呪術的な治療とその効果(在日韓国老人Aさんの例)【平野区 生野区 南巽 整骨院】

おなか痛人形

 

はじめに

 

小川鍼灸整骨院のブログです。

 

前回から引き続き、私達の治療にみられる呪術的な側面についてお伝えします。

 

今回は私が経験した呪術的な治療の効果についてです。

 

このブログの目的は、お医者さんとは全く異なる代替医療者の治療の奥深い世界をお伝えすることです。

 

内容は以下の通りです。

・Aさんからのお祓いのお願い

・Aさんの背景

・Aさんの精霊信仰

・Aさんとのコミュニケーション

・おわりに

 

また当院では、

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小川鍼灸整骨院大阪市の南東、平野区生野区の境目、南巽・加美北地区、南巽駅近くにある鍼灸整骨院です。地域で一番おすすめの整骨院、日本で一番身近な整骨院を目指しています。

 

Aさんからのお祓いのお願い

 

私は信仰という人間活動に非常に興味がありますが、私自身特定の信仰をもっていません。

 

また、超能力やいわゆる霊感なども全くないと自分では思っています。

 

このような私ですが、あるとき患者さん(以後Aさんとします)から次のようなことを言われました。

 

「先生、私自転車に乗っててあそこの小さな交差点でこけたんやけど、あの場所に何かとりついてるねん、そのせいか手首の痛みがいつまでもなくなれへん。

 

先生お祓いできるやろ、お祓いして!」

 

ブログの短い文章だけではAさんを変人扱いしてしまいそうですが、私はAさんがなぜこのように表現したのかがわかるような気がします。

 

Aさんの背景

 

当時Aさんは85歳ぐらいでした。年齢の割には元気なほうです。しかし、話がかみ合わない時もよくありました。

 

なぜなら私とは生まれ育った環境が全く違ったためです。

 

Aさんは在日韓国人1世。幼い時に両親と一緒に日本へ来ました。当時の日本は大正時代です。

 

まず、今の日本とは全く違います。在日韓国人の1世の方たちは偏見や差別を受けながら日本社会の中で精いっぱい生きました。

 

私の主観ですが、そのような環境の中では特に自己主張をしっかり

しないと生活していけなかったと思われます。

 

 

それに加えて本来自己主張の強い民俗性ときています。これまた、現在の日本人の感覚とは異なっています。

 

特に興味深いのは、Aさんの価値観です。Aさんはすべてのモノには魂が宿っていると考えています。

 

精霊信仰を持っていたのです。日本の大阪周辺で育っているはずのAさんが精霊信仰をもっている理由は何でしょうか?

 

私が考えるには、ご両親の考えや教育を通してAさんにも精霊信仰が宿ったのだと思われます。

 

韓国は儒教の国で先祖や年長者を尊ぶ習慣があります。

 

だから法事などの祭事ごとは伝統としてしっかりと受け継いでいます。自分たちの伝統を守り、それに誇りを持っていくことが当時、日本社会に溶け込むことができない彼らにとっての生き方だったのでしょう。

 

民俗的アイデンティティというものです。

 

Aさんを含む当時の在日韓国人の人たちは偏見や差別の中でアイデンティティを堅持するために儒教的考えを貫き、親の教えに忠実になり、自分たちの世界観を維持してきたのだと思います。

 

私の想像ですよ(笑)。

 

Aさんの精霊信仰

 

そこに来てAさんは精霊信仰に通じるような興味深い経験をたくさんされています。

 

私が効いたお話の一つは次のようなものです。

 

親類が入院していてお見舞いに行ったら、すごくニンニクの臭いが強い看護ヘルパーさんがいたそうです。

 

その人に、なぜそんなに臭いのかとAさんは質問しました。

(聞くところが非常にAさんらしい!(笑))

 

すると、そのヘルパーさんは、

 

「病院は霊がたくさん住みついている。この霊にとりつかれないためにニンニクを常に持ち歩いている」

 

と答えたそうです。

 

Aさんは「なるほど、韓国の法事料理ではニンニクを使わないことがしきたりになっているが、ニンニクを使うと霊が下りてくることができないからか!」

 

と自分の既存の知識を再解釈し、そのヘルパーさんの言葉に強く納得したそうです。

 

それ以来Aさんは財布にニンニクをいつも忍ばせています。

 

その他Aさんは、人生の分岐点(商売を始める、引っ越しをする、子供が結婚するなど)には韓国の占い師(チョムジェインと呼ばれる霊媒占い師)にみてもらうこともよくしたそうです。

 

霊を意識することが日常になっているのですね。

 

Aさんとのコミュニケーション

 

と、上記のような歴史的・社会的・経験的な背景をお持ちのAさんが「先生お祓いして」と発することは普通にあり得ることなのです。

 

また、普通の会話で話が通じないことが多いのは、私たちが大前提としている事柄がAさんの大前提ではく、またAさんが大前提としている事柄が私たちの大前提とは異なるためなのです。

 

私たちのコミュニケーションは暗黙の大前提の上に成立しているのですから・・・・

 

長くなってしまいました。今回は呪術的治療を求めたAさんの紹介で終わってしまいそうですね。

 

このようなAさんに対して私は呪術的な治療を行いました。

 

次のブログに続きます

 

呪術的な治療とその効果(在日韓国老人Aさんの例)② 【平野区 生野区 南巽 整骨院】

 

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おわりに

 

 

大阪市の平野区生野区南巽界隈で、頑固な肩こりや腰痛、どこに行っても良くならない痛み、手術後の痛み、自律神経失調症でお困りの方はどうぞ小川鍼灸整骨院にご相談ください。

 

はり筋膜リリース整体と同時に認知行動療法を施術に応用していています。

 

当院は大阪市の平野区生野区の境目にある加美北地区、地下鉄(大阪メトロ)千日前線南巽駅1番出口から徒歩1分のところにある整骨院す。北巽駅ではなく南巽駅ですのでどうぞお間違えなくご来院ください。

 

当院の患者さんは、平野区生野区、東住吉区、城東区、それに周辺の八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などから来院されています。

 

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小川 貴司(おがわ たかし)

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