はじめに
(2025年10月25日更新 執筆:小川貴司)
小川鍼灸整骨院のブログをご覧いただきありがとうございます。
当院は、大阪市平野区加美北にある開業30年以上の鍼灸整骨院で、整形外科・リハビリ科と連携しながら、「どこへ行っても改善しなかった痛み」 に対して多角的にアプローチしています。
今回は「腰椎すべり症(腰椎が前方へずれてしまうことによる腰痛)」と整形外科で診断された方の改善事例をご紹介します。
このケースでは、「整形外科で診断されたにもかかわらず、手術や固定療法に踏み切らず、整骨院での施術を通じて症状が改善に向かった」という点が大きな特徴です。
腰痛に悩み、
「手術しなくてはいけないの?」、
「保存的療法でまず良くしたい」
とお考えの方にとって、参考になる流れと内容になっております。
内容は以下の通りです。
・患者さんについて
・施術と結果
・なぜよくなったのか
・まとめ(おわりに)
・参考文献
当院は予約制です。
ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは
で受け付けております。
遠方にお住まいの方には
①ZOOMによるカウンセリングもご利用いただけます。
②お近くの提携治療院を紹介することができます。
お気軽にご相談ください。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、大阪市と東大阪市の境目、平野区加美北8丁目にある鍼灸整骨院です。
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最寄り駅はJRおおさか東線衣摺加美北駅(徒歩4分)です。地域で一番おすすめの整骨院、あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。
患者さんについて
Yさんは80歳の女性で一人暮らしをしています。
若い頃から八百屋で働いており、常に重労働を行なってきたとのことです。
今回の腰痛は半年前から。1ヵ月前に買い物に出かけて長歩きをしてから特に痛くなったそうです。
それから痛みは小さくなったけど痛みはなくならないとのこと。
腰の一点に痛みがあるのが気になって、自分ではこの痛みのためにレントゲンを撮る必要があると考えていらっしゃいました。
初診時の理学的所見としては、手にヘバーデン結節、膝は変形性関節症という関節の変形がみられました。このことは全身の関節の変性(老化)が進んでいることをあらわします(文献1)。
しかしどの関節にも安静時の痛みや変形性関節症によくみられる動作開始時の痛み、運動時の痛みはありませんでした。
腰痛に関しては太ももやふくらはぎにまで至るしびれもありませんでした。
気になったのは腰椎の前方向への湾曲が強く、触ってみると腰骨が前に落ち込んでいることと、太ももの裏側が非常に硬いということでした。
若い頃から重労働に携わっておられていたため、手のへバーデン結節や膝の変形性関節症と同じく腰椎の変性(変形)の一種である腰椎辷り症があり、それによって太ももの筋肉が緊張しているのではないかと考えられました。
その一方でYさんご自身は発することばも非常にしっかりしたものであり、なんだか、自信満々で非常に健康なご様子でした。
そのようなYさんですが、Yさんにはこの腰痛を楽観視できない理由がありました。
それは、一点だけ押えて感じる痛みの理由が分らないために、もっとひどくなっていくのではないか?という不安でした。
これらのことから私はYさんに対して、全身の関節可動域を広げるように筋膜リリースと整体を行い、腰痛の原因を理解してもらって不安を払拭できたらYさんの腰痛は問題なくなると考えました。
さらに腰椎辷り症も気になりましたので、タイミングを見計らって提携医療機関でレントゲン検査を行なう事を話しました。
施術と結果
筋膜リリース+整体+認知行動療法的なかかわり
施術は週に2回を4週間、合計8回行ないました。
施術メニューはこちら↓↓↓
痛みは3回目の治療で10から0になり、その後痛みがでたものの、2までであり、最終回である8回目には0となりました。
4回目で施術の終了を検討したのですが、施術を継続したいというYさんのご意志に従って、8回まで施術を行ない、その後は月に1回の施術を受けておられます。
なぜよくなったのか
ポイントは
①腰の可動域股関節の可動域が広がった
②すべり症への不安がなくなった
の2つです。
まず1つ目についてですが、実際に存在するYさんの腰痛を軽減させるために、筋膜リリースと整体を行ないました。
その結果、施術前には非常に硬かった太ももの裏の筋膜の癒着が筋膜リリースによってはがれて股関節屈曲の可動域が広がり、
そして整体によって脊柱の回旋可動域が広がりました。股関節と腰椎が動くことでなぜ腰痛が楽になるのでしょうか?
