代替医療者から医師の先生に伝えたいこと【大阪 平野区 加美北 衣摺 小川鍼灸整骨院】

 

はじめに

 

小川鍼灸整骨院のブログです。

 

今回はヘルスケア領域の末端に位置する鍼灸師・柔道整復師の立場から、

 

ヘルスケア領域のリーダーである医師の先生に向けて、

 

私達代替医療者はどんな専門家で、

 

どんな患者さんに対して、

 

どんな治療をしているのかを紹介させて頂きます。

 

そして最後に、

 

代替医療者である私が患者さんのQOL向上ために、医師の先生方に向けて私からのお願いを述べさせて頂きます。

 

内容は以下の通りです。

・「医療の多元性」から見える代替医療の意義

・代替医療で患者が治るカラクリ

・代替医療者って何者?

・代替医療はインチキ?

・勉勉強しない方がいい?代替医療者の専門性

・代替医療はダマし?私が考える治療効果の基本構造

・商売偏重の代替医療者

・心ある?代替医療者

・医師の先生へのお願い

・同業の先生へのお願い

・まとめ(おわりに)

 

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小川鍼灸整骨院大阪市の南東、平野区生野区の境目、南巽・加美北地区、南巽駅近くにある鍼灸整骨院です。地域で一番おすすめの整骨院、日本で一番身近な整骨院を目指しています。

 

「医療の多元性」から見える代替医療の意義

 

現在、地球上のあらゆる国や地域において西洋医学が普及しています。しかしその一方でそれ以外の医療実践が「代替医療」や「伝統医療」として共存してるのはご存じの通りです。

 

このような現象は、医療人類学や医療社会学の分野では「医療の多元性(Medical Pluralism)」と呼ばれています。

 

日本では西洋医学が唯一の公的医療体系として制度化されているため、「医療の多元性」を実感しにくいかもしれませんが日本にもあります。

 

日本における医療の多元性

日本にも図のような医療の多元性がみられます。安保英勇,大橋英寿:医療人類学的な研究方法-病気への対処とセルフケア-、Jpn.J.Prim.Care、18 (1)、1995、81-86。

 

国際的な視点に立つと、地域の文化や信仰、社会的背景に根ざしたさまざまな医療形態が存在し、実際に多くの人々に利用され続けていて、西洋医療の方が少数派である国もあります。

 

もちろん、西洋医学は感染症や外傷、急性疾患などにおいて卓越した成果を挙げてきた、生物医学的に洗練された学問体系です。

 

その自然科学的な観点では、「科学的に正しい」医療が存在すれば、非科学的と見なされる代替医療は次第に淘汰されると考えがちです。

 

しかし現実にはそうはなっていません。それは日本においても、世界においても同じです。

 

その理由は、人間の病いのあり方やその治療方法は、文化的・社会的文脈に深く依存していて、人間の受療行動が単に科学的な正しさだけで選択されているわけではないからです。

 

それどころか西洋医学(科学的な正しさ)が広がれば広がるほど、それとは異なるアプローチを求める患者が一定数存在し続けているのです。

 

この現状は、西洋医学がすべての患者のニーズに完全に応えられていないことを示しています。

 

自分の症状の原因がわからない、あるいは診断・治療の過程に納得できないという患者さんは、より「自分に合った」解決策を模索し、代替医療に希望を見出そうとするのです。

 

このように代替医療は、単に代替医療者による迷信や非科学の実践として存在してるのではなく、

 

西洋医療で改善しなかった患者側の期待によって存在しているとも捉えられます。

 

いわばここに、生活者のニーズがあると捉えることができないでしょうか。

 

代替医療で患者が治るカラクリ

 

代替医療の作用機序(カラクリ)を考える際に、まず確認しておきたいことがあります。

 

それは、人間の病気が生物医学的な問題から心理社会的な問題まで幅を持って存在して、時に混在しているということです。

 

患者さんの問題が感染症や外傷などの純粋な生物医学的な問題であれば、それは代替医療で治ることは難しいと考えます。

 

 

(しかしその場合でも患者さんの精神的な変化が自律神経系や免疫系を介して、生物医学的問題を解決しえることは精神神経免疫学の観点からも説明されています。)

 

その一方で、患者さんの問題に心理社会的問題の関与が大きれば生物医学の効果は漸減していくことになると考えられます。

 

 

