はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。
頭痛にはいろいろな種類がありますが、その中でも偏頭痛 / 片頭痛で困りの患者さんは多いです。
突然やってくる発作やその前触れを感じると生活の質も下がってしまいます。
今回は、偏頭痛 / 片頭痛を説明し、また当院ではどんな施術を行うのかも説明します。
偏頭痛 / 片頭痛で困りの患者さんのお役に立てたら幸いです。
ブログの内容は
・偏頭痛 / 片頭痛は頭蓋骨内側の血管が痛む
・偏頭痛 / 片頭痛の前触れ
・トリプタンの効果
・当院での施術について
・おわりに
・参考文献
です。
また当院では、
無料相談を受け付けています。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、平野区と生野区の境目、南巽・加美北地区、南巽駅近くにある鍼灸・整骨院です。地域で一番おすすめの整骨院、あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。
偏頭痛 / 片頭痛は頭蓋骨内側の血管が痛む
偏頭痛 / 片頭痛の原因は、頭蓋骨の内側の血管が痛むことと考えられています。
この血管を支配しているのは三叉神経です。この神経が刺激されると神経の末端から炎症を引き起こす物質が放出されて血管周辺に炎症を起こして痛みを引き起こすということです。
トリプタンという薬は三叉神経と血管で起こるこの炎症反応を抑えることで効果が現われるそうです。
偏頭痛 / 片頭痛の前触れ
偏頭痛 / 片頭痛の前兆として有名なのは閃輝暗点(せんきあんてん)という現象です。
この前触れのせいで、偏頭痛 / 片頭痛にお悩みの方は、恐怖や不安を感じやすいのでしょう。
この現象は、視野の中を光がギラギラと20~30分ほどかけて移動します。これは、脳の表面で異常な電気反応が原因と考えられています。
その他、緊張からの解放や天候や寛容の変化、月経、空腹感、疲労感、肩こり、めまいなども予兆としてあり得ることが、頭痛日記を通して報告されています。チョコレートを食べた後にも偏頭痛 / 片頭痛が起こることがあるそうですが、詳細は不明とのことです。
トリプタンの効果
先に説明しましたとおり、トリプタンはその働きから偏頭痛 / 片頭痛の特効薬として知られています。
トリプタンを服用した117人の患者さんへのアンケートでは、以下の表のような結果が得られました。トリプタンで偏頭痛 / 片頭痛がなくなり人生が変わったと表現する人は45%もいたそうです。その一方で2~3割の人に効果がなかったそうです。
トリプタンは2000年ごろから利用されている治療薬であり、その後の研究によって改良が繰り返されているものの、副作用によって利用できない人も一定数いるとのことです。
当院の施術について
肩こりが精神的な要因と関係することは過去のブログでも取り上げています。
首の後の筋肉が緊張してくることで偏頭痛 / 片頭痛が起きるということなので、日常でのストレスや精神的な負担、疲れなどが片頭痛と関係することも納得ですね。だからリラックスすることも必要なのです。
しかし難しいのは気分やストレスなどの心の問題に目が向きにくい患者さんです。
このような患者さんは、症状の原因についてそのすべてが身体の原因に起因していると考えがちです。
こうなると身体以外の原因について考えることをしなくなるために根本的に治ることができません。
例えば、強い痛みでお困りであればかならずそれに伴う心理的な反応は起こります。また生活でのストレス負担が痛みをさらに大きくすることもあります。そこに目を向ける、つまり意識することができれば症状を根本的に解決する糸口が見えてきます。
先ほど、「トリプタンで偏頭痛 / 片頭痛がなくなり人生が変わったと表現する人は45%」であることに触れました。その一方で2~3割の人に効果がないということですが、
ここに、身体の問題だけが偏頭痛 / 片頭痛の原因ではないということがあらわれています。
私たち代替医療者の治療を受けようとお考えに人はきっと、
既に病院でみてもらったけども効果がない、なかった、という患者さんだと思います。
また、持病などによってトリプタンを利用できない方々もいると思います。
そのような患者さんにこそ当院で筋膜リリース、認知行動的療法的な関わりを用いた治療を受けて頂きたいと考えて下ります。
当院では、肩こりや首こり、背中の痛みとセットになっている偏頭痛 / 片頭痛に対して、まずは筋膜リリースを行ないます。筋肉とそれを包む膜の間で癒着やひずみが生じている場合、筋膜リリースによってその部分の問題を解消することができます。
それに加えまして、認知行動療法的な関わりを通して身体の問題以外の様々な問題(心理的な問題や社会的な問題、ストレスに気付くこと、痛みとの付き合い方など)に対処するようにします。
ときにはマインドフルネスストレス低減法という方法を応用して治療を行う事もあります。
もちろん、鍼灸治療も行ないます。
また当院では体操指導も行っております。
同じような健康上の悩みやつらさをを持つ人たちと共に、からだを動かし、身体の痛みについて学ぶことで、いつの間にか痛みがなくなっていることは本当に良くあることなのです。
実際に体操を通して首の後の筋肉がストレッチされて首回りの筋肉が緩んでくることが知られています。また、首回りの筋肉が緩むことによって偏頭痛 / 片頭痛の予防にもつながります。
これらの方法で、偏頭痛 / 片頭痛が全くゼロにならないとしても、十分に生活を楽しめるところまでお連れするのが私たちの治療です。
遠方で来院できない方には、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。
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おわりに
大阪市の平野区、生野区・南巽周辺でどこに行っても良くならない片頭痛(偏頭痛)でお悩みの方、根本的に治したいけど治らない痛みでお悩みの方は是非とも小川鍼灸整骨院にご相談下さい。
小川鍼灸整骨院は大阪市の平野区と生野区の境目にある南巽、加美北地区、地下鉄千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにあります。北巽は一つ手前の駅です。北巽ではなく南巽で下車してくださいね。
鍼灸・筋膜リリース・整体や、認知行動療法的なかかわりを用いてみなさまの痛みを施術します。
当院へは平野区、生野区以外にも、東住吉区や東成区、八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などからも患者さんが来院されています。
参考文献
坂井文彦:患者さんから学んだ片頭痛学.臨床神経,48:785―791,2008
菊井 祥二 他):成熟したトリプタン治療も新規急性期治療薬の登場で変わるのか. 神経治療学, 37 巻 4 号 p. 680-684、2020