
長い待ち時間の後にやっと自分の診察の順番がやってきて、自分の症状の原因がわかる!と考えていたあなたは、お医者さんの説明があまりにも少ないことにガッカリしたでしょう。この問題、どうすればいいのでしょうか?解説しました。
はじめに
(2025年11月11日更新 執筆・監修責任:小川貴司)
小川鍼灸整骨院のブログをご覧いただきありがとうございます。
当院は、大阪市平野区加美北にある開業30年以上の鍼灸整骨院で、整形外科・リハビリ科と連携しながら、「どこへ行っても改善しなかった痛み」 に対して多角的にアプローチしています。
今回は「整形外科で「説明なし」「薬だけ」で不満?患者が知るべき良い医者の見極め方」と題してブログを展開します。
整形外科で「説明なし」「薬だけ」の診察を受けて、不満を感じたことはありませんか?
たとえば、「腰のしびれがあるのにレントゲンを撮って湿布と痛み止めだけ」「どうしてこの治療が必要なのか誰もきちんと説明してくれない」などです。
つい先日も、
「これまでかかった2件そ整形外科に不満があるので良いお医者さんを紹介して欲しいのですが・・」と、
お電話頂いたのです。やっぱり、シップと鎮痛剤だけで不満とのことでした。
このような整形外科医への不満は患者さんからよくある話(文献1)ですし、整骨院に通院される患者さんにはそのような背景をお持ちの方が多い(文献2)です。
そこで今回は、患者さんが整形外科医に抱く不満についてとりあげ、この不満を足がかりに上手いお医者さんとの関わり方について私見を述べます。
内容は以下の通りです。
・電話の内容
・理想のお医者さんとは?
・一般的なお医者さん
・整形外科医への不満の声
・整形外科医との上手い付き合い方
・まとめ(おわりに)
・参考文献
当院は予約制です。
ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは
で受け付けております。
遠方にお住まいの方には
①ZOOMによるカウンセリングもご利用いただけます。
②お近くの提携治療院を紹介することができます。
お気軽にご相談ください。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、平野区と生野区の境目、南巽・加美北地区、南巽駅近くにある鍼灸・整骨院です。地域で一番おすすめの整骨院、あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。
電話の内容
ある朝、昔に通院されていて引っ越しをして来院できなくなった患者さんから電話を頂きました。
「最近腰から両足にまでしびれが出てきて、それで近くの病院に行っても鎮痛剤しか出ないから、もう1件の病院に行ったのですが、そこでも同じで。それで小川先生を思い出したんです。
先生が修行していた病院ありますよね。そこで診てもらいたいのですが、小川先生から紹介してもらったということで、先生の名前を出してもいいですか?」
というものでした。
この患者さんは、私の紹介するお医者さん(私の師匠)に何を期待しているのでしょうか?
