後骨間神経麻痺【指が伸びない 平野区 生野区 南巽 整骨院】

 

はじめに

小川鍼灸整骨院のブログです。

突然に、指が伸びない!!とお困りの方、

または、病院で橈骨神経麻痺とか、後骨間神経麻痺と説明されたけどよくわからないという方に向けて、

今回は後骨間神経麻痺について解説します。

小川鍼灸整骨院は大阪市の南西、平野区生野区の境目、加美北・南巽地区にあります鍼灸整骨院です。

最寄りの駅は地下鉄千日前線南巽駅です。1番出口から徒歩1分のところです。最近は北巽と間違えて下車される方もいらっしゃいますが、北巽ではなく南巽です。

 

小川鍼灸整骨院は地域でおすすめの整骨院を目指しています。

 

原因

 

うでや手首、指を動かしたり、感覚を司る神経は3本あり、そのうちの1つは橈骨神経です。

 

この橈骨神経のなかの運動を司る神経の枝が後骨間神経です。

 

後骨間神経は主に指を伸ばす筋肉を動かします。

 

そのため、この神経が何らかの原因によって麻痺をきたすと冒頭の写真のように指が伸びない状態になります。

 

原因は、この神経が圧迫されやす部位(フローセのアーケード)での神経の圧迫や、腫瘍・ガングリオンなどによる神経の圧迫です。

また、先天性の脱臼、外傷による肘付近での骨折や脱臼によっても神経が圧迫や牽引作用を受けて麻痺が生じます。

特発性(原因不明)として、テニスなどの前腕を回転させる運動を行うスポーツ、重労働などによるoveruse(使い過ぎ)が原因で神経に炎症や循環障害が生じることもあるそうです。

症状

 

後骨間神経麻痺の特徴は感覚枝が障害されていない為、感覚の異常はありません。

 

指をのばす神経がダメになることで下垂指(drop finger)になり、手首は伸ばせるものの、指が伸びない状態になります。

 

治療

 

外傷(骨折・脱臼)や腫瘍によるものは手術が選択されます。

 

神経炎など原因が明らかでないもの、または回復の可能性のあるものは保存療法が選択されます。

 

特発性の場合は3~6カ月程度経過観察し、回復経過が見られない場合は神経剥離、時には神経のくびれ部の切除・縫合などの手術が行われます。

 

原因が明らかでなく、保存療法で回復が見られないものも又、手術適応となります。

 

手術に至らない後骨間神経麻痺は回復までの期間を待つ事になります。当院では自然治癒力を促して治癒までの期間をできるだけ短くすることを目的として鍼施術やオイルマッサージを行います。

 

 

遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。

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おわりに

 

 

大阪市の平野区生野区界隈で指が伸びない後骨間神経麻痺でお悩みの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。当院は大阪市の平野区生野区の境目にある加美北・南巽地区、地下鉄(大阪メトロ)千日前線南巽駅1番出口から徒歩1分のところにあります。北巽駅ではなく南巽駅ですのでどうぞお間違えなくご来院ください。

 

当院の患者さんは、平野区生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などから来院されています。

 

参考文献

 

村瀬 剛 他):後骨間神経麻痺.最新整形外科学大系,22巻, 3章末梢神経麻痺,中山書店,p89-93,1999

 

角田 憲治 他):当科における後骨間神経麻痺の治療経験.整形外科と災害外科.vol.60. No1,p69-71,2011 .

 

阿部 友和 他)後骨間神経麻痺の原因に関する局所解剖学的検討―Frohseのアーケードと短橈側手根伸筋,周辺血管の形態を中心に―.理学療法学Supplement,Vol.32 Suppl. No.2 (第40回日本理学療法学術大会 抄録集),セッションID:500,2005 

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小川 貴司(おがわ たかし)

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