頭痛の改善例【大阪 平野区 生野区 南巽 整骨院 筋膜リリース 認知行動療法】

緊張型頭痛のイメージ

検査の時点で触れるだけでも痛かった頭痛が施術直後に軽減していました。考えられる効果の理由は3つです。以下に説明します。

 

はじめに

 

小川鍼灸整骨院のブログです。

 

今回は、予約なしで突然やってきた患者さんの頭痛が、1回の施術ですっきり良くなった事例を紹介します。

 

突然やってくる頭痛でお困りのかたも多いと思います。

 

以下の内容がそのようなみなさまの参考になればうれしいです。

 

ブログの内容は

 

・患者さんについて

・施術と結果

・なぜよくなったのか3つのポイント

 ポイント①について

 ポイント②③について

・おわりに

・参考文献

 

問い合わせはこちら

 

当院は予約制です。

ご予約や症状についてのご相談、お問い合わせは

電話メール

で受け付けております。

 

遠方にお住まいの方には

ZOOMによるカウンセリングもご利用いただけます。

②お近くの提携治療院を紹介することができます

お気軽にご相談ください。

 

小川鍼灸整骨院大阪市の南東、平野区生野区の境目、南巽・加美北地区、南巽駅近くにある鍼灸整骨院です。地域で一番おすすめの整骨院、あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。

 

 

患者さんについて

 

74歳女性Kさんです。いつもは圧迫骨折による変形性脊椎症で通院されている患者さんですが、予約なしで突然来院されました。

 

「昨日から頭痛があって。明日はお休みでしょ、今日なんとか診てもらわんとあかんと思って来ました。先生なんとかしてください」

 

と顔を歪めて私に痛み訴えました。頭痛の場合は急を要することがありますので注意して診させて頂きました。

 

Kさんの頭痛の部位は図に示した通りです。

 

 

まず、脳血管障害に伴う頭痛を考える必要がありますが、血圧は高くありません。

 

目の動きに異常が出ることがありますがそれも正常です。

 

頭痛の場所は頭の中心部分よりも表層の痛みでした。ヘルペスがある場合もありますので、皮膚の状態を観察しようと髪の毛をかき分けると、チリチリと痛みがあるとおっしゃいました。

 

Kさんは以前にも同じような頭痛で脳神経外科を受診されたこともあるとのことです。その時は肩こりが原因の痛みであると言われたそうです。当院では、このチリチリした痛みを、大後頭神経痛と考えて、施術を行なう事としました。

 

施術と結果

 

施術は筋膜リリースです。さらに、認知行動療法的なかかわりとして症状と意識や気分の関連について説明しました。

 

検査の時点で触れるだけでも痛かった痛みが施術直後に軽減していました。

 

施術メニュー

 

なぜよくなったのか

 

ポイントは、以下の3点です。

 

筋膜リリースによって筋肉の緊張が緩み、神経の圧迫がなくなったこと

 

②Kさんが頭痛の原因をしっかりと理解できたこと、

 

③Kさんが、認知行動療法的なかかわりの結果、痛みのないときにも痛みのことを考えすぎて既に痛くなっているような憂鬱な気分になっていることに気づいたこと

 

ポイント①について

Kさんの頭痛は、頭痛の分類で最も多い緊張型頭痛と考えられました。後頭部の知覚神経は筋肉や筋膜を貫いて深部から表層に出てきます。筋肉が緊張してこの部分を貫く神経が圧迫などの刺激を受けた際に、痛みが出てくるのが緊張型頭痛の病態と考えられています。

 

だから、緊張した筋肉を緩めて、神経への刺激を小さくするために筋膜リリースを行ないました。

 

 

ポイント②③について

Kさんは当院に長らく通院されています。ですので私はKさんの性格をある程度知っているつもりです。そこでKさんに以下のようにお話ししました。ちょっと長いですが、話し口調で表現します。

 

「Kさん、Kさんはズキっと頭痛が出たときに一番辛さを感じるのですよね。でも、頭痛はその一瞬だけなんでしょ?

 

ならばKさんの頭痛をこのように解釈できませんかね?

 

Kさんの頭痛は時折やってくるズキっとする痛みなんですけど、その一瞬の辛い頭痛が我慢できない。だから、頭痛頭痛の間にある痛みのない時間も痛みのことばかり考えて辛くなっていると。

 

もし、頭痛のある時間と頭痛のない時間を全く分離できたらどうでしょう?

 

例えば痛い時は辛いけどその一瞬の痛みが消えたら一旦はこの痛みのことを忘れてみてはいかがでしょうか?Kさんのこの頭痛は緊張型頭痛というものでそんなに長くは続きませんよ。

 

だから、痛みのある間、僕が筋膜リリースで筋肉を緩めてできるだけ神経が刺激されないようにしますので、Kさんはできるだか頭痛頭痛の間の時間に痛みのことに意識を向けないようにして欲しいのです。

 

そうすることで痛みのあるこの1週間の痛みをできるだけ小さくすることができますし、1週間という期間が短くなるかもしれません」

 

Kさんの頭痛のイメージ

Kさんは頭痛と頭痛の間も頭痛のことばかり考えていて、頭痛のない時も頭痛に対しして不安になっているために、苦痛度が増していたと考えられます。

 

この説明によってKさんは、自分が頭痛頭痛の間の、痛みのない時間も頭痛のことばかり考えていて憂鬱になっていることに気づきました。

 

そして、上記の話に納得して下さいました。

 

施術の結果Kさんは、1回目の施術の後に頭痛がすっかりなくなったと喜んで下さいました。

 

上記のように小川鍼灸整骨院では、頭痛の患者さんの身体的な問題に対しては筋膜リリース整体、時にははり治療を行ない、さらに心の問題に対しては認知行動療法的なかかわりを通して痛みを小さくするようにしています。

 

問い合わせはこちら

 

当院は予約制です。

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小川鍼灸整骨院大阪市の南東、平野区生野区の境目、南巽・加美北地区、南巽駅近くにある鍼灸整骨院です。地域で一番おすすめの整骨院、あなたにとっていちばん近くの整骨院を目指しています。

 

 おわりに

 

小川鍼灸整骨院

当院は大阪メトロ千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにある整骨院です。

 

大阪市の平野区生野区南巽界隈で頭痛、特に緊張型頭痛でお悩みの方は是非とも小川鍼灸整骨院にご相談下さい。鍼灸・筋膜リリース整体などでみなさまの痛みを施術します。

 

小川鍼灸整骨院は大阪市の平野区生野区の境目にある南巽・加美北地区、地下鉄千日前線南巽駅①出口から徒歩1分のところにあります。北巽は一つ手前の駅です。北巽ではなく南巽で下車してくださいね。

 

参考文献

 

森松 光紀:1.診断基準と診断の実際,日本内科学会雑誌,90 巻 4 号 p. 630-635,2001.

 

本谷 亮:緊張型頭痛に対する認知行動療法.日本心身医学会誌,Vol.58,No. 5,p411-417,2018.

 

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小川 貴司(おがわ たかし)

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