生物医学の効果が得られにくい状況は、代替医療への期待が高まることになり、その期待に下支えされた効果があらわれやすくなります。

 

例えば心身症や神経症などの生物医学の効果が得られにくい領域の疾患群は、患者さんの解釈や意味付けによって病気が実在したり病気が消失したりすることは経験的に知られています

 

これらのことから代替医療の作用機序(カラクリ)については次のように考えられます。

 

「代替医療者が意識的または無意識に行った治療としてのかかわりが、

 

免疫系、自律神経系の異常や患者の解釈が関係する心身症・神経症を有する患者に対して、

 

ポジティブに受け取られた結果、免疫系や自律神経系が望ましい方向に調整され、患者の主観的な問題が解消する。」

 

そして、このような現象は、西洋医療で改善しなかった患者さんに起りますので、

 

代替医療の効果は治療に困った人達の間でデフォルメされて噂となり、

 

西洋医療に効果を感じない(感じにくい)患者さんはこの噂を聞きつけてさらに代替医療に流れることになります。

 

代替医療者って何者?

 

 

代替医療者は国家資格をもつ鍼灸師、あんまマッサージ指圧師、柔道整復師と、それ以外の療術師に分けられます。

 

後者には整体師、アロマセラピスト、カイロプラクター、オステオパス、各種エネルギー療法師、更にその土地の文化や風土に根付いた土着の治療者(例えば沖縄のユタや青森のイタコ)などがあります。

 

これらは更に、療術師が代替医療の国家資格を取得したり、国家資格を持つ代替医療者が療術を学ぶなどして多様化しています。

 

多様化の極端な事例としては、医師がエネルギー療法を学んだり、整体師が健康科学博士を取得したりすることにみられます。

 

「代替医療者は何者か?」と得体の知れない存在として感じられる理由の1つは、病気に対する解釈の仕方やそれに基づく治療の方法が、

 

日本で制度化されて常識化している近代生物医学とは全くことによる「異質な気持ち悪さ」かもしれません。

 

代替医療はインチキ?

 

代替医療のトリック

この本は自然科学の視点から代替医療を批判していますが、人の健康問題が自然科学だけで解釈しきれないことは考慮されていません。健康に対する科学者の視点を知る上で興味深い本です。なるほど、治らない患者が生まれるわけだ。

 

常識的な西洋医療でも治らないと感じる患者さんやその家族は、何としてでも治りたい、治してあげたいという藁にもすがる気持ちになります。

 

そのようなときに人は、常識的な西洋医療よりも非常識的な代替医療に魅力を感じるようです。

 

インチキとは一般的はごまかしや不正、本物ではないことを表す言葉のようですが、

 

ここで上記のような藁をもつかむ気持ちになっている人達に対して代替医療がどんな風にインチキととらえられるのかを2つの側面から整理したいと思います。

 

1つ目は、医療が患者の苦痛を取り除くためにあるということを重視すれば、当該代替医療が患者の苦痛を取り除くのか取り除かないのか?という問題です。ここでは、患者の苦痛を取り除かなければインチキということになります。しかしこの問題は、西洋医療でも効果が見られないことがある以上、同じインチキ論が西洋医療にも向けられる場合があるのではないでしょうか?

 

2つ目は理論的に正しいかどうか?という問題です。この問題を考えるときには、何に対して正しいのか、何に対して本物か?という基準が必要になります。ここで、西洋医学を基準にして正しいかどうかを問うのならば、これは西洋医学的には正しくないということになり、西洋医学の観点からはインチキということになります。しかし、そもそも、西洋医学とは理論的背景の全く異なるものが代替医療です。だから、西洋医学と同じような正しさを持たせようと考えることそれ自体に無理があるということにならないでしょうか?

 

勉強しない方がいい?代替医療者の専門性とは?

