腰部脊柱管狭窄症の改善例【平野区 生野区 南巽 整骨院 筋膜リリース】

 

はじめに

 

小川鍼灸整骨院のブログです。今日は腰部脊柱管狭窄症で腰から足のしびれを訴えて来院されました患者さんについて報告させて頂きます。

 

小川鍼灸整骨院は大阪市の南西、平野区生野区の境目、南巽・加美北地区にある鍼灸整骨院です。鍼灸・筋膜リリース整体と同時に認知行動療法の理論を応用して治療に用いています。

 

患者さんについて

 

 

Jさん72歳女性。腰痛はないけれども、両方の足がしびれるということで来院されました。事務員をされており、事務仕事と事務所の掃除をされておられます。

 

仕事場で仕事をしてるとしびれを感じないけれども、家に帰るとしびれを感じるとのことです。

 

腰部脊柱管狭窄症で現在は整形外科に通院中ですが、注射をしても効果が得られないということで来院されました。Jさんは手術をできるだけ避けたいと話していました。

 

初診時の所見では、腰痛はないのですが、背中を反らすと足にしびれが出てくる典型的なタイプの腰部脊柱管狭窄症です。両下肢のしびれだけでなく、熱くなる感じ(灼熱感)もあり、長距離歩行ができないということでした。

 

この症状はひどくなると尿の出が悪くなったり便秘になったりするのですがそれはまだありません。仕事場ではあまりしびれを感じないのに、家に居るとしびれを感じるというのが不思議でした。

 

施術と結果

 

腰部脊柱管狭窄症には特に整体では股関節の可動域を広げて腰椎の過伸展が起こらないようにすることで、歩行距離が伸びるという報告もありますので、そこを期待しました。

 

 

そして、実際に痛みの出る部位としての太ももの裏側やふくらはぎの裏側、足裏に対しては、身体を縦に支える浅後線と呼ばれる筋膜のラインがあります。この部分の緊張が強く感じられたために、この部分の筋膜をはがすように筋膜リリースを行ないました。

 

 

治療の回数は筋膜リリース整体を4週間、週に2回、合計8回行ないました。

 

その結果、Jさんのしびれは、初診時の10から8回目終了時点で7までしか下がりませんでした。しかしJさんは、しびれはあるけれどもなんとか手術をしなくてもやりこなせそうだと話していました。

 

 

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なぜよくなったといえるのか?

 

腰部脊柱管狭窄症による神経症状はなかなか良くなることが難しいと言われています。

 

しかしその一方で腰部脊柱管狭窄症の診療ガイドラインでは、神経症状があっても、中等度までの腰部脊柱管狭窄症であれば1/2から1/3は自然経過が良好であり、急激な悪化はないとされています。今回のJさんの症状は仕事に出かける事もできていたので中等度までと言えるでしょう。

 

今回のJさんの事例では、痛みの評価は10から7までしか(3しか)下がりませんでした。しかし治療後のJさんの満足度は高かったのです。その理由を考える必要があります。

 

Jさんは仕事に出ていると気が紛れるけども、家に居るとなんだか憂鬱であり、家事をすることもおっくうになると話していました。

 

家族関係にも問題を抱えているJさんはどうも仕事に出ている方が、気持ちが楽なようでした。

 

また運動量は、家に居ているよりも仕事場で動く方が多いにもかかわらず、家に居る方がしびれを感じるのはなぜか?

 

という私の問いかけにJさんは、「ほんまや、なんでやろ?」とその事を真剣に考えるようになり、その答えを一緒に考えました。

 

その結果、家にいるとしびれに意識が集中してしまい、そのために感覚が大きくなってくる。感覚が大きくなると意識がしびれに向いてしまう。意識がしびれに向くからしびれの感覚が大きくなるということにたどり着きました。

 

また、Jさんは次のような不満を持っていました。

 

「なぜ自分だけが家事をしないといけないのか?旦那は定年で家でゴロゴロしているだけで掃除や洗濯は全くしない。私は今働いているのに家事までしないといけないなんて、なんだか納得できない!」

 

そして、Jさんには痛みと意識の関係として精神交互作用も説明しました。

 