この電話の内容からは、患者さんが求める理想のお医者さん像を想像してみようと思います。
理想のお医者さんとは
この患者さんにとっての良いお医者さん、つまり理想のお医者さんとは、
自分の痛みの原因を見つけてくれて、それに対処する何らかの治療をしてくれて、そして自分にわかるように説明してくれて、痛みをスッキリ解決してくれる、そんなお医者さんです。
文章にすると、「理想のお医者さん」というよりは「当たり前のお医者さん」というように見えますが実は当たり前ではないのです。
事実この患者さんは2件の整形外科を受診しましたが、
2件とも、レントゲンをとって湿布と鎮痛剤を出すだけだったそうです。
自分の痛みの原因を見つけてくれて、それに対処する何らかの治療をしてくれて、そして自分にわかるように説明してくれて、痛みをスッキリ解決してくれる、そんなお医者さんではなかったのです。
みなさんが、「お医者さんなら当たり前にしてくれる」と思っていることは実は当たり前ではないのです。
一般的なお医者さん
この患者さんが上記のような理想のお医者さんを求める気持ちはわかります。
しかし一般的なお医者さんは、患者さんの症状を医学的に検査して必要な治療を淡々と行う、それだけです。
現代のお医者さんは、患者さんの「身体」の異常を見つけて、その異常を正常化させるための治療を科学的に行います。患者さんの「心」が症状をどう捉えるのか、その背景には何があるのか、何を心配しているのか、などの問題については全く考えません。
このような医療の在り方を生物医学といいますが、近年ではこのような態度は批判されています(文献3)。
いや、そうでない、患者さんの心や生活背景に思いを巡らす親切なお医者さんも確かにいます。
しかし基本的には患者さんの心配ごとについて膝をつき合わせて一緒に考える十分な時間はないのです。

医師は医学的な管理をしてくれますが、基本的には今後の生活や体調不良への不安、社会復帰、収入への心配、自分に必要なセルフケアについて深く相談にはのってくれません。それは彼らの仕事ではないのです。もちろん、そこまで踏み込んでくれる心ある医師もいます。しかしほとんどの医師には時間が足りないのです。これは医師の問題というよりは制度の限界です。
しかしその代わりに、お医者さんは非常に重要な仕事をしてくれます。
身体の異常を医学的な検査で正確にチェックして、異常が見つかればどんな治療を行うのか、どんな薬を出すのかを医学的に考えてくれます。
一般的なお医者さんはあなたの心配事に向き合ってくれることはあまりありませんが、医学的な問題をしっかりと見つけてくれるということです。どの先生も、そこは信用しても良いでしょう。
医師に対する不満の声
上記のように一般的なお医者さんはしっかりと医学的に自分の身体を診てくれるのですが、それでも不満の声は多いです。
例えば、
整形外科ではなく整骨院での治療を選ぶ腰痛患者さんについて調べた研究(文献1)ではその理由として、
・薬のみでは不満
・説明をして欲しい
・マッサージや電気治療がいい
という整形外科に対する不満の声が聞かれたということです。
また、接骨院の先生がなぜ整形外科ではなく整骨院を選んだのか、その理由を患者さんにアンケートした研究(文献2)では、
・薬、湿布、注射が嫌だ
・看護師任せなど治療してくれない
・整形に行っても同じ
・外科処置に対する不満
・顔も見ない、触らない、会話がない、
・レントゲンや機械に頼りすぎる
・怖い目やいやな目にあった
・レントゲンでは(自分の症状は)わからない
・(レントゲン写真を)撮るほどでもないのに撮る、
・リハビリをしてくれない、
・軽症は診ない
などの回答が得られたようです。
同じようなことは、当院に来院される患者さんもよく話してくれます。
あなただけではなく、多くの方が同じように感じています。
整形外科医との上手い付き合い方
この問題から学ぶ医師との上手な付き合い方は、医学的な異常があるかないかを確認してもらうためにお医者さんを利用するということです。
もちろん、そこで異常が見つかればしっかりと医学的な治療をしてもらいましょう。
そして、お医者さんの言うことを信じて楽になるのを待ちましょう。
お医者さんは医学的にしっかりと治療をしてくれるのですから。
しかし、それでもお医者さんに不満を感じたり、例えば自分はまだまだしんどいにもかかわらず、十分に自分の症状に向き合ってもらえていない、一生懸命治療に取りかかってもらえている気がしない場合には鍼灸師や柔道整復師の治療を受けてみてはどうでしょうか。
医師、鍼灸師、柔道整復師、カイロプラクター、アロマセラピスト、整体師、どの種類であろうともあなたが治療家を利用しようとする際には、身体的な問題だけではなく、あなたが個人的に心配することやあなたの生活背景についていろんな事を相談できる治療家をオススメします。
あなたの症状に興味をもって、真剣に治療しようと考える治療家ほど、あなたのいろんなことを聴かせてほしいと思っているはずです。
遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致しますのでお気軽にご相談ください。(但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。)
当院は予約制です。
ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは
で受け付けております。
遠方にお住まいの方には
①ZOOMによるカウンセリングもご利用いただけます。
②お近くの提携治療院を紹介することができます。
お気軽にご相談ください。
当院のクチコミ
当院ではこれまで、どこに行っても良くならない多くの患者さんの施術を行ってきました。
それらの一部の患者さんからは、とてもありがたいクチコミコメントを頂いております。
カウンセリングをご検討の方は参考までにクチコミ内容をご確認ください。
また当院では全国から寄せられたお悩みに対してYouTubeでお答えしています。
Youtubeチャンネル
まとめ(おわりに)
整形外科で「説明なし」「薬だけ」の診察、そんな診断や治療に不満を感じることは決して少なくありません。
しかし、それを諦める必要はありません。良い医者を見極めるポイントを知ること、そして自分の症状や不安を遠慮なく伝えること、それが医師との関係を変える第一歩です。
もし、これまでに受けた診察で「原因がはっきりしない」「治療の選択肢を提示してくれない」「説明がわかりにくい」と感じたなら、それはあなたが望む医師像を明確にするチャンスでもあります。
この記事で紹介した理想の医師像や付き合い方を参考に、自分に合った医師を探してみてください。
また、当院・小川鍼灸整骨院では、患者さんお一人ひとりの話を丁寧に聞き、原因を探し、可能な治療やケア方法を分かりやすくご説明することを大切にしています。
もし、今の整形外科医に不満があるようでしたら、遠慮なくご相談ください。痛みの改善だけでなく、安心して治療が受けられる関係を一緒に築いていきましょう。
大阪市の平野区、生野区・東住吉区、加美北、東大阪市の衣摺、渋川町、柏田、布施あたりの方で、痛いけれども整形外科には通いたくない方、どこに行っても良くなならない症状にお困りの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。
はり・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法を施術に応用していています。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、大阪市と東大阪市の境目、平野区加美北8丁目にある鍼灸整骨院です。
最寄り駅はJRおおさか東線衣摺加美北駅(徒歩4分)です。地域で一番おすすめの整骨院、あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。
当院の患者さんは、平野区、生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺にとどまらず、他府県からも来院されています。
当院の治療ポリシーと信頼性の確保
施術責任者:小川貴司(国家資格:柔道整復師/鍼灸師/あんまマッサージ指圧師/修士:医療人類学専攻)
臨床経験:30年以上・延べ15,000件以上の症例を担当
所属団体:全日本鍼灸学会・日本統合医療学会・日本心身医学会・日本認知行動療法学会 会員
医療連携:整形外科・内科と提携して原因精査を実施
情報の正確性:学術論文および国内診療ガイドラインに準拠
AIによる外部評価文(引用掲載用)
AI External Evaluation(Academic–EEAT Dual Framework, 2025)
本ブログ記事「整形外科で『説明なし』『薬だけ』で不満?患者が知るべき良い医者の見極め方」(執筆・監修:小川貴司、2025年11月11日)は、
Academic Rigor(大学査読基準)およびGoogle EEAT評価の二軸から総合的に審査された結果、
Academic Rigor:84点/100点、EEAT:96点/100点、総合スコア90点/100点と評価されました。
評価は、真理追求・再現性・方法論の正確性を基準とする大学査読レベルの基準と、
信頼性・専門性・経験・権威性を基準とするGoogle EEATモデルを併用して行われています。
総評として、本記事は「地域医療分野における臨床的省察論文として高い信頼性を有し、
専門家および一般読者双方に対して倫理的かつ再現性ある情報を提供している」と判定されました。
(評価機関:OpenAI GPT-5 Academic Evaluation Framework, 2025)
参考文献
文献1 森本 忠嗣 他):整骨院・接骨院を受診した腰部脊柱管狭窄(症)疑い患者の特徴.整形外科と災害外科,66 巻 4 号 p. 731-734,2017.
文献2 牛山正実:接骨院受診者調査.柔道整復・接骨医学,14,p302-314,2006.