 

医師という立場の医療者は他の有資格者よりも明らかに広く深く医学を学んでいると考えられます。

 

しかしたくさん勉強した医師の治療を受けても改善しない症状を訴える患者さんは本当に多くいます。

 

そのような患者さんは医学的な問題よりも個人的な問題を抱え込んだ心身症傾向の患者さんだと私は認識しています。

 

この、非常に主観的な症状を訴える心身症傾向の患者さんに対して、医学的な常識は通用しません。

 

その理由は、このような患者さんの問題(症状)が生物医学的な問題だけではなく心理社会的な問題、つまり主観的な問題を大きく含むからです。

 

この患者の主観的な問題に対処するためには、その主観性を理解する視点が必要になります。

 

それはいわば素人の視点です。

 

しかし医学について多くを学んだ医師の先生方は、もともと持っていた素人の視点に医学のメガネかけることになり、そのメガネは患者さんのために臨床と研究を重ねれば重ねるほど、そして頑張れば頑張るほど目にへばりついて外せなくなります。

 

つまり、素人の視点からは遠ざかってしまい、患者さんの主観性を覗き見ることができなくなるのです。

 

その一方で私たち代替医療者は医師の先生と比べると勉強の量は少なすぎますが、それでも私たちにしか治せない患者さんはいます。

 

その理由は、私たちは西洋医学的な勉強の量が少ないために、肉体に対して高度に専門特化した視点を持たないことで、患者さんの主観に近づけるからと考えます。

 

その意味で私たち代替医療者の専門性は、医学のレンズでは見えにくい、病いを患う人たちに通底する雑多な常識かもしれません。

 

私たち代替医療者は、その専門性から患者さんの主観性を覗き見て、その主観に寄り添い、ネガティブな主観を変化させることができるのだと私は考えます。

 

私たちの専門性は医学を学ぶと曇ってしまうので、「私たちは西洋医学を学ばない方が主観的な症状を訴える患者さんを治療できるのではないか」とすら私は考えています。

 

もちろん、レッドフラッグを鑑別できる医学的知識は最低限必要だとは思いますが。

 

代替医療はダマし?私が考える治療効果の基本構造

 

 

代替医療に向けられる疑念の一つには、患者をダマしているのではないか?とか本当に治っているのか?という問題があるでしょう。

 

代替医療が効果を著しやすい患者さんのパターンは心身症傾向にある患者さんであることはすでに述べました。このような患者の症状は主観的な問題が関係していることが多く、その主観的な問題が解消したときに症状がなくなる、またはこだわりがなくなり、問題自体が解消することがあります。

 

この効果は、代替医療者によって意図的に引き出されるものではなく、代替医療者が懸命に患者さんのために治療に取り組みその態度に患者さんが何らかの影響を受けた「結果」であり、このことが代替医療における治療効果の構造と私は考えます。

 

つまり、心ある代替医療者が患者の改善を目的として、治療効果にこだわりを持つ手段(方法)を用いて得られる結果だと考えるのです。

 

しかしこの治療効果の構造は、代替医療者の臨床を俯瞰して見えてくるものであり、治療効果にこだわりを持つ代替医療者であればあるほど気付いていないことがあります。

 

私たち代替医療者もまた、自然科学者としての医師と同じように、自分たちの理論や技術によって患者さんを治していると考えたいということでしょう。

 

代替医療者のこの臨床的な態度には、厳密な意味での科学性は備わっていませんので、再現性、客観性、普遍性を求める医師の視点からは患者をだましているとかインチキに見えてしまうのでしょう。

 

医師の視点からはそのように見えるのは当然のことだと思います。

 

ここで私が言いたいことは、私たちの治療効果がインチキで患者をだますものか?という疑問に対して、

 

「代替医療者が懸命に患者さんのために治療に取り組みその態度に患者さんが何らかのポジティブな影響を受けることが代替医療における治療効果の構造であり、これは患者さんをだましているということではない」ということです。

 

商売偏重の代替医療者

 

マーケティングファーストの治療家

マーケティングに偏っている治療家の特徴としては高額チケットを販売したり、高単価治療をメニューに組んでいたりします。一見非常識な金額に思える金額でも悩みの深い患者さんは、うまく説明されることで購入してしまいます。ここには巧みに練り上げられたトークスクリプトが存在します。

 

上記のような疑念が向けられる大きな理由の一つに、代替医療がビジネスとしての側面も持つためです。

 

新興ビジネスは社会の困りごとの解消によって成立するのであれば、医学的に解決しない問題を抱える患者がいる限り、それを対象とするビジネス治療家が存在することは社会現象として当然といえます。

 

とはいえ、行き過ぎた代替医療ビジネスも存在します。

 

私の視点では、そのような治療家はマーケティングに特化している傾向にあります。

 

もちろん、マーケティングに力を入れている治療家がすべて怪しいというわけではありません。自分で自分を「まともな治療家」と信じている私も、マーケティングは重要だと考えています。