それを受けてJさんは、治療の期間中に精神交互作用に気づくことができ、意識をできるだけしびれに向けないように努力しました。

 

その結果、

 

「しびれはあるけれどもやりこなせそう」というところまでたどり着くことができました。このことは、私がJさんの治療の最初に目的としたところです。

 

こう書くと、「なーんだ、実際には治らないんだ」とがっかりされる人もいるかもしれません。

 

しかし最も重要なことは実際に脊柱管が広がることよりも、できるだけ手術せずに脊柱管が狭くても痛みなく今まで通り生活出来ることではないでしょうか。

 

腰部脊柱管狭窄症による馬尾神経障害では精神的な生活の質の低下も起こるとされています。

 

しかし今回のJさんの事例では、精神的な部分で症状の軽減を感じることができたのだと考えられます。

 

後日、MRI検査を行なった結果、Jさんの腰部の脊柱管はかなり狭いことがわかりました。膀胱直腸障害がでれば手術になると思われますが、今はまだそれは出ていません。

 

できるだけ手術をしたくないと話すJさんは、膀胱直腸障害がでるまでは当院と主治医のもとで保存療法を継続する予定です。

 

 

なお、腰部脊柱管狭窄症には鍼治療や運動療法が効果的な事もあります。以下のブログをご参照ください↓↓↓

 

脊柱管狭窄症の鍼治療

http://www.korikori.com/blog/%e8%84%8a%e6%9f%b1%e7%ae%a1%e7%8b%ad%e7%aa%84%e7%97%87%e3%81%ae%e3%81%af%e3%82%8a%e6%b2%bb%e7%99%82%e3%80%90%e3%81%af%e3%82%8a%e3%80%80%e6%95%b4%e4%bd%93%e3%80%80%e7%ad%8b%e8%86%9c%e3%83%aa%e3%83%aa/ 脊

 

脊柱管狭窄症の運動療法

http://www.korikori.com/blog/sekityuukannkyousakusyou-unndouryouhou-sutoretti-senakasinayakaseitai-kannketuseihakou/

 

 

当院では上記のような、患者さんとの関わりを「認知行動療法的なかかわり」と位置づけています。

 

「精神交互作用」・「認知行動療法的なかかわり」につきましては以下のブログをご参照ください。

↓↓↓

痛みと意識の関係について(精神交互作用)

http://www.korikori.com/blog/itamitoisiki/

 

認知行動療法的なかかわり

http://www.korikori.com/blog/cbtnorei/

 

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おわりに

 

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大阪市の平野区生野区南巽界隈で腰部脊柱管狭窄症でお悩みの方は是非とも小川鍼灸整骨院にご相談下さい。鍼灸・筋膜リリース整体などでみなさまの痛みを施術します。

 

最寄りの駅は地下鉄千日前線南巽駅です。1番出口からは徒歩1分のところです。

 

最近は北巽と間違えて下車される方もいらっしゃいますが、北巽ではなく南巽です。北巽から南巽までは徒歩で15分ぐらい歩きますよ。だから間違えないでくださいね。小川鍼灸整骨院ははみなさまに一番近く、地域でおすすめの整骨院を目指しています。

 

当院へは平野区生野区以外にも、東住吉区や東成区、八尾市、東大阪市渋川町、寿町、衣摺などからも腰部脊柱管狭窄症の患者さんが来院されています。

 

参考文献

 

林典雄,吉田徹 他):馬尾性間欠跛行に対する運動療法の効果.日本腰痛会誌,13(1) : 165 - 170, 2007.

 

稲毛 一秀,大鳥 精司,他):腰部脊柱管狭窄症診療ガイドライン2011.日本内科学会雑誌 105 巻 10 号 2007.

 

松平 浩,岸本 淳司,他):腰部脊柱管狭窄症の実態─症状と抑うつおよび健康関連QOLの関係─.日本腰痛会誌,13(1): 192 - 196, 2007.

 

井上基浩他):腰部脊柱管狭窄症による 間欠跛行に対する陰部神経鍼通電刺激の試み.全日本鍼灸学会雑誌,50 巻 2 号 p. 175-183,2000.

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小川 貴司(おがわ たかし)

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