はじめに
(2025年10月27日更新 執筆・監修責任:小川貴司)
小川鍼灸整骨院のブログをご覧いただきありがとうございます。
当院は、大阪市平野区加美北にある開業30年以上の鍼灸整骨院で、整形外科・リハビリ科と連携しながら、「どこへ行っても改善しなかった痛み」 に対して多角的にアプローチしています。
本日は、特に40代〜60代の女性の方にぜひ知っていただきたい疾患、手根管症候群についてご紹介いたします。
「朝目覚めると手がしびれている」「パソコンやスマホを使っていると手首から指にかけて違和感が出る」といった症状でお悩みの方は、もしかするとこの疾患が関係しているかもしれません。
内容は以下の通りです。
・手根管症候群とは何か
・典型的な症状・原因・リスク要因
・当院での施術アプローチ
・まとめ(おわりに)
・参考文献
当院は予約制です。
ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは
で受け付けております。
遠方にお住まいの方には
①ZOOMによるカウンセリングもご利用いただけます。
②お近くの提携治療院を紹介することができます。
お気軽にご相談ください。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、大阪市と東大阪市の境目、平野区加美北8丁目にある鍼灸整骨院です。
https://maps.app.goo.gl/9KUCcN8otrGgGbin6
最寄り駅はJRおおさか東線衣摺加美北駅(徒歩4分)です。地域で一番おすすめの整骨院、あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。
手根管症候群とは何か
手根管とは、手首の部分にある骨と手根靭帯に囲まれた空間のことで、その中を9本の指を曲げる腱と正中神経が通過しています。この空間内で、正中神経が何らかの原因により圧迫されると、手根管症候群が発生します(文献1)。
典型的な症状・原因・リスク要因
指先のしびれ感と痛み、特に人差し指と中指の指の腹の部分に強くしびれが出るのが特徴です。
手根管症候群初期には、明け方や朝起きた時にのみ、人差し指と中指にしびれや痛みを感じますが、悪化すると親指と薬指の親指側にもしびれが出てきます。
重症化すると夜間に痛みやしびれ、親指の付け根の筋肉が痩せる(筋萎縮)といった症状がみられます。
この筋萎縮によって親指と人差し指の運動が上手く出来なくなり「コインをつかむ」、「ボタンをとめる」といった細かい作業が難しくなります。
若年での発症や片側だけの発症、手根管を通る正中神経に刺激を与えて症状を誘発させるファーレンテストが陰性であることなど、一定の要件を満たしている場合、自然に症状が軽減していく可能性が高いとされています。その割合は概ね1/3の割合です(文献2)。
原因不明の特発性が多くみられますが、妊娠、出産期や更年期の女性に多く生じるのが特徴です。そのほかでは、骨折などのケガ、仕事やスポーツでの手の使いすぎ、透析をしている人などにもみられ、腫瘍や腫瘤などでも手根管症候群になることがあります。
手根管症候群になりやすい要因(リスク要因)としては、女性であること、女性ホルモンの低下、人工透析、甲状腺機能低下、それに肥満や浮腫(むくみ)などが報告されています。これらの要因は、手根管の中の内圧を高めることになり、正中神経の圧迫につながります(文献1)。
これらの要因を持つ人が、手仕事やパソコン業務で手をたくさん使うことになると、さらにリスクが高まることになるでしょう。
当院での施術アプローチ
当院では、手根管症候群に対してテーピング固定や鍼灸施術、滑膜の炎症に効果があると考えられるローズマリーカンファーというアロマオイルを用いたオイルマッサージを行ないます。
特に鍼灸施術は手根管症候群に対する効果が一定のレベルで認められています(文献3)。
上述の通り、手根管症候群は概ね1/3の事例で自然に緩解すると言われています。
しかし、鍼灸院や整骨院を受療される患者さんの多くは、整形外科を受診したけれども楽にならない患者さんです。
また整形外科で手術療法を勧められたけれどもできるだけ手術を避けたいと考える患者さんです。
そのような患者さんに対して当院では、患者さんの意向を汲み取り、全力で施術を行ないます。
当院での治療は、上記の施術に加えて認知行動療法的なかかわりを通して痛みやしびれの感じ方と小さくする治療を行なっております。
当院の施術メニューはこちら↓↓↓
遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致しますのでお気軽にご相談ください。(但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。)
当院は予約制です。
ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは
で受け付けております。
遠方にお住まいの方には
①ZOOMによるカウンセリングもご利用いただけます。
②お近くの提携治療院を紹介することができます。
お気軽にご相談ください。
当院のクチコミ
当院ではこれまで、どこに行っても良くならない多くの患者さんの施術を行ってきました。
それらの一部の患者さんからは、とてもありがたいクチコミコメントを頂いております。
カウンセリングをご検討の方は参考までにクチコミ内容をご確認ください。
まとめ(おわりに)
40代〜60代女性に多く見られる手根管症候群は、手首のトンネル状の「手根管」が狭くなり、そこを通る正中神経が圧迫されることで、指先のしびれ・痛み・夜間の症状などが現れやすくなります。
とくに、パソコン・スマホなど手をよく使う機会が増えている現代では、初期の違和感を見落としがちです。症状が進行すると、親指の付け根(母指球)の筋肉がやせて細かい動作が難しくなることもあります。
しかしながら、症状が軽いうちならば自宅での手首の休め方、固定、整骨院・鍼灸院での施術によって改善が期待できます。
早めに対処することで、重症化・手術の可能性も低く抑えられます。
当院では、手根管症候群でお悩みの方に対して、あなたのライフスタイル・育児や仕事の状況を丁寧にうかがいながら、テーピング・鍼灸・アロマオイルマッサージなど多角的にアプローチしております。
「整形外科で診断されたけれど改善しない」「できるだけ手術を避けたい」「日常生活をできるだけ普通に過ごしたい」という方も、ぜひ一度ご相談ください。
大阪市の平野区、生野区・東住吉区、加美北、東大阪市の衣摺、渋川町、柏田、布施あたりの方で、手根管症候群の痛みにお困りの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。
はり・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法を施術に応用していています。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、大阪市と東大阪市の境目、平野区加美北8丁目にある鍼灸整骨院です。
最寄り駅はJRおおさか東線衣摺加美北駅(徒歩4分)です。地域で一番おすすめの整骨院、あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。
当院の患者さんは、平野区、生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺にとどまらず、他府県からも来院されています。
当院の治療ポリシーと信頼性の確保
施術責任者:小川貴司(国家資格:柔道整復師/鍼灸師/あんまマッサージ指圧師/修士:医療人類学専攻)
臨床経験:30年以上・延べ15,000件以上の症例を担当
所属団体:全日本鍼灸学会・日本統合医療学会・日本心身医学会 会員
医療連携:整形外科・内科と提携して原因精査を実施
情報の正確性:学術論文および国内診療ガイドラインに準拠
参考文献
文献1 監修)日本神経治療学会 編集)標準的神経治療:「手根管症候群」作成委員会:標準的神経治療:手根管症候群,2007
文献3 全日本鍼灸学会雑誌編集部:米国国立衛生研究所 (NIH) 合意形成声明.全日本鍼灸学会雑誌, 48 巻 2 号 p. 186-193,1998.










