はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。
「以前に膝関節の手術をして、その後問題なく過ごせていたけれどもだんだん痛みが出てきた」という人は多いのではないでしょうか?
今回はそんな手術後の膝の痛みについて、その原因やリハビリ、対処法について書かせて頂きます。
下でも説明していますが、この痛みは治ります!!どうぞ読み進めてください。
ブログの内容は
・手術したのにまた痛いのはなぜ?
・完全には治っていなかった?
・その他に多い質問
歩いてもいいの?
冷やす?温める?どっち?
水を抜くとクセになる?
湿布は貼った方が良いの?
この痛みは治るの?
どんな運動がいいの?
・当院にできること
鍼治療
オイルマッサージ
運動療法
・おわりに
・参考文献
です。
また当院では、
メールでやお電話(06-6755-6751)で
無料相談を受け付けています。
肩こり・腰痛・運動不足でお困りの方は気軽にご相談ください。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、平野区と生野区の境目、南巽・加美北地区、南巽駅近くにある鍼灸・整骨院です。地域で一番おすすめの整骨院、日本で一番身近な整骨院を目指しています。
手術したのにまた痛いのはなぜ?
学生に時代に半月板損傷や前十字靱帯損傷、またはその複合損傷、膝の骨の骨折で手術を行ない、その後に痛みをだんだん感じてきた人は多いと思います。運動好きで健康志向も強い中年世代に多いような印象を受けます。
50歳ぐらいになると膝の痛みは自然と出てくるものですが、手術の経験があればその時期が早まってしまうようです。
完全には治っていなかった?
膝関節は荷重関節ですので、重力の負担が大きくなります。その負担を効率良く分散させるのが膝関節の靭帯や半月板なのです。
ですので、これらの組織が傷ついてしまうと、膝関節の動きに遊びが増えてしまって、関節軟骨のすり減りが進んでしまうんですね。
もちろん、手術はそうならないように行なっているのですが、やはり限界があるのです。
膝関節は加齢によって関節軟骨細胞のみずみずしさがなくなりすり減っていきますが、手術後の関節の遊びは関節軟骨のすり減りを更に進行させてしまいます。
いわゆる変形性膝関節症です。このように、以前のケガや手術がもとで変形性膝関節症になってしまうことを二次性変形性膝関節症といいいます。
手術をしてしまうと膝関節のすり減りが早くなってしまい、痛みが出やすくなってしまいます。手術によって完全に元通りに治るということはなかなか難しいことなのです。
その他に多い質問
その他には以下のような質問をよく受けます。それぞれにお答えしましょう。
以下に私なりの答えを記しますね。
歩いてもいいの?
多少痛くても歩きましょう。膝関節に水がたまっていなければ大丈夫です。
冷やす?温める?どっち?
炎症が強い時は冷やすことも良いでしょう。しかし、熱もなく曲げ伸ばしで痛みがない場合は温めた方が良いでしょう。
水を抜くとクセになる?
クセにはなりません。ただし、炎症がしっかりと治まっていなければまた水がたまります。膝関節がパンパンに腫れるぐらいに水がたまっている場合は関節の圧が高まるだけで痛みが出てきますので、水を抜くとすごく楽になります。
炎症が残っていればまた水は溜まるのですが、それはクセになっているからではありません。
膝関節の水を抜くことについては主治医の先生ともしっかりと相談しましょう。
湿布は貼った方が良いの?
効果が現われやすい人とそうでない人がいるようです。とりあえず試してみて、効果が感じられるようでしたら利用すればいいと思います。
ただし、かぶれにくい湿布といえども体質によってはかぶれてしまいます。かぶれると、痛みやかゆさが出てきて、膝関節の痛みがより複雑になってしまいます。ここは注意が必要ですね。
この痛みは治るの?
痛みは時期が過ぎると治まっていくのでそう言う意味では治るといえますが、すり切れた関節軟骨は若返らないのです。
しかし、沢山すり切れていても痛みを感じないという人もいますし、上の写真の方のように最初はすごく痛かったけど今はぜんぜん痛くないという人もいます。
多くの方は変性は仕方ないけど痛みが取れればそれでいいとおっしゃいます、
実際にみなさん、痛い時期もあったけど今は大丈夫!と感じている人がほとんどです。
だから痛みが治まることを「治る」と決めてしまう方が良いと思いませんか?
私はそう思います。だから「治ります!」と私は患者さんに説明します。
どんな運動がいいの?
運動は大腿四頭筋を鍛える運動が良いとされています。具体的にはSLRという運動です。この運動はかなり効果があるとされていますし、臨床研究によっても効果のあることが認められています。
当院にできること
当院では、鍼治療、ローズマリーカンファーを用いたオイルマッサージ、時には運動療法を行なっています。以下に説明いたします。
鍼治療
鍼治療は関節の痛みを軽減させてくれるという科学的な根拠があります。もちろん、痛みをなくすための治療であり変形した関節を元に戻す治療ではありませんが、痛みなく元気に生活できることを目指します。
オイルマッサージ
ローズマリーカンファーというアロマオイルが変形性膝関節症に効果的であるという報告があります。当院ではそれを用いて、変形性膝関節症の治療を行ないます。気持ちいい!!という患者さんがほとんどです。
当院の施術メニューかこちらから↓↓↓
運動療法
運動療法はSLRという運動方法が効果的であるという多くの報告があります。それに加えて、ランジスクワットは関節に体重をかけてバランスをとることで、筋力トレーニングにもなりますし、感覚のトレーニングにもなります。ランジスクワットは少し負荷が大きいですが、最終的に出来るようになれば膝は更に元気にまります。
また当院では、南巽リハビリデイサービス「たすく」を併設しています。介護保険で介護予防としての運動を行うことができます。
さらに、令和4年4月より、「マインドフルネスぐるぐる体操」教室を行っております。
・階段の上り下りで膝が折れる、
・介護保険を受けるまでもないけど体力的に心配、
・運動したいけど何をすればいいのかわからない
・腰痛や肩こりを自分で治したい
・ココロとカラダの両方の健康を維持したい
・よく眠れない
・自律神経をコントロールしたい
などとお悩みの方におすすめの体操です。
当院ではこれらの施術やリハビリを通して、膝関節の手術後の痛みがなくなるまでの期間をできるだけ短くし、そしてその間に感じる痛みを出来るだけ小さくするようにします。
是非ともご利用ください。
遠方で来院できない方には、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。
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おわりに
大阪市の平野区、生野区界隈で膝関節の痛み、手術後の痛みでお悩みの方は是非とも小川鍼灸整骨院にご相談下さい。鍼灸・筋膜リリース・整体などでみなさまの痛みを施術・リハビリをします。
小川鍼灸整骨院は大阪市の平野区・生野区の境目にあります。交通機関は大阪メトロ(地下鉄)千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにあります。北巽は一つ手前の駅です。北巽ではなく南巽で下車してくださいね。当院へは平野区・生野区の他に東住吉区、東成区、天王寺区や、東大阪市の渋川町、寿町、衣摺、柏田、からも患者さんが来院されています。
参考文献
柴伸昌:変形性膝関節症に対する精油使用施術(マッサージ)の有効性について--外用消炎鎮痛剤を対照としたランダム化比較試験.日本アロマセラピー学会誌 9(1), 36-42, 2010
池田浩:変形性膝関節症に対する運動療法.順 天 堂 医 学.54,P.367~371, 2008,