仮説の域を脱しませんが、股関節が動くことによって、腰椎にかかる負担が小さくなることが考えられます。
そして、腰椎全体が動くようになるということは、すべり症である4番目と5番目の間の椎間板や椎間関節の負担を小さくると考えられるからです。
このことが痛みの軽減につながったと考えます。
2つ目は、Yさんが一点だけ押えて感じる痛みの原因が明確に理解できて、不安が小さくなったことです。
提携先の医師にレントゲン検査を依頼した結果、すべり症の診断を受けてレントゲンでもそれを確認することができました。
しかしYさんは、痛みのせいで生活が妨げられているご様子もありませんし、下肢のしびれもないということですのでYさんの腰痛は、すべりはあるものの客観的には軽症の腰痛と考えられます。
このことをYさんがしっかりと理解できたことも改善につながった理由かもしれません。
私はYさんが抱く不安を小さくするために、施術を通して次のようなことをお話ししました。
・レントゲン検査の結果は、腰椎の変性はそれほど強くないものの、やはり腰椎の前方辷り、いわゆる腰椎辷り症があること。
・腰椎辷り症の自然経過は比較的良好(文献2)であり、また画像の所見と臨床症状は一致しない、つまりレントゲン検査でたくさん前にずれていても症状を感じない人もいること。
下肢へのしびれや痛み、脱力などがみられると脊柱管狭窄症に移行する事もあるようですが、今回のYさんにかんしては下肢症状もなく良好であること。
これらの説明を、Yさんの不安が上手く軽減するタイミングで行ったのです。
上記のように2つのポイントが功を奏してYさんの腰痛は改善したと考えられます。
このように不安を軽減させる目的で行なう会話を当院では認知行動療法的なかかわりと呼んでいます。
認知行動療法的なかかわりを施術の下地に置くことで、治療効果が高まる多くの事例を当院は経験していますし、認知行動療法が腰痛治療に有効なことは科学論文でも認められています(文献3)。
遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致しますのでお気軽にご相談ください。(但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。)
当院は予約制です。
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当院のクチコミ
当院ではこれまで、どこに行っても良くならない多くの患者さんの施術を行ってきました。
それらの一部の患者さんからは、とてもありがたいクチコミコメントを頂いております。
カウンセリングをご検討の方は参考までにクチコミ内容をご確認ください。
また当院では全国から寄せられたお悩みに対してYouTubeでお答えしています。
Youtubeチャンネル
まとめ(おわりに)
本事例を通じて、整形外科で「腰椎すべり症」と診断されたにもかかわらず、整骨院での施術によって腰痛が改善した背景には、次のようなポイントがありました。
まず、股関節・腰椎まわりの可動域を向上させ、筋膜リリース・整体・認知行動療法的な関わりを組み合わせたこと。
次に、画像所見(レントゲンでのすべり確認)だけではなく「実際の症状・動き・不安」を丁寧に捉え、患者様自身が納得して改善に向かえたことです。
たとえ整形外科で「腰椎すべり症」と診断されたとしても、状態によってはしっかりと改善の見込みがあります。当院では、整形外科との連携も行いながら、施術を行っております。
もし「レントゲンに“ずれ”があると言われたが、何とか自分の生活を維持したい」とお考えでしたら、ぜひ一度ご相談ください。
大阪市の平野区、生野区・東住吉区、加美北、東大阪市の衣摺、渋川町、柏田、布施あたりの方で、腰椎すべり症の症状とその治療方法にお困りの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。
はり・筋膜リリース・整体と同時に認知行動療法を施術に応用しています。
小川鍼灸整骨院は大阪市の南東、大阪市と東大阪市の境目、平野区加美北8丁目にある鍼灸整骨院です。
最寄り駅はJRおおさか東線衣摺加美北駅(徒歩4分)です。地域で一番おすすめの整骨院、あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。
当院の患者さんは、平野区、生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺にとどまらず、他府県からも来院されています。
*ブログ内に記された治療幸効果には個人差がありますのでご注意ください。また、当院の記述は医師の診断を代替するものではありません。
当院の治療ポリシーと信頼性の確保
施術責任者:小川貴司(国家資格:柔道整復師/鍼灸師/あんまマッサージ指圧師/修士:医療人類学専攻)
臨床経験:30年以上・延べ15,000件以上の症例を担当
所属団体:全日本鍼灸学会・日本統合医療学会・日本心身医学会 会員
医療連携:整形外科・内科と提携して原因精査を実施
情報の正確性:学術論文および国内診療ガイドラインに準拠
ブログの内容につきましては、お話しの基本的な構造が変わらない程度に性別や年齢、職業、具体的な社会的背景などを個人が特定できないように加工しています。
参考文献
文献1 T D Cooke:Clinical Trial Osteoarthritis Cartilage ,Clin Rheum Dis. Aug;11(2):203-38,1985.DOI: 10.1016/j.joca.2005.11.016
文献2 三上靖夫 他):腰椎変性疾患の自然経過とリハビリテーション治療.京府医大誌,127(5),273~283,2018.
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC3237294/










