軽いヘルニアの意味について【治し方 大阪 平野区 生野区 南巽 腰痛 小川鍼灸整骨院】

軽いヘルニアの魔法

医師から「軽いヘルニアですね」と言われてから「自分はヘルニア持ちだ」と自覚されている人は多いと思います。でも、腰痛のない人の3割はヘルニアがあるという研究結果もあります。このことはどういうことでしょうか?

 

はじめに

 

小川鍼灸整骨院のブログです。

 

腰痛でお悩みの患者さんの中には、

 

整形外科の先生から「軽いヘルニアがありますね」と言われた人がいます。

 

私は、患者さんからこの話を聞いたときにいつもなんとも言えない気持ちになります。

 

なぜならヘルニアと言う言葉は、患者さんに「重症だ」と思い込ませてしまうからです。

 

ヘルニアがあっても痛みを感じない人はたくさんいるで、ヘルニアが必ず痛みの原因になるかどうかわからないことは医学的にもわかっています。

 

それなのに、医師という立場の人がヘルニアと言ってしまうと患者さんは自分の腰に爆弾を抱えたような気分になる人がいるのです。

 

全くそんなことないにもかかわらず、患者さんがそう思ってしまうには、あたかも医師の魔法(呪術)にかかっているようにみえます。

 

あなたの腰痛はいかがでしょうか?

 

もしあなたが、「軽いヘルニア」と言われて悩んでいるのであれば、是非ともこのブログを参考にしてください。

 

内容は以下の通りです。

・ヘルニアが痛みの原因かどうかはわからない

・医師が「軽いヘルニア」と言う時

・医師の言葉は魔法?

・医師が悪いわけではない

・当院の施術(治し方)

・おわりに

・参考文献

 

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小川鍼灸整骨院大阪市の南東、平野区生野区の境目、南巽・加美北地区、南巽駅近くにある鍼灸整骨院です。地域で一番おすすめの整骨院、日本で一番身近な整骨院を目指しています。

 

ヘルニアが痛みの原因かどうかはわからない

 

下の表をご覧ください。腰痛がない人を対象としたMRI検査の研究の結果によると、概ね、30%程度の人にはヘルニアが確認されています。

 

繰り返しになりますが、この人達は腰痛がない人達です。よって、かならずしもヘルニアが痛みの原因になるということはありません。

 

 

ましてや、仮にヘルニアが出たとしても自分の免疫細胞がヘルニアを食べて自然になくなりますので、ご安心ください。かならずヘルニアは楽になります。

 

こちらのブログも参考にしてください。

 

ヘルニアは自然になくなるの?【平野区 生野区 南巽 腰痛 小川鍼灸整骨院】

 

医師が「軽いヘルニア」と言う時

 

医師は患者さんに何らかの腰痛の原因をあてがおうとするのだと思われます。そこで、「軽いヘルニアがありますね」と言葉にするのでしょう。

 

それではなぜ、医師は「軽いヘルニアがあります」と言うのでしょうか?

 

ここからは私の解釈となりますがお伝えしましょう。

 

実は、腰痛については画像で原因を説明できるものはほとんどありません。

 

多くの医師はそのことをわかって画像検査を行っています。それでも検査を行うのは、万が一癌などの転移やその他の骨の異常があればそれを見逃すわけにはいかないからです。

 

しかし患者さんは、

 

「画像を撮れば自分の腰痛の原因が目に見えるようにわかる」

 

と思っています。このように、医師と患者さんとの間には画像検査の意味に食い違いがあるのです。

 

そしてこのような食い違いのある場面で医師は、画像検査について何らかの説明する必要があります。

 

その時に

 

「あなたの腰痛の原因となりそうなものはなにも見つかりませんね」

 

というと、

 

患者さんは

 

「え?じゃあ何が原因なの?」

 

と更に疑問が深まり、その疑問は患者さんの腰痛に悪影響を与えることになります。

 

多くの医師はこのことを経験知として理解していて、何らかの腰痛の原因をあてがおうとするのだと思われます。

 

そこで、「軽いヘルニアがありますね」と言葉にするのでしょう。

 

実際に自分の腰痛の原因について説明してもらうことで安心する人もいますが、その裏側で、ヘルニアと言う言葉に恐怖を感じてしまう人も多いようにお見受けします。あなたはいかがでしょう?

 

実際に自分の腰痛の原因について説明してもらうことで安心する人もいますが、その裏側で、ヘルニアと言う言葉に恐怖を感じてしまう人も多いようにお見受けします。あなたはどうでしょう?

 

医師の言葉は魔法?