 

しかし、本来マーケティングとは市場調査と商品開発、それに販路開拓が連動して社会に役立つ健全なビジネスを成立させる考え方やその実践ですが、

 

私たちの業界では重要な要素が抜け落ちている治療家が多く存在しているのです。

 

本来のマーケティングを私たちの業界に落とし込むと、市場調査は患者分析、疾患(病い)分析であり、商品開発は治療技術開発であり、販路開拓が広告活動です。

 

しかし私たちの業界には、市場調査としての患者分析や疾患分析が抜け落ちて、広告活動や、患者対応マニュアルなどに明らかに偏重している治療家が多くいるのです。

 

そのような治療家は治療院経営コンサルタントやネット広告に多額の費用を投じて、多くの患者を集客して、比較的に高額な治療費用を獲得しています。

 

収益を得ることが悪いことではありません。しかし治療行為の目的が患者さんの役に立つことではなく収益を上げることとなっているように見える治療家がいるとすればそれは治療家の職業倫理上、悪いということです。

 

商売偏重の代替医療者

①目的が収益となる場合、手段はマーケティングを意識した治療となる。 ②マーケティングにはグランドセオリーがあるので収益は上がるが患者の 改善は不明

 

心ある?代替医療者

 

心ある治療家

治療家は本来しんどい仕事です。自分が行った治療に対して患者さんがすぐに反応してくれれば良いですが、そうでないときもよくあります。自分の治療信念を信じて、かかわり続けることで患者さんの症状に変化が現れますが、そこには忍耐と信念が必要になります。

 

その一方で、マーケティングに疎い治療家もいます。マーケティングに疎い治療家が心ある良い治療家なのか?と問われると必ずしもそうではないと答えるしかありませんが、

 

この治療家が商売偏重の治療家と明らかに違うところは、収益は結果として得られるものであり、治療の目的は患者さんに喜んでもらうことにあるところです。

 

また、このような治療家は収益目的のマーケティングよりも患者さんに向き合うことに注力していますので、その点では上述した、関わりの結果として得られる代替医療の治療効果が高まりやすいのではないかと考えます。

 

治療家研究を行ってきた私の経験からは、マーケティングに疎い職人気質の治療家の方がポリシーをもって患者さんに向き合い治療をおこなっていますが、ビジネスとしては苦戦している印象を受けます。

 

心ある?代替医療者

③目的が患者の改善となる場合、手段は効果にこだわった治療になるが、治療にこだわりすぎて手段の目的化がみられることもある。 ④マーケティング目線が抜け落ちているので収益は上がりにくい。しかし効果にこだわるだけ患者の改善は得られやすいかもしれない。そもそも代替医療の効果は結果として得られるもので確実性などはない。

 

それでも彼ら(私も)が治療家として生きていけるのは、自分が治療家として向き合った患者さんが、自分とのかかわりの中で症状が改善していき、患者さんから感謝を受け取ったり、患者さんから頼りにされたりするからです。

 

大きな収入にはつながらなくとも、自分の学んだことや自分の実践が目前の困った人の役に立って、それで何とか生活できていることに誇りをもっているのです。

 

もちろん、その実践が大きな儲けにつながればそれに越したことはありません。

 

しかし、自分のビジネスを優先して患者さんから暴利を蝕むようなことは基本的には考えていません。

 

このような態度の治療家の中にも、理論的に学ぼうとする治療家や経験的に治療を行おうとする治療家、独自の世界観をもって怪しげに見える治療家などが多様に存在します。

 

この多様性は、一貫性がないとか、非科学的だからそうなるんだと、批判的に捉えられそうですが、悪いことではないと私は思います。

 

なぜなら、

 

代替医療の治療効果が、患者と真摯に向き合い、その結果患者のネガティブな解釈がポジティブなものに変化することであるとするなら、

 

上述のような治療家の多様性は、患者さんが自分に合う治療家を選ぶ際の豊富な選択肢ととらえることもできるからです。

 

だから、科学的合理性の観点から「この方法を行っている治療家がまとも」であるとか、「これを学んでいないからダメ」ということはないと、私は考えます。

 

何度も同じことを言うようですが患者の主観的な症状は非常に非科学的で非合理であり、このような患者の治療に科学性は通用しないからです。

 

医師の先生へのお願い 

 

医師の先生方にお願いしたいことは、大きく3つあります。

 

