はじめに
小川鍼灸整骨院のブログです。
肩こりや腰痛を感じた時に、「運動不足が原因かな?」と感じる方は多いようです。ところで、実際に運動をすることで肩こりや腰痛は軽減するのでしょうか?
今回は、肩こり・腰痛に対する運動の効果に関する論文を解説します。
ブログの内容は
・論文の内容
肩こり・腰痛の原因
運動の効果とそのしくみ
・当院の見解
・おわりに
・参考文献
です。
また当院では、
メールで
無料相談を受け付けています。
肩こり・腰痛・運動不足でお困りの方は気軽にご相談ください。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、平野区と生野区の境目、南巽・加美北地区、南巽駅近くにある鍼灸・整骨院です。地域で一番おすすめの整骨院、日本で一番身近な整骨院を目指しています。
論文の内容
肩こり・腰痛の原因
肩こりと腰痛は頚椎(頚の骨)や腰椎(腰の骨)の老化を基盤として、椎間板や椎間関節に分布している神経が刺激されて痛みが出ていると考えられています。
また、この論文ではそれに加えて、患者さんの個人的な要因が関連して痛みが出てくると説明されています。
その1つは、症状に対して極端に「悪くなる」という不安や心配が腰痛や肩こりなどの症状を重症化させるという、恐怖回避思考や破局的思考があります。
また、肩こりに対しては「頚椎や肩の機能障害が基盤としてあり、それに伴ってそれらの支持組織である僧帽筋に負担がかかって(筋肉の)硬度が増している状態であり、仕事のストレスが関連している」というのです。
筆者のグループの研究は上記のことを研究結果として導きました。
肩こり・腰痛に対する運動の効果
このような腰痛・肩こりに対しては、ウォーキングのような全身運動を毎日15~20分程度行なうと痛みが小さくなるそうです。
この種の運動は、EIH (exercise-induced hypoalgesia;痛覚麻痺を引き起こす運動)とよばれ、カンナビノイドというマリファナと類似した作用を示す物質が体内で働いて痛みを小さくすると解説されています。
当院の見解
当院にも、いくつかの医療機関を受診してそれでもよくならない患者さんがよく来院されます。その様な方は、ご自分の「恐怖回避思考」や「破局的思考」に気づいていない方が多いです。

痛みを持つ人はその痛みに悩み、その痛みは何らかの形で仕事や人間関係に影響します。これらがループとなって症状を悪化させていることがあるのです。恐怖回避思考や破局的思考はこのループの中に埋め込まれていることがあります。
医療機関や治療院では、「恐怖回避思考」や「破局的思考」は身体の問題ではないということから、これらを取り上げることはあまりないか、あっても「大丈夫、心配ありませんよ」とやさしく話してくれるだけです。
これらの心理的な状態には気付かないか、気付いたとしても積極的に関わってくれることはないでしょう。
上記のことから、どこに行っても良くならない患者さんに対して当院では、
身体的な症状に対して鍼灸施術・筋膜リリース・整体施術を行ないながらも、患者さんの症状に対する主観としての「恐怖回避思考」や「破局的思考」に患者さんと共に向き合い、これらの思考をポジティブに消化できるようにかかわります。
このような関わりを私たちは「認知行動療法的なかかわり」とよんでいます。
また「恐怖回避思考」や「破局的思考」と関係する痛みは、運動を行なう事で鎮痛のメカニズムが働くことや、運動しても痛みが大きくならないことを学習できることから、痛みそれ自体や痛みに対する恐怖心が小さくなっていきます。
そこで当院では、運動を行うことで症状の改善が見込まれる患者さんや、運動したいけど具体的な方法がわからないという患者さんのために、「マインドフルネスぐるぐる体操」という体操を指導しています。
マインドフルネスぐるぐる体操は当院オリジナルの体操です。
①筋力を鍛え
②バランス感覚を鍛え
③セルフ整体効果
④心と身体のつながりを意識できる効果があります。
リモートでも参加できますので興味のある方はお問い合わせください。
マインドフルネスぐるぐる体操の詳細はこちらをご覧ください
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遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。
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おわりに
大阪市の平野区、生野区・南巽界隈でどこに行ってもよくならなかった肩こりや腰痛でお悩みの方は是非とも当院にご相談下さい。鍼灸・筋膜リリース・整体・認知行動療法的なかかわりを用いてみなさまの痛みを施術します。
当院は大阪市の平野区と生野区の境目、南巽・加美北地区、地下鉄千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにあります。
当院へは平野区、生野区以外にも、東住吉区や東成区、八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などからも患者さんが来院されています。
参考文献
矢吹省二:運動器疼痛の治療法としての運動療法.日本顎関節学会雑誌,第30巻第3号,pp243-248,2018.