 

患者にとって医師は、神様に近い存在です。そのような医師の言葉はあたかも魔法のようにも働くことがあります。

 

私達の社会で医師は特別な存在です。医師になるためには学力が優秀でなくてはいけません。人間的にも優秀であることが想像されます。

 

また、医師は人の身体にメスを入れる資格をもっています。

 

複雑な医療機器を使って身体の中を確かめることもできます。

 

薬を処方して、健康問題を解決することもできます。

 

人の身体の仕組みを理解していて、身体の不調に対する問題解決の正解を知っています(一般人はそう思っています)。

 

社会的な地位も高いです。

 

身体の不調で悩んでいる人にとって上記のような医師は、神様に近い存在です。そのような医師の言葉はあたかも魔法のようにも働くことがあります。

 

医師が自分に向けて何かを言えばほとんどの人は受け入れるのではないでしょうか?

 

 

医師が悪いわけではない

 

軽いヘルニアという表現は、「誰にでもあり得るレベルのヘルニア」という意味で医師も利用しているかもしれません。

 

その意味で医師は、患者さんに病気を植え付けようとして魔法の言葉をかけているのではありません。むしろ、「軽い」という言葉を加えて「気にするほどでもない」という意味を込めていると思われます。

 

しかし結果として、一部の人には魔法(黒魔術?)のように働いてしまうことがあります。

 

このことは単純に医師が悪いということではありません。

 

慢性の痛みや腰痛の治療には身体の問題に加えて心理的な反応が必ず加わります。

 

しかし。現代医学は科学性を重視するがあまりに身体の側面に重きを置いてきました。それがために、病む人の心理的な問題、生活上の問題と症状を切り離して考えるようになったのです。

 

そのような医学を学んだ医師は、医学(科学)徹することで自分の役目を全うしょうとします。

 

そのような日本の現代医学のあり方が医師と患者のコミュニケーションの時間を少なくして言葉の上の誤解を招くようになっています。

 

その1例が今回の「軽いヘルニア」なのです。

 

当院の施術(治し方)

 

当院では患者さんの症状をしっかりとお伺いして、患者さんの腰痛を医学的に評価します。

 

そして現在ある痛みを軽減させるために、ストレッチ、筋膜リリース、整体、鍼灸などの施術を患者さんに合わせて行います。

 

実は具体的な治し方は患者さんそれぞれに異なってきますのでここで詳しく述べることはできないのですが、

 

治し方の大前提は、「軽いヘルニア」は大きな問題ではにということを患者さんご自身が認識してできるだけ動くようにする方が良いということです。

そのために当院では、「動くことが怖い」と感じて動けない患者さんに対して、ぐるぐるフルフル体操を行っています。動くとまた痛みが強くなるのではないか?と不安が強い患者さんと一緒に身体を動かして、痛みなく動けることを確認するための体操を同じような症状をもつ他の方々と一緒に行います。

 

当院のぐるぐるフルフル体操について【大阪 平野区 生野区 南巽 関節痛 小川鍼灸整骨院】

 

また当院では、それぞれの患者さんが腰痛に対して気になっていることや不安に感じることを、話し合いを通して一緒に解決するようにしています。

 

そのような施術の方法を当院では、「認知行動療法的なかかわり」と読んでいます。

 

認知行動療法的なかかわりの例【平野区 生野区 南巽 腰痛 小川鍼灸整骨院】

 

遠方で来院できない方は、リモートカウンセリングも行なっています。痛みの経緯や痛みの具合からどのような対処法が必要かについてアドバイス致します。但し、診断行為は行えませんのでご了承下さい。ご希望の方はメールにてご予約ください。

 

問い合わせはこちら

 

当院は予約制です。

ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは

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遠方にお住まいの方には

ZOOMによるカウンセリングもご利用いただけます。

②お近くの提携治療院を紹介することができます。

お気軽にご相談ください。

 

おわりに

 

 

大阪市の平野区生野区南巽界隈で、腰痛やヘルニアにお困りの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。

 

はり筋膜リリース整体と同時に認知行動療法を施術に応用していています。

 

当院は大阪市の平野区生野区の境目にある加美北地区、地下鉄(大阪メトロ)千日前線南巽駅1番出口から徒歩1分のところにある整骨院す。北巽駅ではなく南巽駅ですのでどうぞお間違えなくご来院ください。

 

当院の患者さんは、平野区生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などから来院されています。

 

参考文献

 

RICHARD A. DEYO,M.D., M.P.H.,AND JAMES N. WEINSTEIN,D.O. :LOW BACK PAIN.N Engl J Med, Vol. 344, No. 5 · February 1, 2001,pp363-370.

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小川 貴司(おがわ たかし)

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