はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。
手首の捻挫もいろいろあるのですが今回は、特に手首の小指側に痛みが出るTFCC(三角繊維複合体)損傷と遠位橈尺関節損傷について解説します。
なんとなく使えることもあるので、放置して痛みが長引くこともよくありますの注意が必要です。
ブログの内容は以下の通りです。
・手首の構造と捻挫
・症状
・自然に治る?どうなるの?
・当院での施術
・おわりに
・参考文献
当院は予約制です。
ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは
で受け付けております。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、平野区と生野区の境目、南巽・加美北地区、南巽駅近くにある鍼灸・整骨院です。地域で一番おすすめの整骨院、日本で一番身近な整骨院を目指しています。
手首の構造と捻挫
転倒の際に手首をついて受傷します。肘から下には橈骨という親指側の骨と尺骨という小指側の骨の2本の骨があります。
この2本の骨がてのひらを上に向けたり、下に返したりする回内・回外という動作を可能にしています。
この2本の骨は肘側と手首側で関節をつくっているのですが、転倒によって手首を痛めた際に、手首側にある橈骨と尺骨をつなげる関節(遠位橈尺関節)が損傷されるのです。
この部分の痛みは、TFCC損傷と呼ばれます。尺骨が背側への大きく腫れている場合には遠位橈尺関節が脱臼している可能性もあります。
症状
手首の小指側に痛みが出ます。手のひらを上に向けたり(海外)下に向けたり(回内)する動作と、手首の曲げ伸ばしで手首の小指側に痛みが出ます。基本的に、じっとしていて痛むことはありません。
自然に治るの?どうなるの?
靭帯損傷の程度が小さければ、そのまま治ってしまうこともありますが、その場合でも2~3ヵ月間ほど痛みが続くことがあります。
手首の小指側には小さな骨の突起もあり、ここが折れていれば、痛みが長期化したり、不安定性を残すこともあります。不安定性が残れば重たいものを持ち上げることができません。
TFCC損傷であれば、6ヵ月ほど痛みが続くことがあります。手首は安静にすることが難しいです。このことが痛みの長期化の一要因と考えられます。
当院での施術
損傷の程度は概ね手首にかかった力の大きさ、痛みの程度や腫れの程度、尺骨が背側に出張っている程度で判断できます。
これらのことから骨折が疑われる場合には提携医療機関にてレントゲン検査を行ないます。程度が比較的軽いと判断できる場合には、当院でテーピングを行ないます。
患者さんご自身が、自分の手首の状態についてしっかりと説明を受けて納得することも治療の一環として重要です。
小川鍼灸整骨院では患者さんが理解出来るように丁寧に説明します。
遠方で来院できない方には、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。
当院は予約制です。
ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは
で受け付けております。
おわりに
手首の捻挫は骨折が合併している可能性もあり、しっかりと見極める必要があります。
大阪市の平野区、生野区、南巽界隈で手関節の痛みでお悩みの方は是非とも当院にご相談下さい。小川鍼灸整骨院は大阪市の平野区と生野区の境目、地下鉄千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにあります。北巽は一つ手前の駅です。北巽ではなく南巽で下車してくださいね。
鍼灸・筋膜リリース・整体や、認知行動療法的なかかわりを用いてみなさまの痛みを施術します。
当院へは平野区、生野区以外にも、東住吉区や東成区、八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などからも患者さんが来院されています。
参考文献
安部 幸雄, 津江 和成, 藤井 謙三, 岩永 隆太:遠位橈尺関節不安定性の病態―急性及び亜急性6例の検討― 整形外科と災害外科 55 巻 3 号 363-367 : 2006.