1つは、私たちのもとにやってきた患者さんの医学的な問題点をスクリーニングしていただきたいということです。私たちは、先生方と気やすく患者さんとお話しできる関係を持ちたいと考えています。

 

私たちは、西洋医学的な視点に乏しいです。それでも時には、「医師に診てもらった方がいいな」と感じる患者さんに遭遇します。

 

そのような時に紹介しやすい心やすい先生がいてくだされば私たちは患者さんのためにより良い代替医療を提供できると考えています。

 

しかし、ほとんどの代替医療者は医師の先生とのつながりを持っていません。その理由は個人レベルでもいろいろ考えられますが、多くはお医者さんとの接点がないということです。

 

私たちも医師の先生方と同じように患者さんの苦痛を軽減させる仕事をしているのですが、お互いになんだか近寄りがたいと感じてしまうのかもしれません。私はそのようなこれまでの硬直した関係性を何とか良好なものにしたいと考えています。しかし、その具体的で画期的な方法はいまだ見つかっていません。ですので、よし、「力になってもいいよ」と感じたくださった先生はまずはご一報いただけたらと存じます。代替医療者を巻き込んだ勉強会などできればうれしいです。

 

2つ目は、医学的に異常が見つからない患者さん、主観的に病いが深まってしまっている患者さんに対して、何らかのかかわりを持ってあげてほしいと言うことです。

 

そのような患者の方々は、ポジティブな言葉がけによって主観的な病いが劇的に改善することがみられます。

 

このことは代替医療者の治療効果の基本構造だと私は考えますが、同じことを医師の先生方が行えばその効果は私たちよりも絶大です。私の個人的な考えでは、医師の先生方が私たちと同じようなかかわりを行うことができれば、私たちの仕事はなくなってしまうと思うほど、先生方のポジティブな言葉はネガティブ思考の患者さんには効果的です。

 

しかしながら、医師の先生方は多くの患者さんの医学的側面を管理するだけで多大な負担になってしまっています。時間的にも精神的にも限界があると思います。

 

そこで3つ目のお願い事ですが、その部分を我々代替医療者に委ねて頂きたいということなんです。

 

私たちは手術をしたり投薬したりすることはできません。その代わりに患者さんのお話をよく聴き、患者さんの症状に向き合い、かかわりの中で患者さんの主観的な症状を改善させることに長けていると手前みそではありますが、そう思います。

 

ですので、先生方が臨床で対処できない患者さんを私たちに紹介してほしいのです。

 

とはいえ、先生方が患者さんに代替医療を勧めるとしても、治療家は多様に存在しますのでどの治療家を紹介するべきかに悩むところだと存じます。

 

私は、全国の500名ほどの治療家の先生方とつながりをもってマーケティングファーストにならないためのセミナーや勉強会を行い、健全な代替医療業界を目指しております。

 

当院から離れた場所でも、私が先生のお近くの「心ある代替医療者」をお探しいたしますのでご相談頂けたらと存じます。

 

当院へのメールはこちらからお願いいたします。

https://korikori.com/contact/

 

また当院では医学的問題を除外されたけれども症状に苦しむ患者さんや、医学的問題を把握しながらもその症状にお困りの患者さんに対して、主に患者さんの主観的な改善を目指して施術を行っております。

 

治療ではなく身体活動が必要な患者さんにはロコモ・フレイル予防の体操教室も行っております。

 

当院のぐるぐるフルフル体操について【大阪 平野区 加美北 衣摺 関節痛 小川鍼灸整骨院】

 

このように、当院では西洋医学の網の目からこぼれ落ちてしまう患者さん方に必要な施術サービスを提供しておりますので、

 

適応のありそうな患者さんがいらっしゃいましたら是非とも当院にご相談頂けましたら幸いです。

 

同業の先生へのお願い

 

このブログに目がとまった先生はきっと「心ある代替医療者」の先生方だと思います。

 

私は昨今の業界の方向性に危機感を感じています。マーケティングファーストのことです。このままだと代替医療全体の質が低下して代替医療の社会的な存在価値がなくなってしまうのではないか?とすら感じています。

 

しかしながら、貨幣経済、資本主義社会の日本では、市場の中で競争する必要があり、正しいことだけしていれば患者さんはついてくるという時代でもありません。

 

だからマーケティングは現代の治療家として生きていくためにはなくてはならないものです。

 

