はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。
今回は、夜間に激痛で肩の痛みで目が覚めたり朝起きたときに前日までなかった強い肩の痛みを感じるなど、
そのような痛みでお困りの方に向けて解説します。
もしかするとその痛みは石灰沈着性腱板炎かもしれません。
肩の腱板という部分に石灰が沈着したときの痛みは他の原因の痛みよりも強い痛みで突然に現れるのが特徴です。
内容は以下の通りです。
・腱板とは
・石灰沈着性腱炎とは
・症状
・整形外科での治療
・当院での施術
・おわりに
・参考文献
当院は予約制です。
ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは
で受け付けております。
遠方にお住まいの方には
①ZOOMによるカウンセリングもご利用いただけます。
②お近くの提携治療院を紹介することができます。
お気軽にご相談ください。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、平野区と生野区の境目、南巽・加美北地区、南巽駅近くにある鍼灸・整骨院です。地域で一番おすすめの整骨院、あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。
腱板とは
腱板は肩甲骨と上腕骨をつなぐ4つの筋肉(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)の腱の総称です。
肩甲骨と上腕骨からなる肩関節は広い可動域を持ちますがその為に不安定です。
腱板はその不安定性を補い、肩関節を補強しています。 この部分に石灰が沈着すると石灰沈着性腱板炎になるのです。
石灰沈着性腱板炎とは
肩の痛みを引き起こす石灰沈着性腱板炎は40代・50代の女性に多くみられ、
肩腱板内に沈着した石灰物質である”リン酸カルシウム結晶”によっておこる炎症からの痛みです。
急性型の石灰物質は液状で吸引することができますが、時間とともに、硬く変化していきます。
石灰が溜まり、膨らんでくると痛みが増し、腱板から外に出た時に激痛となります。
似たような症状で五十肩の初期にも見られます。
好発年齢も同じで、夜間痛を起こすことも同じ疾患です。
しかし、石灰沈着性腱板炎では五十肩と比較して激痛であることが多くなります。
また、レントゲン検査も両者の鑑別(見分けること)において有効です。
症状
そんな石灰沈着性腱板炎は程度によって3種類の型に分けることができます。
急性型:激しい肩の痛みで肩を動かせなくなりますが、発症後1~4週で軽快します。
亜急性型:急性型よりも軽い肩の痛みが1~6ヵ月続きます。
慢性型:可動域制限がありませんが、運動したさいに肩の痛みが6ヵ月以上続きます。
整形外科での治療
急性型で痛みの強い時はステロイド剤の注射がとてもよく効きます。整形外科ではこのステロイド注射がメインの治療です。そしてほとんどの人はこの注射でよくなっていきます。
しかし、一部の患者さんはその後ダラダラと痛みが継続します。
このような痛みに対して整形外科では「あとは薬で治しましょう」と、シップや鎮痛剤が処方されます。
リハビリが充実した整形外科では、理学療法士が可動域訓練を行ってくれます。
しかし、当院での治療を希望する患者さんの多くは、「整形外科クリニックでは十分にリハビリを行ってもらえないと」と話します。
多くの患者さんがそのように話す理由として、整形外科が忙しすぎて、リハビリが流れ作業的になっているかではないかと私は想像しています。
こちらのブログもご参照ください。
しっかりとリハビリが行われないと、筋肉は硬くなり、肩関節の可動域や筋力が低下してしまいますので注意が必要です。
当院での施術
石灰沈着性腱板炎の治療では、薬物療法が第一選択となります。ですので、整形外科をまだ受診されていない患者さんにはまず、整形外科医を紹介します。
痛みが強い急性期は炎症止めの注射が非常に効果的だからです。
それでも痛みがダラダラと続くことがあります。
当院では、そのような、ダラダラと続く下に示した痛み対して施術を行います。
・慢性的な痛み(鈍痛)
・ある肩の角度だけにみられる鋭い痛み
・関節の拘縮、
・筋肉の痛み
これらに対して筋膜リリースや鍼施術、関節可動域訓練を行います。これらの施術の結果痛みが軽減していきます。
遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致しますのでお気軽にご相談ください。(但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。)
当院は予約制です。
ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは
で受け付けております。
遠方にお住まいの方には
①ZOOMによるカウンセリングもご利用いただけます。
②お近くの提携治療院を紹介することができます。
お気軽にご相談ください。
当院のクチコミ
当院ではこれまで、どこに行っても良くならない多くの患者さんの施術を行ってきました。
それらの一部の患者さんからは、とてもありがたいクチコミコメントを頂いております。
カウンセリングをご検討の方は参考までにクチコミ内容をご確認ください。
おわりに
大阪市の平野区、生野区・南巽界隈で、 にお困りの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。
はり・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法を施術に応用していています。
当院は大阪市の平野区と生野区の境目にある加美北地区、地下鉄(大阪メトロ)千日前線南巽駅1番出口から徒歩1分のところにある整骨院です。北巽駅ではなく南巽駅ですのでどうぞお間違えなくご来院ください。
当院の患者さんは、平野区、生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺にとどまらず、他府県からも来院されています。
参考文献
浜田純一郎:石灰性腱炎(石灰沈着性関節周囲炎).偽痛風.最新整形外科大系,第13巻.10章変性疾患,349-353.中山書店,1999.