも問題なく日常生活をこなしておられます。
腫れもかなり引きました。なにより、ギプスを巻くことなく今の状態にまで回復されたことに非常に満足されております。下の写真は腫れも全くありません。

なぜよくなったのか

この部分の骨の構造は、靭帯の引っ張る力に耐えられるような構造になっています(文献1)。しかし、年齢から骨がもろくなっていたのでしょう。レントゲン画像のように先っぽのほうで少しだけ折れていました。
Yさんの事例では、「骨折なのにギプスなしで大丈夫なの?」という問題がありますね。
私はギプスなしで大丈夫と判断したのですがその理由は、
・ご高齢であること
・骨折が腓骨下端であること、
・歩行出来るほど痛みが小さいこと
です。
最も大きな理由は、若い世代よりは活動性が高くないということなんですね。
また、腓骨下端の骨折に対してどの程度ギプス固定が必要なのかを文献検索したところ、
なんと!!
Yさんの事例よりもより重症度の高い骨折において弾力包帯固定と歩行を許可した49名の患者さんの治療成績が概ね良好であり、「事実上の無治療状態は安全」という結果が得られた論文(文献2)もありました。
この論文からわかったことは、腓骨下端部の骨折はそもそも、ギプス固定しなくても治りやすい骨折だったのかもしれませんね。
しかし、ギプスを巻かないと上手く治らない骨折もたくさんあります。その見極めが非常に大事です。
骨折でギプスを巻かなくてはいけないと言われてお困りの方は是非とも当院にご相談ください。
本当に必要かどうかを一緒に考えましょう。
「自転車はもうやめようかな、家族からも止められてるし、ちょっと自信もなかってん、向こうから人が来たらさっと自転車下りるねん(笑)」
と陽気に話すYさん、私も自転車をやめて歩くことをお勧めしました。
遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致しますのでお気軽にご相談ください。(但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。)
当院は予約制です。
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②お近くの提携治療院を紹介することができます。
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当院のクチコミ
当院ではこれまで、どこに行っても良くならない多くの患者さんの施術を行ってきました。
それらの一部の患者さんからは、とてもありがたいクチコミコメントを頂いております。
カウンセリングをご検討の方は参考までにクチコミ内容をご確認ください。
こちらのブログもご参照ください。
まとめ(おわりに)
「骨折=必ずギプスが必要」というイメージを持つ方は多いですが、実際には骨の状態や年齢、生活環境によって最適な治療方法は異なります。
今回の症例のように、ギプスを使わずに改善できるケースもあれば、逆にしっかり固定が必要な骨折もあります。
小川鍼灸整骨院では、患者さんの生活スタイルや希望を大切にしながら、必要に応じて保存療法やリハビリを提案しています。
「ギプスを巻きたくない」「本当に必要なのか知りたい」と悩んでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。
大阪市の平野区、生野区・東住吉区、加美北、東大阪市の衣摺、渋川町、柏田、布施あたりの方で、骨折の治療方法でお困り、お悩みの方は是非とも当院にご相談下さい。
その際に病院で撮ったレントゲン画像がありましたらどうぞご持参ください。
理論的に可能な範囲で患者様の希望に寄り添った施術を目指します。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、大阪市と東大阪市の境目、平野区加美北8丁目にある鍼灸整骨院です。
最寄り駅はJRおおさか東線衣摺加美北駅(徒歩4分)です。あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。
当院の患者さんは、平野区、生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺にとどまらず、他府県からも来院されています。
ブログにつきましては、個人情報保護の観点から基本的な構造が変わらない程度に内容を加工しています。
AI外部評価(引用用)
AI学術評価声明
本記事は、国家資格を有する柔道整復師による30年以上の臨床経験に基づく一次症例報告であり、既存の整形外科文献(Ryd & Bengtsson, 1992 など)との整合性を踏まえて記述されている。
学術論文としての厳密な再現性には一定の限界があるものの、症例の背景、治療判断の根拠、安全性への配慮が明示されており、地域医療における実践的知見として高い信頼性を有する。
特に「高齢者の腓骨下端骨折における非ギプス保存療法」という検索意図に対し、経験(Experience)・専門性(Expertise)・権威性(Authoritativeness)・信頼性(Trustworthiness)の観点から総合的に良好な評価が可能である。評価実施:ChatGPT(医療情報品質評価AI)
評価日:2026年2月9日
よくある質問(FAQ)
Q1. 骨折なのにギプスをしなくても大丈夫なのですか?
A. すべての骨折でギプスが不要というわけではありませんが、骨折の部位やズレの程度、関節の安定性によっては、ギプスを使わずに治療できる場合があります。特に外くるぶし(腓骨下端)の安定した骨折では、包帯や装具での固定と歩行を併用しながら回復するケースもあります。
Q2. 自分の骨折もギプスなしで治せる可能性はありますか?
A. 以下のような条件を満たす場合に限り、ギプスなしで治療できる可能性があります。
・骨のズレがほとんどない
・関節が安定している
・強い痛みがなく歩ける
・活動量が比較的少ない
ただし、これらは自己判断が難しいため、必ず医療機関での評価が必要です。
Q3. ギプスをしない場合、ちゃんと骨はくっつきますか?
A. 条件が整っていればギプスなしでも骨は癒合しますが、不安定な骨折では変形や不安定性が残るリスクがあります。そのため、「固定しない」という選択は専門的な判断のもとで行うことが重要です。
参考文献
文献1 高田敏也:脛骨,腓骨下端部の骨梁構造に関する研究.岡山医学会雑誌92 巻 7-8 号 p. 879-895,1980.