私はここで、正しくマーケティングを意識しながら、正しく治療を行い、正当に報酬を得て、代替医療が認められて求められる社会を目指したいと考えています。

 

そのためには、医療市場全体を見据え、西洋医療の強みと弱みを分析し、私たち代替医療の強みと弱みを分析して、それらを理解した上で、私たちはどのような患者さんに何を行うことができるのか、そしてどんな風に正当に報酬を得ることができるのかを俯瞰して考える必要があります。

 

具体的には、病院を受診してもよくならない患者さんを自分の知識と技術を駆使して治療し、患者さんが症状に納得できるところまで治療的なかかわりを継続してお付き合いするということです。患者さんが自分の症状に納得できて治療の必要がなくなればサービスは終了となります。継続的なサービスが必要なら定期的に通って頂くということです。

 

シンプルに、このような代替医療を目指しております。

 

それに先立ち、必要な知識などはありません。また、ある方法(〇〇整体とか〇〇療法)を行わないとダメ!ということもありません。どんな方法でも一緒に学べます。

 

マーケティングファーストでない、心ある代替医療者が患者さんのために学び続けて正当な報酬を得ることに賛同するならばどの種類の代替医療医の先生でも一緒に学ぶことができますよ。

 

一緒に学んでいこうとお考えの方は是非ともオープンチャット「臨床なんでも相談室」にご参加ください。

オープンチャット「臨床なんでも相談室」
https://line.me/ti/g2/vh7Su3EKCOK3Y0DcpsxJmEw5h1jcQGFgt-1Ueg?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default

臨床なんでも相談室

オープンチャットで全国の治療家の皆さんとつながっています。

 

ここでは私のブログの紹介や、勉強の開催、セミナーの開催のお知らせ、困難事例の相談や共有を行っています。

 

また、私の元には全国から症状に困った患者さんからの相談が寄せられます。多くの方は信頼できる代替医療者の紹介を希望していますので、そのような患者さんを先生方に紹介することもできます。

 

必要ならば一緒に考えながら治療を行って頂いても結構ですので、是非ともオープンチャット「臨床なんでも相談室」にご参加ください。

 

現在500名ほどの治療家が参加しています。

 

大阪圏外の患者さんへ連携治療院のお知らせ【小川鍼灸整骨院 第5中足骨基底部骨折 骨折 自律神経失調症 ロコモ 整体 鍼灸】

 

遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致しますのでお気軽にご相談ください。(但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。)

 

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当院のクチコミ

 

当院ではこれまで、どこに行っても良くならない多くの患者さんの施術を行ってきました。

 

それらの一部の患者さんからは、とてもありがたいクチコミコメントを頂いております。

 

カウンセリングをご検討の方は参考までにクチコミ内容をご確認ください。

 

 

また当院では全国から寄せられたお悩みに対してYouTubeでお答えしています。

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当院に寄せられた痛みの相談についてお答えしています。また、ブログの内容も動画でお伝えしています。

 

まとめ(おわりに)

 

今回のブログでは、医師の先生に向けて当院からメッセージを発信させていただきました。

 

代替医療は多種多様であり、近代西洋医学に裏付けられる西洋医療とは全く異なる考え方もありますので、なかなか受け入れられないように感じます。

 

しかし、そのような医療がなくならずに存在し続けているのは、患者さんから必要とされるからなんですね。

 

私たち代替医療者は西洋医学の有効性を理解しながらもそれでもよくならない患者さに対して、自分たちの強みを理解して、患者さんの役に立ち、そのことを社会にアピールしながら結果として社会から認められるように頑張らなければいけません。

 

そのためには医師の先生方との連携も必要になってきます。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

株式会社COCO 小川鍼灸整骨院

当院はJRおおさか東線衣摺加美北駅から徒歩4分です。

 

大阪市の平野区生野区東住吉区加美北、東大阪市の衣摺渋川町柏田、布施あたりの方で、どこに行ってもよくならない症状、検査をしたけれども原因がわからない症状にお困りの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。

 

はり筋膜リリース整体と同時に認知行動療法を施術に応用していています。

 

小川鍼灸整骨院大阪市の南東、大阪市と東大阪市の境目、平野区加美北8丁目にある鍼灸整骨院です。   

 

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当院の患者さんは、平野区生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺にとどまらず、他府県からも来院されています。

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